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低圧電気取扱業務特別教育の講師になるには?

公開日:2024年8月26日 更新日:2024年8月26日

低圧電気取扱業務特別教育の講師になるには?

低圧電気取扱業務特別教育を事業所などで行う場合には、特別教育を行う「講師」を選任する必要があります。講師の選任に特別な資格などは不要ですが、十分な知識と経験を有する実技実施責任者である必要があります。

こちらの記事では、低圧電気取扱業務特別教育の講師に必要なもの、講師になるための養成講座について詳しく解説します。


低圧電気特別教育インストラクター養成講座




目次

低圧電気取扱業務特別教育って何?

低圧電気取扱業務特別教育とは

低圧電気取扱業務特別教育とは、労働安全衛生法によって特定の業務に就く方に対して受講が義務付けられている講習です。

特定の業務とは、下記になります。

  • 低圧の充電電路の敷設、もしくは修理の業務
  • 電盤室、変電室など区画された場所に設置する電圧の電路のうち、充電部分が露出している開閉器の操作の業務に係る業務

特別教育は資格ではありませんが、労働災害を未然に防ぐ目的として大切な内容を学習する教育です。事業所などで従業員に特別教育を行う場合には講師を選任する必要があります。

低圧電気取扱業務特別教育の講師に必要なものは?

低圧電気取扱業務特別教育の講師に必要なもの

低圧電気取扱業務特別教育の講師には、基本的には特別な資格などは不要ですが、講師としてふさわしいとされている方の特徴は、以下の通りです。

  • 十分な知識と経験を有する者
  • 講師養成講座を受けた者
  • 低圧電気取扱業務特別教育を修了している者

ただし、特別教育を修了しただけで現場経験の少ない方が講師の場合、内容が薄い講習になってしまう可能性があります。

低圧電気取扱業務特別教育は、労働災害を未然に防ぐ非常に大切な内容について学習します。事業所において講習講師をしたい場合は、講師として教えるべきことをしっかり身に着けることができる講師養成講座の受講をおすすめします。

インストラクター向け低圧電気取扱者特別教育

インストラクター向け低圧電気取扱者特別教育

事業所などで低圧電気取扱業務特別教育の講師をしたい方は、講師養成講座、インストラクター養成講座の受講がおすすめです。

講師養成講座で低圧電気に関する確実な知識を身に着けられることはもちろん、指導の仕方のコツや、講習をする場合にポイントとすべきことなどを教わることができ、内容が濃く有意義な講習の実施が短期間で可能になります。

インストラクター向け低圧電気取扱者特別教育のカリキュラムは、学科7時間、実技教育の実施方法5時間の合計12時間の講義を二日間に分けて行います。

講座の科目と具体的な内容は次の通りです。

【学科講習内容】

科目 範囲 学習時間
低圧の電気に関する基礎知識 低圧の電気の危険性・短絡・漏電・接地・電気絶縁低圧の電気の危険性・短絡・漏電・接地・電気絶縁 1時間
低圧の電気設備に関する基礎知識 配電設備・変電設備・配線・電気使用設備・保守及び点検 2時間
低圧用の安全作業用具に関する基礎知識 絶縁用保護具・絶縁用防具・活線作業用器具・検電器・その他の安全作業用具・管理 1時間
低圧の活線作業及び活線近接作業の方法 充電電路の防護・作業者の絶縁保護・停電電路に対する措置・作業管理・救急処置・災害防止 2時間
関係法令 法、令及び安衛則中の関係条項 1時間
合計(休憩除く) 計7時間

学科講習は合計7時間です。安全な作業を行うためには基礎知識が最も大切で、主な内容は、低圧電気に関する基本的な知識の学習となっています。

【実技講習内容】

学習内容 学習時間
実技教育の実施方法・インストラクターの心構え 5時間
合計(休憩除く) 計5時間

実技講習では、実技教育を行う際の実施方法やインストラクターの心構えについて学習します。

学科講習も、実技教育も、自分が理解することとその理解したことを誰かに教えるというのは全く別物です。わかりやすく受講生に講義を行う方法を学び、インストラクターとして教える側の心構えを身に着けることで、充実した内容の講習を開催できるインストラクターを養成します。

CIC日本建設情報センターの低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座

低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座

CIC日本建設情報センターでは、低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座をご用意しています。

開催月、開催地

CICの低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座は、現在、東京と大阪で偶数月に開催しています。

詳しくはCIC日本建設情報センター、「低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座」のページをご参照ください。

講座はご好評をいただいており、毎回早期満席が見込まれます。資料請求をいただいていた方から順に優先で受講を受け付けしておりますので、講座のご受講を検討されている方はまずは資料をご請求ください。資料のご請求は、上記のURLのページまたは電話、FAXからお申込みください。

受講のお申込み方法

CIC日本建設情報センターの低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座の受講のお申し込みは、ホームページ、またはFAXで受付けております。

ホームページからお申込みいただいた方には、受講お申し込み後にCICより「受講申込内容ご確認メール」をお送りしますので、そちらのメール画面、またはメールを印刷したものを会場受付でご提示ください。FAXでお申し込みの場合は、FAXお申込用紙が受講票になりますので、当日そちらを会場にご持参ください。

教材のお渡し

教材は、事前送付ではなく当日会場で直接お渡しします。実技講習がありますので、作業着や動きやすい服装でご参加ください。

修了証

インストラクター要請講座、合計12時間のカリキュラムをすべて受講されると、講習の修了を証明する修了証を交付します。修了証は、講習会修了時にお渡しします。

事業所での特別教育に使える資料データのご提供

低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座を受講された方には、学科教育・実技教育を行う際にお使いいただける資料データをPDF形式でご提供するのでご利用ください。

PDFファイルを開きプリンターで印刷してお使いいただくか、受講者様のパソコンに転送してパソコン画面で見ていただく形になります。

大切なポイントがわかりやすくまとまった資料になっていますので、実際に事業所などで特別教育を行う際にご活用ください。

受講相談・資料請求について

CIC日本建設情報センターは、ホームページからのメールでのお問い合わせの他、お電話での対応もしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

低圧電気特別教育の講師についてのまとめ

CIC日本建設情報センターは、建築系資格試験対策、特別教育・安全衛生教育などの建設業向け教育を25年間行っている企業です。受講者のみなさんが効率的に短期間で十分な知識を得られるよう学習範囲を限定し、しっかりとしたテキストや充実した知識を得られる講習内容で皆さんのスキルアップをサポートしています。

CICが長年培ってきたノウハウ、豊富な経験を持つ講師陣の講義力を惜しみなくご体感いただける講座となっています。
必要な知識をわかりやすく解説したテキスト資料を使用してしっかりとポイントを押さえた内容の濃い講義を事業所などで行うことで、事業所全体の安全意識を高め、低圧電気取扱特別業務を安心して任せられる人材を低コストで育成することが可能です。

CIC日本建設情報センターでは、低圧電気取扱業務特別教育インストラクター養成講座以外にも様々な建築系の資格取得講座、特別教育をご用意しています。人材育成、さらには事業拡大を着実に低コストで実現させるため、ぜひCIC日本建設情報センターの講座を積極的にご活用ください。


低圧電気特別教育インストラクター養成講座

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