検定問題が公開されましたので、以下、試験実施団体のサイトへのリンクからご確認下さい。
1級電気通信工事施工(二次)検定問題は下記試験実施団体のサイトよりご覧下さい。
問題の出題形式について、施工経験記述1問、施工全般から4問、法規1問の計6問、すべて必須問題でした。昨年度からの大きな変更はありませんでしたが、問題5の選択欄の用語が例年8つだったのに対し、今回は9つとなっていました。
施工経験記述では、例年「工程管理」「品質管理」「安全管理」の中から2つのテーマが出題されていましたが、今回の試験では、「施工計画の立案」「“工事施工における工事対象物の機器又は装置、材料の”品質管理」という2テーマで出題されました。また、昨年の試験では、「課題」と「具体的な対策内容とその結果」の記述が求められたのに対し、今回は「課題」と「具体的な対策内容とその評価」の記述が求められました。求められている内容がきちんと記述できたかがポイントとなりそうです。
〔設問1〕の語句説明問題は、選択欄の4つの語句の中で、3つの語句が過去に出題されている語句だったため、過去問をしっかり学習していれば、得点につなげられたと考えます。
〔設問2〕の記号問題、〔設問3〕の語句挿入問題は、過去出題されていないものだったため、難しかったのではないでしょうか。
ネットワーク工程表から、所要工期とフリーフロートを求める問題でした。この組み合わせは過去にも出題されているため、落ち着いて解答すれば得点につなげられたと考えます。
選択欄の作業5つの中で、4つは過去に出題されている作業だったため、確実に得点につなげたい問題でした。
選択欄内の9つの用語のうち、過去の出題履歴がある用語が4つ、初出題の用語が5つでした。しかし、初出題の5つの内の2つの用語はCICテキスト&過去問題集に記載されているため、難易度は標準的だと思われます。
〔設問1〕建設業法と〔設問3〕有線電気通信法は初出題の条文からの問題だったため、難易度が高かったと考えます。
〔設問2〕労働基準法は、令和1年度に出題された問題とほぼ同じ内容だったため、確実に正解したい問題でした。
初見の問題は多くの受検生にとって等しく難しいため、解答できる問題を確実に得点できたかがポイントになったのではないでしょうか。
1級電気通信工事施工管理技術検定二次検定 出題区分等
| 問題番号 | 出題区分 | 主な内容 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 問題1 | 施工経験記述 | 施工計画の立案・品質管理 | 必須問題 |
| 問題2 | 施工全般 | 語句の施工管理上留意すべき内容 記号の名称と機能又は概要 複数のスイッチを接続して使用する接続方法 |
|
| 問題3 | 施工全般 | ネットワーク工程表 所要工期・フリーフロート | |
| 問題4 | 施工全般 | 労働災害防止対策 | |
| 問題5 | 施工全般 | 用語の技術的内容 | |
| 問題6 | 法規 | 建設業法・労働基準法・有線電気通信法 |
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