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【2024年】建築施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

公開日:2023年11月24日 更新日:2024年2月22日

【2024年】建築施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介


建築施工管理技士コラム04

建築施工管理技士試験(建築施工管理技術検定)は、申込みの際に注意すべきポイントがある試験です。

例えば、申込み期間は長くありません。

スムーズに資格を取るためには、重要なポイントを押さえることが重要です。

この記事では建築施工管理技士試験の申込み方法を詳しく解説し、スムーズな申込みをサポートします。

また試験日や合格発表など、試験スケジュールについても紹介します。


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目次

▶建築施工管理技士の試験申し込みから合格発表までの流れ

 ▶第一次検定のみ受験する場合

 ▶第二次検定のみ受験する場合

 ▶第一次検定と第二次検定を両方受験する場合

▶建築施工管理技士の試験スケジュール(2023年度)

 ▶1級のスケジュール

 ▶2級前期試験のスケジュール

 ▶2級後期試験のスケジュール

▶出願する前に準備しておきたい項目

 ▶願書の入手

 ▶過去の実務経験を、所属した会社ごとにまとめておく

 ▶証明写真

 ▶受検料

 ▶住民票

 ▶学歴や履修科目、資格を証明する書類

 ▶再受検の場合に必要な書類

 ▶2級から1級へステップアップする場合に必要な書類

▶申込みの流れ

 ▶実務経験証明書を記入し、会社の証明をもらう

 ▶受検申請書に必要事項を記入する

 ▶受検料を支払う

 ▶申込書一式を簡易書留で発送する

 ▶インターネット申込みの場合

▶建築施工管理技士試験申込みに関する注意点

 ▶誤字・脱字をしない

 ▶なるべく早く願書を入手して申込む

 ▶実務経験が所定の年数以上あるかチェックする

 ▶実務経験期間の二重計上に要注意

 ▶2級の場合はスキルや実務経験に合った種別を選ぶ

▶早めに動き余裕をもって申込むことは、資格取得への近道


最終更新日:


施工管理技術検定の受検資格改定

建築施工管理技士の試験申し込みから合格発表までの流れ

建築施工管理技士の試験は、どのように進められるのでしょうか。

申込みから合格発表までの流れを確認していきましょう。

第一次検定のみ受験する場合

第一次検定のみ受験する場合は、以下の流れとなります。

  1. 必要書類を準備する
  2. 願書を購入する
  3. 1級を新規で受験する場合は実務経験証明書を記入し、会社の証明を受ける
  4. 受検申請書を記入する
  5. 書面申込の場合は指定の払込用紙に記入し、ゆうちょ銀行や郵便局で払い込む
  6. 出願書類を発送する
  7. 受検票を受け取る
  8. 試験を受験する
  9. 合否の通知を受け取る

1級を新規で受験する場合は2級の第二次検定合格者を除き、ご自身の記入だけですべての書類を揃えることはできません。

会社の証明には日数を要する可能性もあります。

早めに願書を取り寄せ、手続きを進めましょう。

第二次検定のみ受験する場合

第二次検定のみ受験する場合は、以下の流れとなります。

  1. 必要書類を準備する
  2. 願書を購入する
  3. 新規で受験する場合は実務経験証明書を記入し、会社の証明を受ける
  4. 受検申請書を記入する
  5. 書面申込の場合は指定の払込用紙に記入し、ゆうちょ銀行や郵便局で払い込む
  6. 出願書類を発送する
  7. 受検票を受け取る
  8. 試験を受験する
  9. 合否の通知を受け取る

第一次検定と異なり、2級の場合も実務経験証明書の記入が求められることに注意してください。

第一次検定と第二次検定を両方受験する場合

1級の受検者で第一次検定と第二次検定を両方受験する場合、「第一次検定のみ受験する場合」の流れで合否の通知まで進みます。

合格者は再度申込み手続きをする必要はありません。

代わりに第二次検定の受検料を払込み、「第二次検定のみ受験する場合」の7番以降の流れで進みます。

一方で2級の場合、受験の流れは「第二次検定のみ受験する場合」とほぼ同じです。

但し試験当日は第一次検定と第二次検定を両方受験するため、丸一日試験会場にいる必要があります。

建築施工管理技士の試験スケジュール(2024年度)

受験の流れを説明したところで、具体的な試験スケジュールはどのようになっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

試験スケジュールは、1級、2級の前期、2級の後期に分かれています。

それぞれのスケジュールがどのようになっているか、確認していきましょう。

1級のスケジュール

2024年度に実施される1級のスケジュールは、以下のとおりです。

項目 期日 備考
願書の販売 2024年2月22日~ インターネットと窓口で販売
申込期間 2024年2月22日~3月8日 当日消印有効。第二次検定のみ出願する場合も、この期間内に申込む必要がある。第一次検定のみ受検の申込は原則としてインターネット申込のみ。また、第一次検定のみ受検者(再受検申請は除く)は、4月5日(金)まで可能。
第一次検定受検票発送 2024年7月1日
第一次検定試験日 2024年7月21日 9時45分までに入室。16時15分に終了
第一次検定合格発表 2024年8月23日
第二次検定受検料の払込み 2024年8月23日~9月6日 第一次検定・第二次検定を両方出願した方で、第一次検定に合格した方が対象
第二次検定受検票発送 2024年9月30日
第二次検定試験日 2024年10月20日 12時30分までに入室。16時に終了
第二次検定合格発表 2025年1月10日

申込みから合格発表までは、1年かかります。

試験日のかなり前に申込みが終了することに注意してください。

また第二次検定の試験日から合格発表までは、3カ月弱ほどかかります。

2級前期試験のスケジュール

2級前期試験は、第一次検定のみとなっています。

2024年度のスケジュールを、以下の表にまとめました。

項目 期日 備考
願書の販売 2024年2月9日~ インターネットのみ。
申込期間 2024年2月9日~3月8日 インターネット申込のみ
第一次検定受検票発送 2024年5月20日
第一次検定試験日 2024年6月9日 9時45分までに入室。12時45分に終了
第一次検定合格発表 2024年7月10日

出願から合格発表までは、半年ほどかかります。

出願は、試験日の4カ月ほど前に済ませる必要があることに注意してください。

2級後期試験のスケジュール

2級後期試験は第一次検定のみ、第二次検定のみ、第一次検定・第二次検定の両方を受験という3パターンがあります。

いずれも、スケジュールはほぼ同じです。

以下の表で確認していきましょう。

項目 期日 備考
願書の販売 2024年6月26日~ インターネットと窓口で販売
申込期間 2024年7月10日~7月24日 当日消印有効。インターネット申込の場合は6月26日から受付
試験日 2024年11月24日 第一次検定は午前、第二次検定は午後に実施
第一次検定合格発表 2025年1月10日
第二次検定合格発表 2025年2月7日

1級と異なり、第一次検定と第二次検定を両方受験する場合も1日で済みます。

合格発表のタイミングは、第一次検定と第二次検定で異なることに注意が必要です。

出願する前に準備しておきたい項目

出願する前に準備しておきたい項目は、多岐にわたります。

それぞれ何をどのように準備すべきか、詳しく確認していきましょう。

願書の入手

以下のいずれかに当てはまる方は、事前に申込用紙を購入する必要があります。

  • 新規受験者(2級に合格し、1級を初めて受験する方も含む)
  • 2級の第一次検定のみ出願する方
  • 2003年(平成15年)以降、一度も新規で受験申込みを行わなかった方

願書は1部につき1000円です。

以下の方法で購入可能です。

  • 建設業振興基金のインターネット販売を利用する
  • 願書販売箇所で直接購入、または郵送してもらう

願書の販売箇所については、建設業振興基金の公式サイトでご確認ください。

過去の実務経験を、所属した会社ごとにまとめておく

建築施工管理技士試験は、出願する際に所定の実務経験が必要です。

以下の項目を整理しておきましょう。

  • 会社名、所在地、所属部署
  • 主に携わった工事の種別や工事内容、従事した立場
  • 実務経験の年数や期間

勤務先1つにつき1行にまとめる必要はありません。

部署や従事した立場が変わった場合は、行を分けて記載しましょう。

加えて1級に出願する場合は、1年以上の指導監督的実務経験も必要です。

以下の項目も確認しておきましょう。

  • 工事名、工事種別、工事内容、工期
  • 発注者名
  • 工事現場におけるご自身の地位職名、業務内容、経験年数

なお2級の第一次検定のみ出願する方は、実務経験なしで受験できます。

また2級の第二次検定合格者で1級の第一次検定のみ出願する方は、実務経験の申告が不要です。

再受検者も改めて実務経験を申告し直す必要はないため、上記の作業は必要ありません。

証明写真

証明写真は、すべての受検者が出願時に提出する必要があります。

写真館などに出向き、以下の要件に合う写真を撮影してもらってください。

ご自身で撮影した写真は使用できません。

  • 縦4.5cm、横3.5cm(パスポートサイズ)、顔の寸法は3.2cm~3.6cmであること
  • 6カ月以内に撮影した、フチなしのカラー写真であること(白黒写真は不可)
  • 無背景で脱帽、アクセサリーなどを外した状態で撮影したもの

眼鏡を着用している方は、眼鏡で光が反射していないか注意してください。

撮影した日は受検申請書に記入する必要がありますので、必ず記録しておきましょう。

受検料

建築施工管理技士試験は出願書類を発送する前に、受検料を払い込む必要があります。

事前に10,800円を用意しておきましょう。

但し2級の第一次検定のみ、または第二次検定のみ受験する方は5,400円です。

また1級の第一次検定・第二次検定に出願した場合、第二次検定の受検料は第一次検定の合格後に払い込みます。

住民票

新規に受験する方は、以下の要件を満たす住民票を用意してください。

  • 最新の情報であること(発行年月日は問わない)
  • マイナンバーが記載されていないこと

なお日本国籍の方で11桁の住民票コードを把握している方、再受検者に該当する方は、住民票を提出する必要がありません。

学歴や履修科目、資格を証明する書類

建築施工管理技士試験は学歴や履修科目、お持ちの資格により、出願に必要な実務経験年数が細かく定められています。

このため、以下の書類を準備してください。

  • 卒業証明書の原本(卒業証書は不可)
  • 成績証明書または履修証明書(履修条件がつく学科を卒業した方)
  • 高度専門士、専門士の場合は、称号を確認できる書類(卒業証明書に記載されている場合は不要)
  • 建築士の資格をお持ちの方は、建築士免許証明書等のコピー
  • 技能士の資格をお持ちの方は、技能検定合格証書のコピー(2級に出願する場合に限る)

なお以下の年数の実務経験を証明できる方は、上記書類を提出する必要はありません。

  • 1級に出願する方は、15年以上
  • 2級に出願する方は、8年以上(第一次検定のみ出願する場合は実務経験不要)

再受検の場合に必要な書類

過去の試験に不合格または欠席した方が再受検する場合は、以下どちらかの書類を用意してください。

  • 受検票
  • 不合格通知

上記の書類は、2003年度(平成15年度)以降のものであること、出願する級と同じ級であることが必要です。

紛失などの理由でどちらも用意できない方が書面申込を行う場合は、300円分の切手とクリップを用意してください。

2級から1級へステップアップする場合に必要な書類

2級の第二次検定合格者が1級へステップする場合、第一次検定を受験できます。

また所定の実務経験年数があれば、第二次検定にも出願できます。

該当する方は、「2級建築施工管理技術検定第二次検定合格証明書」のコピーを用意してください。

申込みの流れ

ここからは建築施工管理技士試験の申込みについて、どのような流れで進めるとよいか確認していきましょう。

実務経験証明書を記入し、会社の証明をもらう

初めて受験する方は2級の第一次検定のみ出願する場合を除いて、ご自身が記入した実務経験証明書に会社の証明をもらう手続きが必要です。

願書が届いたら早めに記入し、社内手続きを済ませましょう。

事前に会社と調整し、スムーズに証明をもらえるよう手配しておくことをおすすめします。

受検申請書に必要事項を記入する

建築施工管理技士試験の受験希望者は、受検申請書への記入も必要です。

よく読み、黒のボールペンで正しく記入してください。

写真の貼付と撮影日の記入も項目に含まれていますので、忘れないようにしましょう。

受検申請書に貼り付けた写真は、建設業振興基金でスキャニングを行い、受検票や合格証明書に印刷されます。

写真貼付欄に貼られたシールをはがし、写真を貼り付けてください。

セロハンテープなどを使ってはいけません。

再受検申込の方は、実務経験証明書の裏面に過去の受検票や不合格通知を貼付してください。

紛失した場合は「受検証明書の発行を希望します」を丸で囲み、300円分の切手をクリップで止めます。

受検料を支払う

書面申込の場合、受検申請書に「振替払込受付証明書(お客さま用)」の貼付欄があります。

従って出願書類を発送する前に、受検料の支払いを済ませておかなければなりません。

事前に住所と氏名を記入して、ゆうちょ銀行や郵便局で支払います。

受検申請書には、以下の書類をのりづけしてください。

支払った場所 貼付すべき書類 備考
ゆうちょ銀行の窓口
郵便局の貯金窓口
振替払込受付証明書の原本 郵便局の日附印が押印されていることを確認する
郵便局のATM(払込用紙の挿入口があるATM) ご利用明細票の原本 ご利用明細票はコピーを取って保管する

申込書一式を簡易書留で発送する

申込書類が完成したら、指定の申込用封筒に入れます。

郵便局の窓口に行き、簡易書留郵便で発送してください。

建設業振興基金の窓口では出願を受け付けていません。

申込期間最終日の消印がつけば、出願は受け付けられます。

但し遅くまで窓口を開けている郵便局でも、21時には閉まります。

多くの郵便局では平日17時まで郵便窓口を開けているため、早めの時間帯に発送しましょう。

インターネット申込みの場合

再受検者でインターネット申込みの場合は、以下の書類やデータを用意する必要があります。

  • 2003年度(平成15年度)以降の受検票
  • 顔写真データ(JPEG形式で縦531ピクセル以上、横413ピクセル以上。6カ月以内に撮影したもので、証明写真として使えるもの)
  • メールアドレス

申込みは以下の手順で進められます。

顔写真がないと申込内容を入力できないことに注意してください。

  1. 申込規約に同意する
  2. 顔写真をアップロードし、縦531ピクセル、横413ピクセルに加工する
  3. 申込情報を入力し、内容を確認する
  4. 受検料の支払方法を選ぶ(クレジットカードまたはコンビニ決済)
  5. コンビニ決済の場合は、払込期限までに受検料を支払う
  6. 受付完了メールが送信される

コンビニ決済の場合は、230円の払込手数料が加算されます。

また支払方法を選ぶ時点で、支払先に使うコンビニを選ぶ必要があることにも注意してください。

建築施工管理技士試験申込みに関する注意点

建築施工管理技士試験に合格し資格を取るためには、申込みの時点から注意しておきたいポイントがあります。

ここからは5つの項目を取り上げ、ポイントを確認していきましょう。

誤字・脱字をしない

出願書類は、正しいものとして取り扱われます。

もし誤りがあったまま合格した場合、その内容によっては合格が取り消される事態となりかねません。

このため願書を作成する際には、正しく読みやすい文字で記入しましょう。

漢字での書き方がわからない場合や記憶があやふやな項目がある場合は、しっかり確認してから記入してください。

なるべく早く願書を入手して申込む

建築施工管理技士試験の申込受付期間は、15日程度しかありません。

願書の販売開始から申込受付締め切りの期間も、4週間程度となっています。

この期間内で願書を購入し、実務経験証明書等の出願書類を記入して、会社の証明を受けなければなりません。

とりわけ会社の証明には、日数がかかる場合があることに注意してください。

また願書は、うっかり誤記入してしまうかもしれません。スムーズに出願を済ませるためにも、早めの準備がおすすめです。

実務経験が所定の年数以上あるかチェックする

建築施工管理技士試験では学歴やお持ちの資格ごとに、出願に必要な実務経験年数が定められています。

スキルがあっても、指定された年数に満たない場合は出願できません。

実務経験を所定の年数以上積んでいるか、事前にチェックしておきましょう。

なお、2級の第一次検定は実務経験が無い方でも受験できます。

実務経験期間の二重計上に要注意

実務経験年数を計算する場合は、以下のような二重計上がないよう注意してください。

  • 複数の現場の工事を掛け持ちした期間において、両方の実務経験があるものとして計上する
  • 複数の種類の工事(例えば建築と電気工事)を担当した期間において、両方の種類とも実務経験ありとして計上する

実務経験を計算する際は表などを活用し、複数の現場の工事や複数の種類の工事が重複する期間がないかチェックしておきましょう。

2級の場合はスキルや実務経験に合った種別を選ぶ

2級の場合、受検種別は以下の3種類に分かれています。

  • 建築
  • 躯体
  • 仕上げ

受験できる種別はあなたの希望ではなく、実務経験により決まります。

これまでの経歴を棚卸ししたうえで、種別を選びましょう。

実務経験とマッチしない種別を選んだ場合、出願が認められない可能性があることに注意してください。

なお2級の第一次検定のみ出願する場合は、種別を選ぶ欄がありません。

この場合は合格後、第二次検定に出願する時点で種別を選ぶことになります。

早めに動き余裕をもって申込むことは、資格取得への近道

建築施工管理技士試験の申込みは、注意すべきポイントが多いです。

とりわけ初めて出願する場合は2級の第一次検定のみ出願する場合を除き、会社の証明を要します。

あわてて申込もうとしても会社に対応してもらえず、出願できないかもしれません。

確実に受験するなら、早めに動くことがおすすめです。

出願書類に記載する項目や必要となる書類は、事前に用意しておきましょう。

余裕をもって申込むことは、資格取得への近道です。


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