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ゴンドラ取扱い業務特別教育とは?業務内容から受講方法、講習内容についても解説

公開日:2024年11月15日 更新日:2024年11月15日

ゴンドラ取扱い業務特別教育とは?業務内容から受講方法、講習内容についても解説

ゴンドラ取扱い業務特別教育とは?業務内容から受講方法、講習内容についても解説
「ゴンドラ取扱い業務特別教育って何?」
「特別教育は絶対に受講が必要なの?」

現在、ゴンドラ取扱い業務特別教育の受講について、上記のようなお悩みを抱いている方もいるのでしょうか。

ゴンドラ取扱い業務特別教育は、労働安全衛生法第59条(ゴンドラ安全規則第12条)によって作業者への受講が義務付けられています特別教育は必ず受講しなければならず、未受講者が作業に従事することで罰則が適用される恐れもあります。

この記事では、ゴンドラ取扱い業務特別教育の概要について詳しく解説します。ゴンドラ取扱い業務特別教育の概要や講習内容などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


CICゴンドラ取扱い業務特別教育




目次

ゴンドラ取扱い業務とは

ゴンドラ取扱い業務
まずゴンドラとはどういったものなのでしょうか。労働安全衛生法で以下のように定義されています。

「つり足場及び昇降装置その他の装置並びにこれらに附属する物により構成され、当該つり足場の作業床が専用の昇降装置により上昇し、又は下降する設備をいう。」

作業床を専用の昇降装置で上昇・下降させられる、つり足場・昇降装置などに付属する物によって構成されているものがゴンドラと呼ばれています。近年は建物の高層化が進んでおり、自由に昇降できるゴンドラは、新築工事やメンテナンス工事で活躍しているのが特徴です。

ゴンドラとは

まずゴンドラとはどういったものなのでしょうか。労働安全衛生法で以下のように定義されています。

「つり足場及び昇降装置その他の装置並びにこれらに附属する物により構成され、当該つり足場の作業床が専用の昇降装置により上昇し、又は下降する設備をいう。」

作業床を専用の昇降装置で上昇・下降させられる、つり足場・昇降装置などに付属する物によって構成されているものがゴンドラと呼ばれています。近年は建物の高層化が進んでおり、自由に昇降できるゴンドラは、新築工事やメンテナンス工事で活躍しているのが特徴です。

ゴンドラの種類

以下の表は、労働安全衛生法上で分類されているゴンドラの種類をまとめたものです。

種類 走行形式 作業床の形式 アームの運動形式
アーム固定型 軌道式・無軌道式・定置式 ケージ式・デッキ式・チェア式 伸縮・先端旋回・元旋回
アーム俯仰型
懸垂型
デッキ型
チェア型

また、ゴンドラは用途によっても「常設型」と「可搬型」に分類されます。

「常設型」は、ビルの屋上などに常時設置されているタイプのゴンドラです。窓ガラスを清掃する際など作業用の足場として用いられます。
「可搬型」は臨時・一時的に設置されるタイプのゴンドラです。デッキ型・チェア型などの機種があり、新規で建設されたビルや建物の清掃・補修・塗装などの作業の際に用いられます。

ゴンドラを取り扱う業務・業種

ゴンドラは、高い建物の清掃・塗装・補修業務などに用いられます。そのため、ビルのメンテナンス業務や建築業務などを取り扱う業種などで活躍が期待できるでしょう。

ただ、単体で業種の仕事すべてを担えるというものでもないため、業種に特化した資格と合わせて特別教育を受講するといった形式が予想されます。

ゴンドラ取扱い業務特別教育とは

ゴンドラ取扱い業務特別教育とは、ゴンドラを取扱う作業員に義務付けられている講習のことです。受講することで、ゴンドラの取扱い業務に従事できます。

ここからは、ゴンドラ取扱い業務特別教育の必要性と将来性についてみていきましょう。

ゴンドラ取扱い業務特別教育の必要性

ゴンドラ取扱い業務特別教育は、労働安全衛生法第59条(ゴンドラ安全規則第12条)によって必要性が定められています。具体的には、事業主が従業員に対してゴンドラを操作する業務に従事させる際、安全のために特別教育を実施しなければなりません。

特別教育の未受講者を従事させた場合、罰則(6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金)が適用される恐れがあります。また、作業者自身や周囲の安全を守るといった意味でも非常に危険です。
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受講した作業者のみ作業に従事しましょう。また、ゴンドラ作業では共同作業を伴うこともあるため、作業者全員特別教育の受講者であると安心でしょう。

ゴンドラ取扱い業務特別教育の将来性

ゴンドラ取扱い業務特別教育は、必ず受講しなければならないものです。ゴンドラの需要がある限り、資格の将来性がなくなることもありません。

前項でもご紹介したとおり、建物の高層化は現在も進んでいるため、ゴンドラの需要は拡大し続けています。新築のビルが建てられたり既存のビルが補修・清掃されたりすることもあるため、ゴンドラ自体の需要がゼロになることはないといえるでしょう。

そのため、ゴンドラ取扱い業務特別教育を受講することで、今よりも仕事の幅を広げられます。この資格1つで業界を生き抜くことは難しいですが、ほかの資格と合わせて取得しておくことで、より自分の仕事の幅を広げて付加価値を高められるでしょう。

自分と周囲の人間の安全を守ることにもつながるため、ぜひ積極的に取得してください。

ゴンドラ取扱い業務特別教育の受講方法と講習内容

講習内容
では、ゴンドラ取扱い業務特別教育はどのように受講すればよいのでしょうか。ここからは、特別教育の受講方法と講習内容について詳しく解説します。

ゴンドラ取扱い業務特別教育の受講方法

ゴンドラ取扱い業務特別教育は、各事業所や企業、各地の労働局長登録の教育機関が実施する講習を受講することで取得できます。ほかにも、講習機関が取り扱うWeb講座の受講によっても取得が可能です。

自分に適した方法で、特別教育の修了を目指しましょう。

ゴンドラ取扱い業務特別教育の講習内容

ゴンドラ取扱い業務特別教育には、学科講習・実技講習の2つが実施されます。以下の表は、講習内容と講習時間をまとめたものです。

区分 講習科目 受講時間
学科講習 ゴンドラに関する知識 2時間
ゴンドラの操作のために必要な電気に関する知識 2時間
関係法令 1時間
実技講習 実技教育 4時間

特別教育は、学科講習5時間・実技講習4時間の内容で実施されます。実技講習に関しては、実施している講習もあれば各事業所で実施しなければならないケースもあるため、受講前に情報を確認しておくとよいでしょう。

続いて、特別教育の詳細について解説します。

受講料金

受講料金は、特別教育を実施している機関ごとに異なります。相場としては、10,000~15,000円程度です。

受講資格

学歴や資格などによる受講資格はありません。満18歳以上であれば特別教育を受講可能です。

ゴンドラ取扱い業務特別教育の開催は、全国各地で行われています。自分が住んでいる地域、もしくは近い地域の講習を探してみましょう。もし、近場にない場合はオンラインでの受講などをおすすめします。

CIC日本建設情報センターのゴンドラ取扱い業務特別教育

CIC講座
CIC日本建設情報センターでは、ゴンドラ取扱い業務特別教育のWeb講座を用意しております。ポイントをわかりやすく絞ったテキスト、経験豊富な講師による動画講義で、必要な知識・技術力を短期間で学べます。

ただし、学科講習のみの実施となるため、実技講習に関しては各事業所での実施が必要です。とはいえ、高品質なWeb講座を低価格で提供しておりますので、ぜひ受講をご検討ください。

まとめ

この記事では、ゴンドラ取扱い業務特別教育の概要や受講方法などをご紹介しました。ゴンドラ取扱い業務特別教育は、ゴンドラの操作が可能になる資格で、作業者に対して受講が義務付けられています。

労働安全衛生法によって受講が定められているため、未受講者の作業従事は罰則が適用される恐れがあります。罰則だけでなく安全面を踏まえても、絶対に避けるべきでしょう。

現在、ゴンドラの操作が求められる建物(高層化された建物やビルなど)は増え続けています。近年は建物の高層化も進んでいるため、新築・既存のビルの清掃や補修などで活用されるゴンドラを操作できる技術者の需要は高まっているといえるでしょう。

CICでは、ゴンドラ取扱い業務特別教育のWeb講座を用意しておりますので、受講方法にお悩みの方はぜひご検討ください。


CICゴンドラ取扱い業務特別教育

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