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ダイオキシン類作業従事者特別教育のオンライン受講とは?受講内容やWeb受講のメリットを解説

公開日:2024年2月12日 更新日:2025年2月19日

ダイオキシン類作業従事者特別教育のオンライン受講とは?受講内容やWeb受講のメリットを解説

ダイオキシン類作業従事者特別教育のオンライン受講とは?受講内容やWeb受講のメリットを解説

ダイオキシン類作業従事者特別教育は、Web(オンライン)講座で受講可能です。受講を修了すれば、廃棄物焼却施設における廃棄物焼却炉・集じん機等に関する業務に従事できるため、仕事の幅が広がります。ただし、Web講座にはメリット・デメリットがあるため、事前に情報を集めて自分に適しているのか判断してみましょう。

この記事では、ダイオキシン類作業従事者特別教育のオンライン受講について詳しく解説します。ほかにも、ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座を受講するメリットやデメリット、講習内容までご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


CICダイオキシン特別教育




目次

ダイオキシン類作業従事者特別教育Web(オンライン)講座の概要

Web

ダイオキシン類作業従事者特別教育は、名のとおりダイオキシン類作業従事者に対して受講が義務づけられている講習です。廃棄物の焼却をする焼却施設などは、ダイオキシン類が発生する可能性があるため、作業従事者はダイオキシン類に関する正確な知識や、ダイオキシン類のばく露を防ぐための知識が必要です。

ダイオキシン類作業従事者とは

ダイオキシン類作業従事者とは、焼却施設における焼却灰の取り扱い業務や設備の整備など、ダイオキシン類のばく露の可能性がある業務に従事する技術者のことです。業務では、ダイオキシン類やばく露を防ぐための正確な知識が求められます。

ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、ポリ塩化ビフェニル(DL-PCB)という3つの物質の総称です。これらには、甲状腺機能や生殖機能、免疫機能の低下や発がんを促進するなど、人体に悪影響を及ぼす毒性があります。

毒性の高いダイオキシン類を排出する廃棄物焼却炉に関する業務に従事する方は、危険性を熟知した方でなければなりません。そのため、特別教育を受講して、正確な知識を有する必要があるわけです。

こちらの記事では、ダイオキシンが人体に及ぼす影響なども詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【詳しくはこちらをチェック】ダイオキシン特別教育とは?受講内容から受講方法まで解説

Web講座の受講登録と初期設定の手順

ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb(オンライン)講座を受講する場合、以下の手順で登録や初期設定を進められます。

  • 利用端末(パソコン・スマートフォン・タブレット)などから申し込む
  • 支払い方法(クレジットカード・銀行振込など)を設定して支払いする
  • 必要な資料・情報が届くのを待つ
  • 受講登録と初期設定をおこなって受講を開始する

Web講座は、パソコンやスマートフォン、タブレットの端末を用いて学習します。そのため、初回ログイン時にはユーザー名やパスワードなどの設定が必要です。

個人情報やパスワードなどの設定まで完了したら、動画を視聴して学習を進めましょう。

ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb(オンライン)講座の内容紹介

学習


続いて、ダイオキシン類作業従事者特別教育がどのような内容で実施されるのか解説します。受講内容や受講対象者についてみていきましょう。

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講内容

以下の表は、ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講内容をまとめたものです。

受講科目 受講時間
ダイオキシン類の有害性 0.5時間
作業の方法および事故の場合の措置 1.5時間
作業開始時の設備の点検 0.5時間
保護具の使用方法 1.0時間
その他ダイオキシン類のばく露の防止に関し必要な事項 0.5時間
合計 4時間

特別教育は、学科科目のみで構成されています。受講する科目は5科目、合計4時間の内容で構成されているのが特徴です。ただし、合計4時間は最低受講時間なので、Web講座の機関によって合計時間が異なります。

どのくらいの講義時間があるのかは、受講を考えているWeb講座の公式サイトをチェックしてみるのがよいでしょう。

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講対象者

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講対象となるのは、廃棄物焼却施設における廃棄物焼却炉・集じん機等に関する業務に従事する方です。より具体的な業務として、以下が挙げられます。

  • ばい塵及び焼却灰その他の燃え殻を取り扱う業務
  • 設備の保守点検等の業務
  • 設備の解体等の業務

特別教育を受講させずに業務に従事させた場合、罰則が適用される恐れがあります。また、労働者や周囲の人間の労働災害防止の観点からも非常に危険です。業務に従事する労働者に対しては、必ず特別教育を受講してもらいましょう。

ダイオキシン類作業従事者特別教育Web(オンライン)講座のメリットと特徴

ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座には、以下のメリットがあります。

  1. 時間と場所に制限されない
  2. 自分で進行を管理できる
  3. 顔認証システムで安心して受講できる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

時間と場所に制限されない

ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座は、ネット環境さえ整っていれば場所や時間に制限されずに学習できます。受講者が学習したいと思ったタイミングで講義の視聴が可能です。

例えば、社会人の方で中々まとまった時間を取れない場合、通勤時間や休憩時間などのすきま時間を上手く活用できます。ただし、事業者側は労働時間外の受講者に対して受講を強制してはいけません。労働時間外の受講に対して時間外手当などを支給するなど柔軟な対応が求められます。

受講者と事業者側で上手くすり合わせて特別教育の受講を終えましょう。

自分で進行を管理できる

Web講座は、自分で学習の進行を管理できます。自分の理解力や実力に合わせて、ペースを調節できるのがメリットです。

例えば、講習機関の講習に参加する場合、講義を何度も中断して質問できません。一方、Web講座は動画講義なので、一度で理解できなかった部分は一時停止や巻き戻しで何度も視聴可能です。

自分のペースで学習を進めたい方にWeb講座は適しているでしょう。

顔認証システムで安心して受講できる

講習機関の中には、顔認証システムを導入したWeb講座を提供しているものもあります。顔認証システムは、ログイン時や動画視聴時などに本人が席に座っているか確認するための本人確認システムです。本人が席を離れると動画がストップするため、修了すれば本人が席に座って学習したことの証明になります。

「Web講座を受講してもらいたいけど本人が画面の前に座って学習しているか分からない…」と不安に感じる事業者側にとってもメリットのあるシステムです。

ダイオキシン類作業従事者特別教育Web(オンライン)講座のデメリット

メリットがある一方で、ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb(オンライン)講座には、以下のようなデメリット・注意点があります。

  • 受講にはインターネット環境が必要
  • モチベーションの維持が大切

デメリットまで把握しておけば、本当にWeb講座が自分に適しているのか判断しやすくなります。
それぞれの内容についてみていきましょう。

受講にはインターネット環境が必要

Web講座は、自由なスタイルで学習を進められる一方で、インターネット環境が必要となります。インターネット環境が整っていなければ、快適な視聴は難しいためです。

動画は大きな通信容量がかかります。モバイル通信で視聴する場合、気をつけていないと速度制限にかかる恐れもあります。Wi-Fiを接続できる環境であれば、特に問題ありません。

一度、Web講座を快適に受講できるインターネット環境が整っているか確認しておくとよいでしょう。

モチベーションの維持が大切

Web講座は、自分で学習を管理するためモチベーションの維持が大切です。モチベーションを維持できなければ、受講が後回しになって修了まで長い期間かかる可能性があります。

モチベーションを維持するために大切なのは、あらかじめスケジュールを決めておくことです。Web講座の講義時間は機関の公式サイトなどから確認できるため、どのように進めるか計画を立てておきましょう。

ただし、無理なスケジュールを立ててもモチベーションの維持にはつながりません。無理のない範囲で計画を立てて、勉強するタイミングで集中して取り組むことが大切です。

CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座

学習

CIC日本建設情報センターでも、ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座を用意しております。受講までの手順は、以下のとおりです。

  • CIC日本建設情報センターのWeb講座に申し込む
  • 入金確認後、メールでログイン情報が送付される
  • 受講(視聴)が開始する
  • 受講完了後、自分が選択した修了証を受け取る

CIC日本建設情報センターでは、PDF版とカード版の2種類の発行形式に対応しています。PDF版は、Web講座終了後すぐにダウンロードできるのがメリットです。一方でカード版は携帯しやすいため、現場で修了証をすぐに提示できます。

どちらもメリットがある発行方法なので、自分に適したタイプの修了証を選択しましょう

まとめ

この記事では、ダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座について詳しく解説しました。

ダイオキシン類作業従事者特別教育は、廃棄物焼却施設で焼却炉や集じん機の管理、焼却灰の取り扱い、設備の保守・解体に従事する人に必要な講習です。ダイオキシン類の危険性やばく露防止策を学び、安全に作業を行うために受講が義務づけられています。

Web講座は、場所や時間に制限がないため、受講者のペースで学習を進めやすいのが特徴です。巻き戻しや一時停止などの自由に視聴できるため、一度で理解できなかった箇所も効率的に学習できます。

CIC日本建設情報センターでもダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座を用意しております。モチベーションを維持しながら効率的に学習を進められる内容ですので、ぜひ受講をご検討ください。


CICダイオキシン特別教育

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