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2級建築施工管理技士・
検定問題と総評
令和5年 2級建築施工管理技士
(後期:一次・二次)検定問題と総評
お待たせ致しました。
問題と総評が公開されましたのでご案内いたします。
検定問題および正答肢・配点
令和5年度2級建築施工管理技士の後期(一次・二次)検定問題及び正答肢・配点は下記よりご覧下さい。
総評
■令和5年度2級建築施工管理技士第一次検定(後期)問題の傾向
ポイント
- 後期試験も例年と変わらず、50問中40問を解答するマークシート方式
- 能力問題は不適当な肢を2つ選ばなければならず難しかった印象だが過去に出題された問題に類似した選択肢も多い
- 試験全体としての難易度は標準的であった印象
後期の試験も例年と変わらず、50問中40問を解答する形式(マークシート方式)でした。令和3年度からの新試験制度で追加となった「施工管理法(能力問題)」を問う問題は四肢二択で4問、それ以外の問題は四肢一択での出題でした。
「施工管理法(能力問題)」は不適当な肢を2つ選ばなければならず、一見すると四肢一択よりも難しい問題なのではないかと感じるかもしれません。しかし、選択肢1つ1つをきちんと確認してみると、過去問題に類似した選択肢も多く含まれており、四肢一択の問題と各選択肢の難易度は変わりません。
試験全体としても同様に、過去問題に類似した問題が多く、難易度は標準的であった印象です。したがって、過去問演習を中心とした学習を継続できた受験生であれば、焦らず選択肢1つ1つを確認し、落ち着いて取り組むことで、十分合格基準点に到達できた内容と考えます。解答時間の配分に気をつけ、確実に正解できる問題を取捨選択し、ミスなく解答できたかが鍵となったでしょう。
出題区分 | 出題数 | 必要解答数 | 必須/選択 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
建築学等 | 14問 | 9問 | 選択 | 標準 |
設備その他 | 3問 | 3問 | 必須 | やや難しい |
施工 | 11問 | 8問 | 選択 | やや難しい |
施工管理法 | 10問 | 10問 | 必須 | 標準 |
施工管理法(能力問題) | 4問 | 4問 | 必須 | やや難しい |
法規 | 8問 | 6問 | 選択 | 易しい |
計 | 出題50問 | 解答40問 |
■令和5年度2級建築施工管理技士第二次検定の傾向
ポイント
- 出題区分は昨年度と同様
- 施工経験記述も含め、問題の難易度は標準からやや難しいという印象
- 問題3の工程管理では見慣れない問われ方での出題があり、より高い工程表の読み取り能力が求められた
- 問題4の法規は、過去に出題された条文からの出題であった
- 問題5の施工は初見の問題も。ただ四肢一択式であり正答をある程度推測できる印象
第二次検定について、出題区分は昨年度と同様、施工経験記述から1問、施工管理から1問、工程管理から1問、法規から1問、施工(受検種別に従い選択)から1問、計5問の出題でした。令和3年度からの新試験制度では、問題1~3は記述式、問題4の法規と問題5の施工の問題は四肢一択式(マークシート)での解答形式となっています。
施工経験記述も含め、問題の難易度は標準からやや難しいという印象です。
問題2の施工管理は、過去に出題された用語も多く、落ち着いて解答できたと思われます。
問題3の工程管理は、平成29年度から引き続きバーチャート工程表と出来高表からの出題でした。3の問いは、先の解答が後の問いと連動しており、途中で誤った解答をするとまとめて得点が難しくなる出題方法であるため、工程表について高い読み取り能力が求められる問題だったといえます。
問題4の法規、問題5の施工は、どちらも過去に出題されたことのない初見の問題が含まれていましたが、解答形式が四肢一択式であったため、第一次検定の知識を応用するなどして、ある程度正答が推測できる内容も多かったと考えます。
問題番号 | 出題区分 | 出題内容 | 備考 |
---|---|---|---|
問題1 | 施工経験記述 | 工程管理 | 必須問題 |
問題2 | 施工管理 | 用語の説明と施工上留意すべき内容の記述 | |
問題3 | 工程管理 | バーチャート工程表と出来高表 | |
問題4 | 法規 | 正しい語句を四肢一択式で選択 | |
問題5 | 施工 | 最も適当な語句又は数値を四肢一択式で選択 | 受検種別に従い解答 |
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