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【2022年度】工事担任者の申込み方法は?試験スケジュールや合格発表までの流れを解説

公開日:2022年7月27日 更新日:2023年3月29日

【2022年度】工事担任者の申込み方法は?試験スケジュールや合格発表までの流れを解説

【2022年度】工事担任者の申込み方法は?
試験スケジュールや合格発表までの流れを解説

工事担任者08

工事担任者を初めて受験する方、また久しぶりに受験する方のなかには、どのように申し込めばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。

特に第二級アナログ通信、第二級デジタル通信は、2021年9月からCBT方式となりましたので、正しい申込み方法を把握することが必要です。

本記事では試験スケジュールや合格発表までの流れも含め、工事担任者の申込み方法について詳しく解説します。


最終更新日:

工事担任者申し込みから合格発表までの流れ

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工事担任者の申込みから合格発表までの流れは、以下の通りです。

  1. 必要書類の準備
  2. 試験の申込み
  3. 試験手数料の払い込み
  4. 受験票到着(定期試験)/受験日・受験会場の指定(CBT方式)
  5. 試験の受験
  6. 合格発表

本記事では4番までの項目を中心に、解説していきます。

工事担任者のスケジュール(2022年度)

工事担任者試験のスケジュールは、試験の種別により2種類に分かれます。

試験の実施方法 該当する試験の種別
定期試験
  • 総合通信
  • 第一級アナログ通信
  • 第一級デジタル通信
  • AI第二種
  • DD第二種
CBT方式
  • 第二級アナログ通信
  • 第二級デジタル通信

それぞれの試験がどのようなスケジュールで進められるか、確認していきましょう。

定期試験の場合

定期試験は、年2回行われます。

2022年第1回

項目 期日
受験申請 2月1日~2月21日
試験手数料払込 2月22日締切
試験会場案内図の公表 4月15日頃に掲載
受験票の送付 4月28日頃までに発送
試験日 5月15日
試験問題及び正答の公表 5月18日
合格発表・結果通知発送 6月6日

2022年第2回

項目 期日
受験申請 8月1日~8月22日
試験手数料払込 8月23日締切
試験会場案内図の公表 10月27日頃に掲載
受験票の送付 11月9日発送予定
試験日 11月27日
試験問題及び正答の公表 11月30日
合格発表・結果通知発送 12月19日


CBT方式の場合

CBT方式の試験は、受験者が自ら受験日を選べることが特徴です。

試験は、以下のスケジュールで実施されます。

項目 期日
受験申請 随時
試験手数料払込 申請後3日以内
試験会場、試験日時の予約 確認票メールを受領後、90日以内の日程で指定
受験 ご自身が予約した日時
合格発表 受験した翌月の10日


申込み前に必要な準備

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工事担任者試験をスムーズに申込むためには、いくつかの準備が必要です。

4つのポイントを取り上げ、どのような準備が必要か確認していきましょう。

受験する試験種別を決める

工事担任者試験の種別は、7種類に分かれています

大きくアナログ通信とデジタル通信に分かれ、第二級から第一級の順にレベルアップすることが特徴です。

初めて受験する方は、第二級の試験を受けるとよいでしょう。

アナログとデジタルの選択は以下の項目をもとに、各自の事情に応じて決めてください。

  • 現在携わっている仕事内容
  • 将来目指したい仕事や分野

一例として、今の仕事内容をもとに決める場合を考えてみましょう。

電話線の工事に携わっているならばアナログ、光ファイバーの工事に携わっているならデジタルを受験すると合格しやすいと考えられます。

また第一級アナログ通信、第一級デジタル通信どちらかの資格をお持ちの方は、さらなるステップアップとして総合通信を目指すこともおすすめです。

受験手数料の支払方法を決めておく

工事担任者試験は出願後、速やかに受験手数料を支払わなければなりません。

スムーズに申込むためにも、受験手数料の支払方法を事前に決めておきましょう。

支払可能な方法は、定期試験とCBT方式では異なります

試験の種類 支払可能な方法
定期試験 銀行、コンビニエンスストア
CBT方式 Pay-easy、コンビニエンスストア、バウチャー

バウチャーは、個人での購入ができません。

利用可能なケースは、勤務先企業から渡された場合などに限られます。

写真を用意する

CBT方式で受験する場合は証明写真のデータ(JPEG形式)を用意し、出願の際にアップロードする必要があります。

6カ月以内に撮影された写真データであれば使えるため、事前に撮影しておくとよいでしょう。

画像にこだわりがある方は、写真専門店での撮影がおすすめです。

定期試験を受験する場合、出願時に写真のアップロードは必要ありません。

但し受験当日までに縦3cm、横2.4cmの写真を用意し、裏面に氏名と生年月日を記入したうえで受験票に貼り付ける必要があります。

早めに準備しておくと安心です。

科目免除を受ける場合は、証明書を準備する

工事担任者試験には、さまざまな科目免除の制度があります。

しかし免除を受けるためには、証明書が必要となる場合も少なくありません。

証明書は大きく3種類に分かれており、原則として以下に示すファイル形式でデータ化しアップロードすることになります。

証明書類の種類 受け付けるファイル形式
経歴証明書 PDF
修了証明書 PDF、JPEG
合格証明書 PDF、JPEG

経歴証明書はパソコンで作成し、PDFで保存するとよいでしょう。

修了証明書や合格証明書はスキャナーを使ってPDF化する、デジタルカメラで撮影するといった方法が使えます。

コンビニエンスストア等に設置のマルチコピー機を使い、PDF化することも可能です。

なお何らかの事情で出願時に証明書をアップロードできない場合は、以下の方法で提出できます。

  • 郵送
  • FAX
  • 電子メール
  • 電気通信国家試験センター窓口(東京)

提出の締切は、定期試験の場合は申請受付期間の最終日(当日消印有効)、CBT方式の場合は申請後10日以内(必着)です。

送付先は、電気通信国家試験センターの公式ページでご確認ください

申込みの手順

ここからは定期試験・CBT方式それぞれについて、申込みの手順を確認していきましょう。

どちらの手続きも、日本データ通信協会「電気通信国家試験センター」の公式サイトにアクセスすることから始まります。

定期試験の場合

定期試験の申込みは、電気通信国家試験センタートップページの「工事担任者 定期試験申請 申請内容・振込確認」ボタンから始められます。

「インターネット試験申請受付」ページが開きますので、受験する種別を確認の上、試験申請ボタンを押してください。

その後は画面の指示に従い、以下に代表される必要事項を入力します。

  • 申請者の住所、氏名、生年月日
  • 申請者のメールアドレス
  • 受験する試験の種別
  • 科目免除の有無
  • 希望する試験地
  • 試験手数料の払込方法(銀行またはコンビニエンスストアから選択)
  • コンビニエンスストアで支払う場合は、スマートピット番号

この時点で、写真データのアップロードは不要です。

一方で科目免除を希望する場合は、可能な限りこの時点で、PDFやJPEG形式でデータ化した証明書をアップロードする必要があります。

もしアップロードできなかった場合は「科目免除を受ける場合は、証明書を準備する」で記した方法に従い、申請受付期間中に電気通信国家試験センターへ提出してください。

コンビニエンスストアで支払う場合は、事前にスマートピットWebサイトにアクセスし、スマートピットシートをダウンロードする必要があります。

シートに書かれている13桁の「スマートピット番号」は、申込みと支払の際に必要ですから、大切に保管しておきましょう。

スマートピット番号には期限があるため、申込む直前に用意することがおすすめです。

申請が完了すると、完了画面が表示されますので印刷しておきましょう。

申請時に入力したメールアドレスに、以下の事項が書かれた申請受付完了メールが送られます。

  • 申請受付番号
  • 申請した内容
  • 試験手数料
  • 試験手数料の払込方法

この時点では完了画面が表示されていても、受験できないことに注意してください。

試験手数料の払込が完了してはじめて、受験することが可能です

払込方法は2つあり、申請時に選んだ方法で送金します。

方法 受付場所と払込方法
銀行 窓口またはATMを利用可能。
指定された口座に振り込む
コンビニエンスストア ローソン、ファミリーマート、ミニストップを利用可能
申請完了後30分以上経過してから、スマートピット番号を使って払い込む

どちらの方法でも、試験手数料に払込手数料が加算されることに注意してください。

申請した内容や払込が完了したかどうかは、「インターネット試験申請受付」の「申請内容・振込確認」ページで確認できます。

振込完了の確認は、払い込んだ日の2営業日以降に行ってください。

CBT方式の場合

CBT方式の申込みは、電気通信国家試験センタートップページの「工事担任者 CBT方式による試験申請」ボタンから始められます。

株式会社CBTソリューションズが運営する「工事担任者資格」サイトに遷移しますので、「マイページアカウントID 新規作成」ボタンを押し、メールアドレスを入力してください。

入力完了後、指定したメールアドレスにメールが届きます。

本文中のURLをクリックし、必要事項を入力してマイページを作成してください。

その後は、CBTソリューションズ「工事担任者資格」サイトにある【個人の方】の「受験者マイページログイン」ボタンを押してください。

ログインし、以下の項目を入力して試験を申込みます。

  • 受験する試験の種別
  • 写真のアップロード
  • 科目免除の有無
  • 科目免除を希望する場合は、証明書のアップロード
  • 支払方法の選択

この時点で、受験日や会場を決めておく必要はありません。

申込みの完了後、申請内容や支払方法が書かれたメールが届きます。

載された内容に従い、3日間以内に支払を済ませてください。

利用可能な支払方法は、定期試験の場合と異なります。

支払方法 利用可能な箇所や方法
Pay-easy ATMまたはネットバンキング
コンビニエンスストア セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、セイコーマート、ミニストップ、ヤマザキデイリーストアで支払える
バウチャー 事前にバウチャーの購入が必要。
個人での購入は不可

支払い後、申請内容の審査が行われます。

問題がなければ「確認票」が発行されますので、マイページで確認してください。

確認票の発行後は90日以内に受験できるよう、受験日時と会場を選んで予約しなければなりません。

申込みが終わると予約完了のメールが送信され、一連の予約手続きが完了します。

申込みの注意点

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工事担任者試験の申込みには、5つの注意点があります。

それぞれどのような点に注意すべきか、しっかり確認していきましょう。

郵送による申込みはできない

工事担任者試験の申込みは、インターネットに限られます

他の試験でよく用いられる「郵送」は選べないことに注意してください。

試験日に確実に受験できるか事前に確認する

工事担任者試験は、出願の締切から試験日まで3カ月程度の期間があります。

3カ月後の予定を見通すことは難しい場合もありますが、試験日に受験できるか事前に確認し、スケジュール調整を済ませておくと安心です。

出願内容は正しく記入する

出願内容は正しく記入しましょう。

誤記があると、以下の不都合な事態を招きかねません。

  • せっかく合格しても、工事担任者資格者証を受け取れない
  • 試験の申込みが受理されず、試験を受けられない
  • 受験票が届かない

不確かな情報は事前に確認し、確実な情報を記入しましょう。

試験手数料の払込期限や書類の提出期限に要注意

出願が終わると、ほっとしがちです。

しかし、試験手数料の払込みを確実に行わなければ受験できません

払込期限は短いため、出願後速やかに終えることがおすすめです。

また科目免除を受ける方で別途書類を送る方は、提出期限に注意してください。

期限に間に合わないと受験すべき科目が増えてしまい、負担が増します。

期限を意識した行動を行うことにより、合格へ近づけます。

第二級アナログ通信、第二級デジタル通信の定期試験は、特別な事情がある場合に限る

第二級アナログ通信や第二級デジタル通信は、CBT方式での受験が原則です。

定期試験を受験できる方は身体に障害がある場合など、特別なケースに限られます。

該当する方は、電気通信国家試験センターに連絡してください。

まとめ

工事担任者は定期試験とCBT方式で、申込み方法に大きな違いのあることがおわかりいただけたことでしょう。

特に試験手数料の払込には期限があるため、速やかな支払をおすすめします。

もちろん、出願内容を正しく記入することも重要です。

この記事を参考にして、確実に申込み手続きを進めましょう。


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