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高圧・特別高圧電気取扱者特別教育はWeb(オンライン)受講がおすすめ
公開日:2024年12月2日 更新日:2024年12月2日
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育はWeb(オンライン)受講がおすすめ
電気を扱う業務は多岐に渡り、需要も高いですが、感電や電気火災といった短絡事故の危険が伴う業務です。
電気は電圧ごとに低圧・高圧・特別高圧の3種類に分類されているのが特徴です。とくに高圧電気・特別高圧電気は、低圧電気に比べ高い電流が流れるため、危険度が高いとされています。そのため、労働安全衛生法令により、高圧・特別高圧電気取扱業務は「危険または有害な業務」として、業務に従事する者に対してそれぞれ電気取扱業務特別教育の実施が義務付けられているのです。
こちらの記事では高圧・特別高圧の電気取扱者が対象の特別教育と、そのWeb(オンライン)受講について解説します。
目次
高圧・特別高圧電気取扱者とは?
まずは高圧・特別高圧電気取扱者とは何なのか、低圧電気取扱者との違いについて見ていきましょう。
高圧・特別高圧電気取扱者とは
ある程度の規模がある工場や事業所では、高圧を受電できる受変電設備が設置されています。電気を取り扱う作業には、感電や電気火災の発生など高いリスクが伴います。とくに感電は命に係わる危険性もあり、電気火災は甚大な被害をもたらすこともあるでしょう。
高圧・特別高圧電気取扱者は、電気の基礎知識・安全作業用具の使用方法・関連法令などについて特別教育で学びます。電気設備の設置や点検・修理など、電気設備を安全に操作するための専門知識と技術を身に付けた電気のプロフェッショナルです。
高圧・特別高圧電気取扱者と低圧電気取扱者の違いとは
高圧・特別高圧電気取扱者と、低圧電気取扱者では、取り扱う電圧と業務内容が異なるのが特徴です。電圧の種類は、「低圧」、「高圧」、「特別高圧」で以下のように区分されています。
【電圧の種類と区分】
項目 | 直流 | 交流 |
---|---|---|
低圧 | 750V以下 | 600V以下 |
高圧 | 750Vを超えて7000V以下 | 600Vを超えて7000V以下 |
特別高圧 | 7000V以上 | 7000V以上 |
安全衛生特別教育における業務内容は、低圧、高圧・特別高圧で次のように分けられています。
【業務内容の違い】
- 低圧…低圧の充電電路の敷地、もしくは修理の業務、または配電盤室・変電室など区画された場所に設置する低圧電路のうち、充電部分が露出している開閉器の操作業務
- 高圧・特別高圧…高圧もしくは特別高圧の充電電路、もしくは当該充電電路の支持物の敷設・点検・修理・もしくは操作業務
※厚生労働省:労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)より
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育とは?
続いて、高圧・特別高圧電気取扱者特別業務と、その受講対象者について見てみましょう。
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育とは
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育の内容は以下の通りで、合計11時間の学科講習があります。
- 高圧または特別高圧の電気や電気設備に関する基礎知識
- 安全作業用具に関する基礎知識や活線作業及び活線近接作業の方法
- 関連法令について
更に実技講習として、高圧または特別高圧の活線作業及び活線近接作業の方法について、15時間以上の教育を受けなければなりません。ただし、充電電路の操作業務のみを行う方の場合は、1時間以上の講習のみとされています。
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育の受講対象者は?
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育の受講対象者は以下の通りで、特別教育を受講せずに業務に就くことは禁止されています。
- 高圧もしくは特別高圧に該当する充電電路もしくは電路の支持物の敷設・点検・修理や操作業務を行う全ての方
電気工事士などの資格をお持ちの方も、この特別教育を受講し、修了しなければ作業を行うことはできません。
※厚生労働省:労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)より
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育の受講方法は?
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育の受講方法は二つあり、一つは各種協会などが行っている講習に参加すること、もう一つはWeb(オンライン)講座を受講することです。
それぞれの受講方法について詳しく見ていきましょう。
各種協会などが行っている講習に参加する
各種協会などが行っている講習に参加する場合は、まずは講習が行われているスケジュールを確認します。日程や講習会場があらかじめ決められているので、講習開催日に会場に出向き受講します。
学科教育は二日間に分けて行われているところが多く、実技教育は受講者が勤務する各事業所などで実施する形です。
Web(オンライン)受講する
高圧・特別高圧取扱者特別教育は、Web(オンライン)受講することも可能です。Web(オンライン)受講はeラーニングと呼ばれるインターネットを利用した学習方法で、自宅や職場のパソコンやスマートフォン、タブレットといったデバイスを使用して学習する方法です。
あらかじめ用意されている動画にアクセスし、テキストを見ながら視聴する受講方法なので、受講者は自分の好きな時間に、自分のペースで学習を進められます。
高圧・特別高圧電気取扱者特別教育はCICのWeb(オンライン)講座がおすすめ
高圧・特別高圧取扱者特別教育は、CICのWeb(オンライン)講座がおすすめです。そのおすすめの理由についてご紹介します。
質の高い講義を受けられる
CIC日本建設情報センターは、毎年2万人の受講者アンケートをもとに講師の実力を数値化して評価をしています。講義のテクニックはもちろん、熱意を持ったプロ講師がWeb(オンライン)講座を行っているので、充実した内容の質の高い講義のご提供が可能です。
個別アカウントの発行
CIC日本建設情報センターでは、お一人ずつの受講者に対して専用のアカウントを発行しています。このアカウントを使用して受講することで、いつでもどこでも特別教育講座のWeb(オンライン)ページにアクセスできます。職場のパソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットで視聴したりすることも可能です。
アカウントの管理により、学習を行った履歴や進み具合が分かるので、学習の進み具合を確認する際に役立ちます。専用アカウントの発行によりセキュリティーが確保されますので、安心して学習に取り組むことができます。
顔認証システムの導入
CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座は、顔認証システムにより受講確認をしています。動画の視聴開始時や視聴中など、適宜自動で認証を行いますので、不正受講を防いで受講者が確実に講座を受けていることを確認できます。
高圧・特別高圧取扱者特別教育での学習内容は非常に重要なことばかりです。受講者がしっかりと受講していることを自動で確認できる顔認証システムは、監視者を置く必要性を省き、信頼性と公平性を高めるうえで非常に有効です。
修了証の発行
高圧・特別高圧取扱者特別教育のWeb(オンライン)講座修了後には、受講者に対して修了証が発行されます。
CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座では、2種類の修了証の発行形式をご用意しています。PDF版は、講座修了後すぐにダウンロードできるため、即時に取得可能です。ダウンロードしたPDFファイルを印刷するか、スマートフォンに保存してお使いください。また、ご希望の方には携帯しやすいカード版の修了証をご用意しておりますので、現場でカードでの提示が必要な方はそちらがおすすめです。
Web(オンライン)受講のメリット
高圧・特別高圧取扱者特別教育をWeb(オンライン)受講する最大のメリットは、時間も場所も気にせず好きな時間に学習を進められることです。講習会場での受講の場合、講習の開催日程に受講者のスケジュールを合わせたり、講習会場まで出向くための移動時間がかかったりしますが、Web(オンライン)講座の場合その必要がありません。
また、Web(オンライン)講座は録画された講義を視聴して学習するので、理解が難しかった部分や聞き逃してしまった部分を繰り返し見ることで知識が定着します。
Web(オンライン)受講のデメリット
(オンライン)受講のデメリットは、講座受講のためにご自身でインターネット環境、パソコンやスマートフォンといったデバイスを用意しなければならない点です。ご自宅にWi-Fi環境がない場合は、職場のWi-Fiを利用する、インターネットカフェを利用するといった方法でご視聴ください。
まとめ
高圧・特別高圧電気は低圧電気に比べはるかに強い電流を扱うため、電気取扱者に伴う危険は非常に大きくなります。
特別教育で正しい知識としっかりとした技術を身に付け、作業者の安全を確保し、事業者の信頼性を高めることが大切です。
忙しい社会人にとって、講習会場での講習スケジュールに合わせることは容易ではありません。時間も場所も選ばず質の高い特別教育が24時間365日受けられる、CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座をぜひご活用ください。