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【2022年】ビル管理士試験の申し込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

公開日:2022年9月6日 更新日:2024年11月12日

【2022年】ビル管理士試験の申し込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

【2022年】ビル管理士試験の申し込み方法は?
試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

ビル管理士コラム07

ビル管理士試験は毎年1回実施されます。

ビル管理会社に勤務している方や設備管理業務に携わっている方であれば、資格の概要は理解されているでしょう。

しかし、ビル管理士試験の申し込み方法や具体的な試験日まで把握している方は少ないのではないでしょうか。

また、実際に受験する方は試験後から合格発表までの流れを理解しておくことも大切です。

本記事で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。


最終更新日:

ビル管理士の試験申し込みから合格発表までの流れ

挿絵

ビル管理士の試験は定められた期間内に申し込み手続きを行い、受験票を取得することで、受験資格が得られます。

以下に試験申し込み方法や必要書類、合格発表までの流れを解説します。

試験申し込み方法

ビル管理士の試験の申し込み期間は、5月前半~6月中旬頃が目安になっています。

2022年度の場合、5月7日(土)から6月15日(水)までと発表されており、すでに申し込みが開始されていますので、受験を考えている方は期間内に手続きするようにしましょう。

ビル管理士の試験申し込みは、受験願書に必要事項を記載して試験実施団体(日本建築衛生管理教育センター)へ郵送することで完了します。

なお後述しますが、願書の入手方法は以下の2種類があります。

  • 受験願書を日本建築衛生管理教育センターのWebサイトからダウンロードする方法
  • 願書一式を日本建築衛生管理教育センターへ返信用封筒で請求する方法

受験願書は書店や販売窓口では購入できず、基本的に上記以外では入手できないことを前もって把握しておきましょう。

申し込み期間直前になって慌てることがないように、早めに手続きすることが大切です。

なお、過去に受験申請を行い、実務従事証明書に代えることができる有効期間内の受験票の交付を受けている方は、インターネット上での申し込みも可能となっています。

インターネットでの申し込みは以下のリンクから行えますので、再受験する方はこちらで手続きすることをおすすめします。

申し込みに必要な書類

ビル管理士の試験申し込みに必要な書類は以下の3点です。

  • 実務従事証明書
  • 受験写真用台紙
  • 受験手数料の振替払込請求書兼受領証

実務従事証明書は実務証明する事業所の名称や押印箇所があるため、個人では作成できず、所属している会社などへ依頼する必要があります。

ただし、2回目以降の受験の場合、受験票が有効期間内であれば、実務従事証明書を新たに提出する必要はありません。

提出の方法としては、上記の書類を受験願書に添付されている封筒に入れ、簡易書留で郵送するのが基本です。

合格発表までの流れ

試験終了から合格発表までの流れも理解しておきましょう。

毎年試験が終わった後に合格が発表されるのは約1ヶ月後となっています。

2022年度の場合は、10月2日が試験日、10月31日が合格発表日であることが公表されています。

日本建築衛生管理教育センターのWebサイトで合格者の受験票番号が公開され、数日後に合否の判定を記載したハガキが届くので、インターネット環境がない方でも最終的な確認は取れる仕組みになっています。

ただし、試験の解答は合格発表より前に公表されます。

試験はマークシート式ですが、問題用紙は返却されるため、用紙に自分の解答をメモしておけば、合格したかどうかの判断は試験から数日後には確認できるでしょう。

ビル管理士の試験スケジュール(2022年度)

挿絵

ビル管理士の試験は年1回のみで、時期は例年10月の第一日曜日に実施されています。

試験は全国各地で実施されるため、自分の受験しやすい地域で受けることになります。

では、2022年度のビル管理士のスケジュールはどのようになっているか、試験実施機関である日本建築衛生管理教育センターから公表されている内容を見ていきましょう。

2022年度ビル管理士試験の概要

2022年度のビル管理士試験の概要を以下にまとめます。

試験日 10月2日(日)
合格発表日 10月31日(月)
受験申込期間 5月7日(土)から6月15日(水)
受験票送付 9月7日(水)
受験費用 13,900円(消費税は非課税)

なお、例年同様、試験問題全体の得点率が65%以上であることが合格基準となっています。

ビル管理士の試験問題は合計で180問あるので、117点が合格するための最低得点です。

また、以下の7科目が出題されますが、すべての科目の得点率が40%以上でなければなりません。

  • 建築物衛生行政概論
  • 建築物の構造概論
  • 建築物の環境衛生
  • 空気環境の調整
  • 給水及び排水の管理
  • 清掃
  • ねずみ、昆虫等の防除

このうち1科目でも40%を下回ってしまうと、たとえ試験全体の得点率が65%以上であったとしても、不合格になってしまいます

科目合格制度はないため、特定の科目で高得点を取れても翌年以降免除されることはなく、再受験する場合はすべての科目を受ける必要があります。

このように試験全体での得点率と科目ごとの得点率の両方の合格基準を満たす必要がある点が、ビル管理士の難易度を高めている理由の一つです。

受験願書の申し込み期間

2022年度ビル管理士試験の受験願書申し込み期間は、5月7日(土)から6月15日(水)までです。

この期間に申し込みを行わないと受験ができないため、遅れないように注意してください。

なお、再受験される方で、インターネット上で試験申し込みをする場合も、上記の期間内に行う必要があります。

申し込み前に事前に必要な準備

申し込み前に必要な準備として、受験願書と実務従事証明書の取得があります。

詳しい取得方法は後述しますが、実務証明書はご自身の実務経験の有無の確認や、所属する会社内での手続きなどが必要になるため、早めに確認することをおすすめします。

再受験する場合は有効期間内の受験票があれば、実務従事証明書の代わりに受験票を願書に添付すれば手続き可能です。

受験票の有効期間は、実務従事証明書を提出した年度から5年間となっているため、もし試験に不合格だったとしても、その後4年間は実務証明書の取得は不要になります。

ただし、受験票を紛失した場合、原則として再発行はされないので、大切に保管するようにしましょう。

書面(郵送)申し込みの流れ

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受験願書の提出は郵送に限定されますが、願書の入手方法は2通りあります。

Webサイトからダウンロードする方法、返信用封筒で請求する方法、それぞれについて以下に解説します。

受験願書をダウンロードする方法

日本建築衛生管理教育センターのWebサイトからダウンロードする方法です。

ダウンロードはこちらから行えます。

建築物環境衛生管理技術者 試験について

コピー用紙はA4判に限り、どの書式も原寸で印刷する必要があります

縮小や拡大、両面印刷は不可となっている点に注意してください。

払込用紙は郵便局の備え付けのものを使用し、願書送付用封筒は本人が用意する必要があります。

受験願書一式を返信用封筒で請求する方法

日本建築衛生管理教育センターに書類の送付を依頼する方法です。

この場合、住所と氏名を記載した返信用封筒(角形2号)に140円分の切手を貼り、「受験願書等の請求」であることと、日中の連絡先を記載したメモを同封して、郵送により請求します。

なお、返信用封筒による請求は、願書の申し込み期間より早く行えますが、実際に書類が送付されるのは申し込み期間以降になります

返信用封筒による請求の場合、請求してから書類が届くまで数日かかるため、印刷環境が整っている方や急ぎで手配したい方は、Webサイトからダウンロードする方法をおすすめします。

ビル管理士試験申し込みに関する注意点

ビル管理士試験を申し込む際、特に注意すべき点を3つ解説します。

受験資格がある

ビル管理士の試験には以下の受験資格が必要とされています。

【受験資格】

次の用途に供される建築物の当該用途部分において環境衛生上の維持管理に関する実務に業として2年以上従事された方
(従事期間については、実務従事証明書の証明日現在で2年以上が必要です)

「建物の用途」は細かく定められているため、本記事では割愛しますが、主な用途として、事務所、店舗、学校、ホテルなど、衛生環境を維持する必要性があり、多数の人が利用する建物であれば該当します。

「環境衛生上の維持管理に関する実務」は、ビル管理業界で設備員、清掃員として現場の実務を経験している方はもちろん、空調設備や給排水設備の点検業者として働いている方も対象となります。

そのほかにも幅広い捉え方が可能であるため、自分の仕事が該当するかどうか不明な場合は、日本建築衛生管理教育センター「国家試験課」へ直接問い合わせるようにしましょう。

実務証明書の取得が必要

実務経験があることを証明する「実務証明書」が必要になります。

実務証明書の書式は、受験願書一式に含まれているため、日本建築衛生管理教育センターのWebサイト上でダウンロードするか、返信用封筒で請求することで入手できます。

実務証明書には実務を証明する事業所(会社)の名称や代表者名のほか、会社の証明印を押印する箇所があるため、所属する会社内での手続きが必要になるでしょう。

すでに実務証明可能な会社を退職した場合においては、手続きに時間がかかるケースも想定されますので、早めに対応することをおすすめします。

ただし、再受験する場合、受験票が実務証明書の代わりになるため、有効期間内であれば実務証明書を新たに取得する必要はありません。

受験票は9月初旬に届く

申し込みが無事に完了していれば、9月初旬頃に受験票が送付されます

しかし申し込みから受験票が届くまでの期間が長いため、手続きが完了したのかどうか、心配に思われる方も多いかもしれません。

もし不安であれば、直接、日本建築衛生管理教育センターへ問い合わせ、手続きが完了しているか、確認してみることをおすすめします。

なお、2022年度の場合、受験票は9月7日(水)送付予定となっています。

まとめ

ビル管理士の試験が実施されるのは年1回のみなので、申し込み期間を過ぎてしまうと、翌年まで待たなければなりません。

また、受験願書は印刷環境がない場合、実施機関に請求しなければならない点や、実務証明書を取得するためには所属する会社などで手続きしなければならない点も、理解しておく必要があります。

試験勉強ばかりに気を取られ、うっかり申し込みを忘れないように、受験を予定している方は、事前に申し込み期間や試験日を確認して、早めに手続きすることをおすすめします。

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