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【2024年】管工事施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

公開日:2023年11月24日 更新日:2024年6月13日

【2024年】管工事施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

管工事施工管理技士試験(管工事施工管理技術検定)の申込みには、複数の書類への記入が必要です。なかには、会社や上司による証明が必要な項目もあります。

正しく記入することは、スムーズに受験し資格を取得するうえで重要です。

この記事では試験の申込み方法や必要な書類を中心に、試験スケジュールや合格発表までの流れ、申込みの注意点を解説していきます。

試験の申込みを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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目次

管工事施工管理技士とは

管工事施工管理技士とは

管工事施工管理技士は建設業法第27条に基づき、国土交通大臣指定機関が実施する国家試験の電気工事施工管理技術検定に合格すると与えられる国家資格です。

他工種の施工管理技士と同様に、1級と2級の区分が設けられています。

1級施工管理技術検定に合格すると、監理技術者や主任技術者、営業所の専任技術者として従事可能です。

機械設備工事の施工管理における最上位の資格で、社会的信用も高い資格ですので、受験を迷われている方はこの記事を参考にして、心の準備・受験の準備を始めてみてください。

また、2級に合格した場合も、主任技術者になれます。

2級であっても、十分に顧客や会社にアピールできる資格です。

まずは2級から挑戦して、1級へのステップアップを目指すのも1つの方法といえます。

自分に適した方法で計画的に取り組んでいきましょう。

管工事施工管理技士の試験申し込みから合格発表までの流れ

管工事施工管理技士の試験

令和6年度のスケジュールは以下の通りです。

例年同様の流れとなっていますので、来年度以降の受験を考えている方もご参考にしてください。

1級管工事施工管理技術検定

1級管工事施工管理技術検定は、年に1度のみの実施です。試験スケジュールを把握して、遅れることなく申し込みを済ませてみてください。

第一次検定・第二次検定 申込用紙販売開始 ・インターネット:2024年4月9日(火)~2024年5月13日(月)

・対面販売:2024年4月9日(火)~2024年5月21日(火)

第一次検定・第二次検定 申込受付期間 ・インターネット:2024年5月7日(火)~2024年5月21日(火)23:59

・書面:2024年5月7日(火)~2024年5月21日(火)【当日消印有効】

第一次検定 2024年9月1日(日)
第一次検定 合格発表 2024年10月3日(木)
第二次検定 2024年12月1日(日)
第二次検定 合格発表 2025年3月5日(水)

2級管工事施工管理技術検定

2級は、第一次検定のみ前期と後期の年2回実施されています。
前期の合格発表と申込期間が近接しているため、前期の結果を見て後期に申し込めます。前期の第一次検定に合格すれば第二次検定までの期間があるため、十分な時間をかけて対策可能です。

第一次検定(前期) 申込受付期間 2024年3月6日(水)~2024年3月21日(木)23:59
第一次検定(前期) 2024年6月2日(日)
第一次検定(後期) 第一次・第二次検定

申込用紙販売開始

・インターネット:2024年6月24日(月)~2024年7月15日(月)

・対面販売:2024年6月24日(月)~2024年7月23日(火)

第一次検定(前期) 合格発表 2024年7月2日(火)
第一次検定(後期) 第一次・第二次検定

申込受付期間

・インターネット:2024年7月9日(火)~2024年7月23日(火)23:59

・書面:2024年7月9日(火)~2024年7月23日(火)

第一次検定(後期) 第一次・第二次検定 2024年11月17日(日)
第一次検定(後期) 合格発表 2025年1月6日(月)
第二次検定 合格発表 2025年3月5日(水)

申込み前に必要な準備

申し込みに必要な書類

受験申込書類の取り寄せのほかにも、必要なものがあります。ここからは、申込前に必要な準備を解説します。提出期限直前に慌てて準備することがないように、事前に確認しておきましょう。

受験資格に係わらず提出が必要な書類

受験資格に関係なく提出が必要な書類は、以下の通りです。

  • 住民票
  • 証明用写真
  • 振替払込受付証明書(お客さま用)

それぞれの書類について詳しく解説します。

1.住民票

受検申込者の「氏名」「生年月日」が確認できるものであれば、発行年月日は問われません。

ただし、コピーは認められません。必ず原本の提出が必要です。

1-1.住民票の提出が不要な場合

  • 住民票コード(11桁の数字)を受験申込書に記入する場合
  • 再受検申込をする場合
  • 婚姻等の改姓により他の添付書類の旧姓との照合のため戸籍抄本を添付する場合
  • 外国籍の方

上記以外の方は、住民票原本の提出が必要です。

2.証明用写真

試験当日に申込時に提出した写真で本人確認が行われますので、鮮明な写真を提出してみましょう。

また、検定合格証明書にも証明用写真が印刷されます。

写真は以下の条件を含めていくつかあるため、受験の手引きを事前にご確認ください。

  • サイズはパスポート用(縦4.5㎝×横3.5㎝)
  • 6か月以内に撮影したもので、カラーでも白黒でも良い
  • 正面を向き帽子などを被らず、無背景で撮影したもの
  • サングラスやマスク等を着用していないもの

3.振替払込受付証明書(お客さま用)

受検手数料を、同封の振替払込用紙にて郵便局の窓口で払込み、振替払込受付証明書(お客さま用)の原本を受験申込書に貼り付けて提出します。

郵便局の「日附印」が無いものおよびコピーは認められませんので、注意してください。

ATMで払込をする場合は、ご利用明細票のみが発行されます。

自分の控えにはご利用明細票のコピーを取っておき、ご利用明細票の原本を受験申込書に貼り付けて提出します。

うっかり捨ててしまわないように気をつけましょう。

受験資格に応じて提出が必要な書類

受験資格に応じて提出が必要な書類は以下の通りです。

  • 卒業証明書(以前の受験資格)
  • 成績証明書または履修証明書(以前の受験資格)
  • 合格証

※令和6年度より変更された新規の受験資格で必要なのは合格証

それぞれの書類について詳しく解説します。

1.卒業証明書(以前の受験資格)

最終学歴+実務経験で受験申込をされる方は卒業証明書の原本の提出が必要です。

コピーは認められていませんが、発行年月日は問われません。

卒業証書は不可とされています。

卒業した学校へ問い合わせの上、早めに取り寄せてください。

2.成績証明書または履修証明書(以前の受験資格)

最終学歴+実務経験で受験申込をされる方のうち、指定学科となるための履修条件が設けられている方は、「卒業証明書」のほかに、履修科目および修得単位数が確認できる「成績証明書」または「履修証明書」が必要です。

こちらも原本の提出が必要ですので、まずは卒業した大学や高校の学科が指定学科に該当しているかをよく確認していきましょう。

これは受験の手引とは別冊の【指定学科一覧】に記載されています。

3.合格証

第二次検定を受験する再、第一次検定に合格したことを証明する書類の写しが必要です。合格証を無くさずに保管しておきましょう。

再受験申込みに必要な書類・提出を省略できる書類

再受験申込みの際、必要な書類と提出を省略できる書類でわかれます。それぞれの書類について詳しく解説します。

※再受験申込みとは:前年度までの受験者が、今年度の同一検定に再度受検申込することを指します。

必要な書類

「前年度までの受検票または不合格通知書の原本」を受験申込書に貼り付けて提出することで、再受験申込みとして扱われます。受験申込書の一部記入や住民票などの書類提出の省略が可能です。

提出を省略できる書類

  • 卒業証明書
  • 2級管工事施工管理技術検定第二次検定(令和2年度までは実地試験)に合格したことを証する書類(写)
  • 1級技能検定に合格したことを証する書類の写し(該当する方)
  • 住民票(ただし前回受検した後に改姓した方は戸籍抄本の提出が必要です)
  • 第一次検定に合格したことを証する書類の写し(第二次検定を再受検申込みする方は省略可)
  • 技術士第二次試験に合格したことを証する書類の写し

再受験申込の際は、取り寄せる必要のある書類は省略できますが、必ず「不合格通知書の原本」が必要です。

万が一不合格になってしまった場合も、次回受験に備えて捨ててしまわないように注意してください。

書面(郵送)申込みの流れ

1. 受験申込書を取り寄せる

一般財団法人全国建設研修センターのホームページと窓口で購入可能です。
窓口では【申込受付期間】の”最終日”まで販売していますが、早めに準備して慌てることがないように段取りしてみましょう。

2. 必要な提出書類を準備する

3. 証明写真を撮る

4. 実務経験証明書を作成する

受験の手引きの内容に従って、実務経験証明書類を作成してみましょう。令和6年度から受験資格の制度変更が実施されたため、確認が大切です。

5. 郵便局の営業時間を確認する

新型コロナウイルスの影響以降、営業時間が変更されている可能性があります。お近くの郵便局や、各地域の主要な郵便局それぞれの取扱業務と営業時間を確認の上、スケジュールを組んでおきましょう。

6. 受験手数料を振り込む

前段で記載しましたが、振替払込受付証明書などを捨ててしまわないように注意してください。

7. すべてを封筒に入れて封をする

書類に不備や不足があった場合は受験が認められない恐れもあります。
記入漏れや封入漏れがないように確認してください。

8. 郵送する

必ず郵便局の窓口で【簡易書留郵便】で郵送します。
締切日の消印までが有効ですが、ギリギリにならないように余裕を持って準備したいですね。
※消印の付かない郵便(料金別納・料金後納)については締切日までに到着したものに限り受け付けるとされています。
※1つの封筒に複数人の申込書類を同封して郵送した場合は、申込み受付がされません。
※宅配便等を利用した申込みや直接持参による申込みも認められません。

9. 受検票が届く

受験票はハガキで、普通郵便で届きます。
受験票の到着で、受験申込書が受理されたこととなります。

管工事施工管理技士試験申込みに関する注意点

管工事施工管理技士試験申込みに関する注意点

ここでは、管工事施工管理技士試験の申し込みに関する注意点として、実務経験・申込作成時の訂正方法の2点をご紹介します。

実務経験について

管工事施工管理における「実務経験」では、

  • 受注者(請負人)として施工を指揮・監督した経験(施工図の作成や、補助者としての経験も含む)
  • 発注者側における現場監督技術者等(補助者としての経験も含む)としての経験
  • 設計者等による工事監理の経験(補助者としての経験も含む)

上記の3つが挙げられます。

基本設計や実施設計など、着工前の設計業務や積算、メンテナンス、職人としての経験は実務経験として認められません。

立場以外にも、実務経験として「認められる工種」と「認められない工種」があります。

管工事とは言っても、具体性のないものや維持管理は認められない工種です。

その他建築工事や土木工事、電気工事に関しても、実務経験に加算できません。

実務経験証明書に記入する前に、受験の手引を熟読して不備のないように注意しましょう。

申込書作成時の訂正方法

受験申込書は、手書きでの記入となりますが、書かなければならないことがたくさんあります。

慌てることがないよう、誤って記入してしまった場合の訂正方法をあらかじめ確認しておきましょう。(なるべく誤記せず仕上げることが理想です。)

  • 実務経験証明書の一部→修正液と修正テープ等の使用禁止
    もし誤って記入してしまった場合は、訂正箇所を二重線で消して訂正事項を上下余白に記入します。
  • 実務経験証明書以外→修正液と修正テープ等の使用可能

【受験の手引のよくある質問】に訂正方法が記載されているため、誤りに気づいたときは一度、慌てずに確認してみてください。

まとめ

管工事施工管理技士

管工事施工管理技士試験(管工事施工管理技術検定)のスケジュールや申し込み方法をご確認頂けましたでしょうか。

管工事施工管理技士は、社会的信用の高い国家資格です。

申込みにも様々な書類が必要で、受験前からややハードルが高く感じているかもしれませんが、1つずつ確認、準備をしていけば問題ありません。

まずは申込みをして、受験の切符をつかんでみましょう。

まだ申込みを迷われている方は、4月からの新年度の新しい目標として管工事施工管理技士を目指してみるのはいかがでしょうか。

年度内に最終の合格発表がありますので、また来年度は新たな気持で過ごせると思います。

技術者として、日々一歩ずつスキルアップしていきましょう。

日本建設情報センターでは、書籍や講座などの教材を揃えて皆さんの合格へのバックアップをする準備ができています。

興味のある方は、ぜひこの機会にご利用を検討してみてはいかがでしょうか。一緒に合格をつかみ取りましょう!


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