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特定化学物質作業主任者能力向上教育はWeb(オンライン)受講がおすすめ!
公開日:2024年10月29日 更新日:2024年11月14日
特定化学物質作業主任者能力向上教育はWeb(オンライン)受講がおすすめ!
特定化学物質作業主任者として業務にあたる方には、特定化学物質作業主任者能力向上教育の受講が推奨されています。特定化学物質作業主任者能力向上教育にはいくつかの受講方法があります。定期的に受講する必要がある点や業務に欠かせない存在であり、通常業務への影響を抑えて受講してもらうのがベストという点を考えると、おすすめはWeb(オンライン)での受講です。
この記事ではおもに、Web(オンライン)での受講がおすすめな理由を、解説していきましょう。
目次
特定化学物質作業主任者能力向上教育とは?
特定化学物質作業主任者能力向上教育とは「特定化学物質作業主任者」の資格を持った方を対象とした講習です。
特定化学物質作業主任者とは、特定化学物質に指定された物質を取り扱う作業現場において、設置義務がある資格者です。特定化学物質作業主任者に選任されるためには「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習」を受講・修了して、資格を取得しなければいけません。
特定化学物質作業主任者は受講することが強く推奨されている
特定化学物質作業主任者能力向上教育は一定期間、特定化学物質作業主任者として業務に従事している方や作業現場の作業機器の大幅な変更などがあった場合などに受講すべき講習です。受講自体は義務ではありませんが、強く推奨されています。
特定化学物質に関わる労働災害事故は発生件数が多く、また発生した場合は重篤な健康被害をもたらすケースも少なくありません。より安全な職場環境を実現するためにも、特定化学物質作業主任者の責任は重大であり、そのため定期的に特定化学物質作業主任者能力向上教育を受講することが求められています。
受講タイミングは3つ
能力向上教育を受講するタイミングは3つ考えられます。
- 初任時
- 前回受講から5年程度を目安とした定期受講
- 事業場の設備入れ替えや事業場異動があった場合の随時受講
特定化学物質作業主任者能力向上教育は受講義務があるわけではありませんので、受講タイミングも明確に定められているわけではありません。しかし5年程度を目安とした定期的な受講や、事業場の変化に対応した随時受講が強く推奨されています。雇用者側もこうしたタイミングで、適切に能力向上教育を受けてもらえるよう、準備しておく必要があるでしょう。
能力向上教育の受講科目と受講時間
特定化学物質作業主任者能力向上教育の、受講科目や科目ごとの受講時間を紹介していきましょう。
受講科目 | 受講時間 |
---|---|
作業環境管理の進め方 | 2時間 |
作業管理 | 1時間 |
健康管理 | 1時間 |
災害研究及び関係法令 | 3時間 |
合計受講時間 | 7時間 |
受講科目は4科目で、すべて学科科目となります。合計受講時間は7時間ですので、少なくとも丸1日は受講のために空けなければいけません。
特定化学物質作業主任者は自社内でも重要なポジションです。そのポジションの方が丸1日通常の業務に就けない状態になりますので、しっかりスケジュールを考えて受講タイミングを調整しましょう。
能力向上教育の受講方法
特定化学物質作業主任者能力向上教育の受講方法は主に2種類です。外部の講習会に参加するか、自社内でWeb(オンライン)講座を受講するかです。
外部の講習会を受講するメリットは、受講の手間がかからない点が挙げられます。申し込みをするだけで、ほかに何か準備する必要はないため、雇用者側としても利用しやすいでしょう。
デメリットは、受講費用以外にも費用が必要になるケースがあることや、自社のタイミングで受講できないという点が考えられます。自社の近隣に講習会場があれば大きな問題ではありませんが、ある程度遠方でしか開催されないこともあります。その場合、現地までの移動費用や場合によっては宿泊費用の負担も必要となるでしょう。受講費用以外に出費があるのはデメリットといえます。
また、開催のタイミングは講習会を実施する企業・団体のスケジュール次第です。自社の業務が忙しいタイミングと重なっている場合、そもそも受講が難しくなります。
Web(オンライン)講座の場合、受講は自社内になりますし、受講タイミングも自社の都合で決められますので、外部講習のようなデメリットはありません。また、外部の講習会同様に、専門講師の質の高い講義が受けられることもあり、Web(オンライン)受講はおすすめの受講方法といえます。
特定化学物質作業主任者能力向上教育はWeb(オンライン)受講がおすすめ
受講方法ごとのメリットやデメリットを考えれば、特定化学物質作業主任者能力向上教育はWeb(オンライン)受講がおすすめです。ここではおすすめの理由を紹介していきます。
自社内で自社の都合に合わせた受講が可能
Web(オンライン)講座は、いつでも受講可能というのがメリットです。自社内での受講となりますので、自社の業務を考えて、その合間の時間を上手に使って受講することでより効率的な受講ができます。
受講費用以外に費用がかからない
自社内での受講が基本ですので、移動費用や宿泊費用が不要です。またテキスト代も受講費用に含まれていますので、受講費用以外の費用はほぼ必要ありません。この点は外部講習会に参加するケースとは大きく違う点でしょう。
Web(オンライン)講座を選ぶ場合のポイント
特定化学物質作業主任者能力向上教育のWeb(オンライン)講座を提供している企業や団体は複数存在します。では、その中からどのWeb(オンライン)講座を選ぶのがいいのか、選ぶ際のポイントを紹介していきましょう。
Web(オンライン)講習の提供に慣れているかどうか
Web(オンライン)講座を選ぶ際の大きなポイントは、提供する企業や団体がWeb(オンライン)講座の提供に慣れているかどうかです。
Web(オンライン)講座は、ライブで受講する講座と同じ進め方ができません。ライブ講義の場合、講師は受講者の様子を見ながら講義を進められます。
しかし事前に講義動画を収録するWeb(オンライン)講座では、この進め方はできません。その点を意識し、最初から理解が難しい部分が発生しないよう丁寧に解説していく必要があります。とはいえ、それで講義時間が延びてしまうのもマイナスです。ある程度定められた時間内で、確実に内容が伝わる丁寧な講義が求められます。
こうした講義の進め方は、多くのWeb(オンライン)講座を提供している企業や団体でなければ行えませんので、特定化学物質作業主任者能力向上教育以外にも多くのWeb(オンライン)講座を提供しているかどうかに注目して選ぶようにしましょう。
受講確認の方法があるかどうか
Web(オンライン)講座は、受講者の監視役がいないというデメリットもあります。Web(オンライン)講座を選ぶ場合には、監視役を設置しなくとも、しっかりと受講状況を確認できるシステムがあるかどうかにも注目が必要でしょう。
修了証の発行に対応しているかどうか
特定化学物質作業主任者能力向上教育の受講を証明するために、また定期受講をするためには、前回いつ受講したかがすぐに分かるように修了証の発行が重要です。修了証の発行有無の確認はもちろん、どのようなタイプの修了証を発行しているのかにも注目しましょう。
近年では電子版の修了証が目立っていますが、PDFなどの電子版のみでは、データ消失の危険性もあり安心できません。おすすめは電子版に加え、カードタイプの修了証の発行にも対応している講座となります。
まとめ
特定化学物質作業主任者能力向上教育は、特定化学物質作業主任者に受講が推奨されている講習です。受講義務こそありませんが、特定化学物質作業主任者の責任の重さ、特定化学物質による労働災害の危険度を考えると、適切な時期に受講することが重要といえるでしょう。
受講が推奨されるタイミングは前回の受講時から5年程度経っている場合や、事業場の変化があった場合です。事業者は適切なタイミングで、特定化学物質作業主任者に能力向上教育を受けてもらうように調整しましょう。
受講はWeb(オンライン)受講がおすすめです。自社のタイミングでどこでも受講できて、受講料以外の費用がかからないため利用しやすいです。Web(オンライン)講座を選ぶ場合は、きちんとポイントを抑えて選ぶのがおすすめです。