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安全衛生推進者とは?その職務や能力向上教育について解説
公開日:2024年10月7日 更新日:2024年10月9日
安全衛生推進者とは?その職務や能力向上教育について解説
定められた条件を満たす職場には、安全衛生推進者の設置が義務付けられています。この安全衛生推進者は、自社内の人材から選任する必要がありますが、選任には満たすべき要件があります。
また、安全衛生推進者に選任された方は、随時能力向上教育を受講することが推奨されており、事業者の方はどのような形で受講してもらうかを検討しなければいけません。
この記事では安全衛生推進者とは何か?という点から、能力向上教育の内容や受講方法等に関して解説していきます。
目次
安全衛生推進者能力向上教育とは?
安全衛生推進者能力向上教育とは、安全衛生推進者に選任された方に受講が推奨されている講習です。安全衛生推進者に選任されたタイミングでは受講が必須であり、その後も随時受講することが推奨されています。
能力向上教育は、都道府県の労働局に登録している機関のみで実施されるため、自社内で実施はできません。登録機関の講習を受講するようにしましょう。
随時受講が推奨される講習
業務に関する教育に関しては、特別教育や安全衛生教育など、1度の受講で業務に対する資格等が得られる講習がありますが、能力向上教育は随時受講が推奨されています。
能力向上教育の文字通り、その職務に就く方の能力を向上させることが目的ですので、1度の受講ではなく、定期的な受講が望ましい講習といえるでしょう。随時能力向上教育を受けることで、職場の安全衛生管理に関する最新情報なども得ることができますので、事業者の方は、安全衛生推進者の方に、随時受講してもらえるよう調整するようにしましょう。
講習を受講するタイミングは3つ
能力向上教育を受講するタイミングは主に3つ考えられます。
まず選任時の受講ですが、こちらは必須となっていますので、新たな安全衛生推進者の方を選任する場合は、同時に講習受講を検討してください。
定期的に受講すべきタイミングは、明確に提示されているわけではありませんが、概ね5年に1度程度の受講が推奨されています。5年経過する間に、労働環境にも変化が起きますし、作業員も入れ替わるでしょう。常に最新の情報が入手できるように、定期的な受講は重要になります。
もう1つのタイミングとして、事業場で取り扱う設備機器が変更されたり、安全衛生推進者の方が異動等で事業場が変更になった場合です。この場合は期間を問わず受講することが推奨されています。
安全衛生推進者とは?
能力向上教育を受講することが推奨されている、安全衛生推進者という役割に関して解説していきましょう。
指定された業種・事業場規模で設置される
事業場の業種や規模によっては、安全管理者や衛生管理者の設置が義務付けられています。その条件を満たさない事業場でも、労働災害の発生を防ぐ目的で設置が義務付けられているのが安全衛生推進者です。
安全衛生推進者の設置が義務付けられている業種や条件を確認しておきましょう。
常時の従業員数が10~49名の場合 安全衛生推進者者の設置が 義務付けられる業種 |
林業・鉱業・建設業・運送業・清掃業・製造業(物の加工業を含む)・電気業・ガス業・熱供給業・水道業・通信業・各種商品卸売業・家具/建具/じゅう器等卸売業・各種商品小売業・家具/建具/じゅう器等小売業・燃料小売業・旅館業・ゴルフ場業・自動車整備及び機械修理業 |
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衛生推進者との違い
安全衛生推進者以外に、衛生推進者という役割があります。この2つの違いは業種の違いのみです。上の項で紹介した業種で設置するのが安全衛生推進者であり、上記以外の業種に設置されるのが、衛生推進者です。
業種が違うだけで、負う職務は全く同一となります。
安全衛生推進者の選任要件
安全衛生推進者は誰でも選任できるわけではありません。選任要件がありますので、その要件を解説していきましょう。
学歴や職歴
安全衛生推進者に選任されるためには、一定の学歴や職歴が求められます。
- 大学、高等専門学校卒業者で1年以上安全衛生の実務に従事している者
- 高等学校、中等教育学校卒業者で3年以上安全衛生の実務に従事している者
- 安全衛生の実務経験5年以上の者
上記の条件を満たす方は選任要件を満たすため、安全衛生推進者に選任することができます。いずれの条件にも実務経験が含まれていますので、新卒採用者をいきなり選任するということは原則としてできません。
学歴や職歴を満たさない方は研修の修了で選任可能
上記の学歴や職歴を満たしていない場合でも、以下の要件を満たしていれば、安全衛生推進者として選任が可能です。
- 労働安全コンサルタント、労働衛生コンサルタント等の資格を有する者
- 都道府県労働局長の登録を受けたものが行う「安全衛生推進者養成講習」修了者
労働安全衛生コンサルタント等の資格は国家資格のため、国家試験に合格する必要があります。「安全衛生推進者養成講習」とは、学歴や職歴が条件を満たさない方が受講すべき講習であり、この講習を修了していれば、学歴や職歴と関係なく、安全衛生推進者として選任することが可能です。
安全衛生推進者養成講習の受講内容や受講時間は以下の通りです。
受講科目 | 受講時間 |
---|---|
安全管理 | 2時間 |
安全衛生教育 | 1時間 |
危険性または有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置等 | 2時間 |
作業環境管理および作業管理 | 2時間 |
健康の保持増進 | 1時間 |
安全衛生関係法令 | 2時間 |
合計受講時間 | 10時間 |
この講習は業務上必須の講習となるため、就業時間内の受講が原則です。合計受講時間が10時間ですので、2日間がかりの講習となります。
安全衛生推進者の職務
安全衛生責任者に選任された方が、行うべき職務について解説していきましょう。主な職務は以下の通りです。
- 施設、設備など(安全装置、労働衛生関係設備、保護具等を含む。)の点検および使用状況の確認、ならびにこれらの結果に基づく必要な措置
- 作業環境の点検(作業環境測定を含む。)および作業方法の点検、ならびにこれらの結果に基づく必要な措置
- 健康診断および、健康の保持増進のための措置
- 安全衛生教育
- 異常な事態における応急措置
- 労働災害の原因の調査および、再発防止対策
- 安全衛生情報の収集および、労働災害、疾病・休業等の統計
- 関係行政機関に対する安全衛生にかかわる各種報告、届出等
職務内容は、安全管理者や衛生管理者と同様であるといえます。この職務の内容を見ても、安全衛生推進者は非常に重要な職務を担っているのが安全衛生推進者といえます。事業者の方は、選任された方がこうした職務を全うできるだけの権限を与えなければいけません。
安全衛生推進者能力向上教育はCIC日本建設情報センターがおすすめ
最初にも説明した通り、安全衛生推進者に選任された方は能力向上教育を受講することが推奨されています。しかも1度ではなく、随時の受講が推奨されています。まずは受講すべき内容をチェックしておきましょう。
受講科目 | 受講時間 |
---|---|
安全衛生管理の進め方 | 3時間 |
危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置等 | 2時間 |
安全衛生教育 | 1時間 |
関係法令 | 1時間 |
合計受講時間 | 7時間 |
受講すべきは4科目、すべて学科科目のみとなっています。受講時間は7時間のため、2日にかけて受講するのが一般的でしょう。
この能力向上教育の受講はCIC日本建設情報センターでの受講がおすすめです。CIC日本建設情報センターは、東京・大阪において、労働局に登録した機関のため、能力向上教育の実施が可能です。
CIC日本建設情報センターをおすすめする理由を紹介していきましょう。
Web(オンライン)講座での受講が可能
CIC日本建設情報センターでは、安全衛生推進者能力向上教育のWeb(オンライン)講座を提供しています。PCやタブレット、スマホ等があれば、自社内でも受講可能ですので、わざわざ受講会場に出向く必要がありません。
また、受講対象者の方が、自身の業務の合間に受講することができるため、自社の業務に影響を与えず、効率的に受講することができます。
豊富なWeb(オンライン)講座の提供で培ったノウハウ
CIC日本建設情報センターでは、能力向上教育に限らず、特別教育や資格取得講座など、多数の講習をWeb(オンライン)で提供している機関です。こうした実績の中で、Web(オンライン)講座で必要とされる講義のノウハウを蓄積しています。
Web(オンライン)講座は、講師の目の前に受講者がいないため、受講者の理解度を見ながら講義を進めることができません。そうならないように、すべての科目において、分かりやすく順序立てた講義を行います。
安全衛生の業務に関する知識が少ない方でも、すぐに理解できるような講義となっており、安心して受講してもらえるでしょう。
受講確認には顔認証システムを採用
上記の通り、Web(オンライン)講座では、受講者の前に講師がいないことが問題となります。受講者が真面目に受講しているかどうかの監視を行う方がいないということです。その対策としてCIC日本建設情報センターでは、顔認証システムを採用しています。
受講動画再生中の画面の前に、受講者がいないと判断した場合は、受講動画が自動で停止しますので、安心して受講してもらえるでしょう。
受講後には修了証を発行
CIC日本建設情報センターでは、講習受講後に修了証を発行しています。申請後即発行されるPDFタイプの修了証に加え、後日配送のカードタイプの修了証発行も可能ですので、ぜひ利用してください。
まとめ
安全衛生推進者は、安全管理者や衛生管理者の設置義務が生じない事業場で、設置が義務付けられている役職です。選任するためには学歴や職歴、取得資格や講習受講などの要件があるため、事業者は要件を満たした方を選任する必要があります。
安全衛生推進者に選任された方に推奨されているのが、能力向上教育を随時受講することです。前回受講から5年経過や、事業場内の設備変更、人事異動のタイミングなどで受講することが推奨されており、常に安全衛生推進者としての能力を向上させていくことが望ましいとされています。
能力向上教育の受講は、CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座がおすすめです。質が高い講義を、自社の業務に影響を与えないように効率的に受講できますので、能力向上教育の受講を考えている事業者の方は、ぜひ一度検討してみてください。