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2級電気工事施工管理技士・
検定問題と総評
令和5年度 2級電気工事施工管理技士
(後期:一次・二次)検定問題と総評
お待たせ致しました。
問題と総評が公開されましたのでご案内いたします。
検定問題および正答肢・配点
令和5年度2級電気工事施工管理の第一次検定問題及び正答肢・配点と第二次検定問題につきましては、下記よりご覧下さい。
総評
■令和5年度「2級電気工事施工」後期第一次検定の傾向
ポイント
- 出題形式は前期と変わらず、64問中40問を解答するマークシート方式
- 関連分野や施工管理法の能力問題に関してはやや難しい印象
- 図表の読み取り問題は選択肢と図表から正解を導き出すことが可能
- 電気工学、電気設備、法規は過去問からの出題も多く、確実に正解することが合格のポイント
前期第一次検定と同様、総出題数と必要回答数については、例年と変わらず64問中40問を解答する形式でした(マークシート方式)。
関連分野や施工管理法に関しては、やや難しく感じた受験生も多かったのではないでしょうか。一方、電気工学、電気設備、法規については過去問からの出題も多く、確実に得点をできていれば十分合格基準点に到達できる内容でした。
全体的な難易度は例年より標準かやや難しいという印象ですが、正答できる問題を確実に取捨選択することができれば、合格基準に到達することができた内容でした。例年の傾向を把握しながら、過去問を繰り返し解き受験対策ができた受験生にとってはよい結果となったでしょう。
分野 | 出題数 | 必要解答数 | 難易度 |
---|---|---|---|
電気工学 | 12問 | 8問 | 標準かやや難しい |
電気設備 | 19問 | 10問 | 標準 |
関連分野 | 6問 | 3問 | 標準かやや難しい |
関連分野 | 1問 | 1問 | やや難しい |
施工管理法(能力問題) | 4問 | 4問 | 標準 |
施工管理法 | 10問 | 6問 | 標準かやや難しい |
法規 | 12問 | 8問 | やや易しい |
計 | 64問 | 40問 |
■令和5年度「2級電気工事施工」第二次検定の傾向
ポイント
- 出題区分は昨年度と同様
- 問題4の「有効電力の値を求める問題」はやや難しい
- 試験全体の難易度としては標準的だった印象
- 過去の出題内容と同様のものも多く、過去問をしっかり学習していたことが合格のポイント
第二次検定は、出題区分は昨年度と同様、施工経験記述1問、施工全般3問、法規1問からの出題でした。
問題1から問題3までは記述式の問題、問題4及び問題5は、四肢択一式(マークシート)での解答形式となっています。
問題1
経験記述の出題内容は、令和3年に出題された安全管理と同内容でしたので、過去問でひと通りの経験記述対策を行っていれば解答できたはずです。
問題2
電気工事に関する語句の中から2つ選び、施工管理上留意すべき内容についてそれぞれ2つ記述する問題、及び図に示された機器の名称又は略称を解答し、その機能を記述する問題でした。電気工事に関する語句は過去に出題されたものが多くあり、過去問をしっかり学習していれば、高得点も可能な内容でした。また、機器の名称と機能の記述についても、同様の図が過去に出題されていました。
問題3
電気工事に関する用語の中から3つ選び、技術的な内容をそれぞれ2つ記述する問題でした。過去に出題されたことのある用語で多くが構成されており、得点源にできる問題でした。
問題4
計算問題については、RLC直列回路の電圧の値を求める問題と、配電線路の線間電圧を求める問題が四肢択一式で出題されました。RLC直列回路の電圧の値を求める問題については昨年出題された問題の応用問題であり、落ち着いて取り組めば解ける問題でした。一方、配電線路の線間電圧を求める問題については、過去に出題がない問題であり、やや難しく感じた受験生も多かったかもしれません。
問題5
法規の問題については、内容は例年通り「建設業法」、「労働安全衛生法」、「電気工事士法」からの出題でした。過去に出題されている問題もあり、確実に得点したい問題でした。
試験全体の難易度としては、標準的だった印象です。今回の試験は過去問を繰返し解き、日々記述の練習をしていたかどうか、また初見の問題に冷静に対処できたかが合否を分けたポイントとなったでしょう。
問題番号 | 出題区分 | 備考 | |
---|---|---|---|
問題1 | 施工経験記述 | 工程管理 | 必須問題 |
問題2 | 施工全般 | 語句の内容、機器の名称・機能 | |
問題3 | 施工全般 | 用語の説明 | |
問題4 | 施工全般 | 計算問題 | |
問題5 | 法規 | 建設業法・労働安全衛生法、電気工事士法 |
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