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【2024年】危険物取扱者乙4試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介
公開日:2022年8月23日 更新日:2024年9月10日
【2024年】危険物取扱者乙4試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介
「危険物取扱者の資格は、乙4から取得したい」と考えている方も、多いのではないでしょうか。
もし、危険物取扱者試験を初めて受験される場合、多少なりとも不安や緊張感を感じることでしょう。
試験で実力を発揮するためには、スムーズに申込みを済ませて、試験日まで対策しておくことが不可欠です。
この記事では乙4の申込み方法を中心に、試験のスケジュールについても解説していきます。
素早く正確に申込み、一日でも早く資格の対策を始めて、合格につなげましょう。
目次
危険物取扱者乙4の試験申し込みから合格発表までの流れ
まずは試験申し込みから合格発表までの流れを紹介します。
電子(インターネット)申請と書面(郵送)申請では、流れが多少異なることに注意してください。
電子(インターネット)申請の場合
電子申請を使って申し込む流れは、以下のとおりです。
- 消防試験研究センターホームページから申し込み、試験手数料を支払う
- 受験票ダウンロード可能メールが届いたら、受験票をダウンロードし印刷する
- 受験票の記載事項を確認し、写真を貼る
- 受験する
- 合格発表日以降に郵送される「試験結果通知書」を確認する
- 合格者は免状の交付申請を行う
- 免状が交付され、乙4の有資格者となる
事前に願書等を入手せずに済み、願書の郵送料も不要な点はメリットといえます。
代わりにインターネット環境とパソコン、メールアドレスが必要です。
プリンタが無い方は、ダウンロードしたPDFファイルをコンビニ等で印刷できます。
書面(郵送)申請の場合
書面申請の流れは、以下のとおりです。
電子申請と流れが少し異なるため、ご注意ください。
- 専用の願書と払込取扱票を入手する
- 願書と払込取扱書に必要事項を記入する
- 郵便局等で受験手数料を支払い、願書を提出する
- 受験票の記載事項を確認し、写真を貼る
- 受験する
- 合格発表日以降に郵送される「試験結果通知書」を確認する
- 合格者は免状の交付申請を行う
- 免状が交付され、乙4の有資格者となる
願書を入手し記入する手間や、願書を郵送する費用がかかります。
一方で、パソコンやインターネット環境が無い方でも申し込める方法です。
危険物取扱者乙4の試験スケジュール(2024年度)
危険物取扱者乙種4類の試験は、各地で年2回以上開催されています。
ここでは高い頻度で実施されている東京都を例に、試験から合格発表までのスケジュールを確認していきましょう。
年月 | 試験日 |
---|---|
2024年4月 | 6日(土)、27日(土)、29日(月) |
2024年5月 | 6日(月)、16日(木)、25日(土) |
2024年6月 | 1日(土)、8日(土)、15日(土)、22日(土)、23日(日)、29日(土) |
2024年7月 | 2日(火)、13日(土)、15日(月)、21日(日)、28日(日) |
2024年8月 | 3日(土)、10日(土)、15日(木)、18日(日)、20日(火) |
2024年9月 | 1日(日)、7日(土)、14日(土)、23日(月) |
2024年10月 | 6日(日)、12日(土)、14日(月)、20日(日)、27日(日) |
2024年11月 | 4日(月)、16日(土)、23日(土)、24日(日)、30日(土) |
2024年12月 | 7日(土)、11日(水)、15日(日)、22日(日) |
2025年1月 | 9日(木)、13日(月)、18日(土)、26日(日) |
2025年2月 | 2日(日)、11日(火)、15日(土)、22日(土) |
2025年3月 | 2日(日)、9日(日)、16日(日)、23日(日) |
出典:消防試験研究センター「令和6年度(2024年度)危険物取扱者試験案内〔東京試験〕」
試験の受付は試験日の2カ月ほど前から始まり、1カ月半ほど前に終わります。
受付期間は10日程度と短いため、事前の準備が欠かせません。
合格発表は、試験日の10日~2週間後に設定されています。
但し3月中旬・下旬に実施される試験の合格発表は、4月に入ってからとなります。
試験日ごとの受付期間や合格発表日は、消防試験研究センターのWebサイトでご確認ください。
申込み前に必要な準備
危険物取扱者乙4の試験は、申込む前に必要な準備が以下の4つがあります。
- 試験会場と試験日をチェックする
- 試験手数料と支払い手段を確認する
- 書面申請の場合は、受験案内と払込取扱票を入手する
- 科目免除を受けたい場合は該当する免状を準備する
事前に準備し、スムーズな申込みにつなげましょう。
試験会場と試験日をチェックする
申込む前に、試験日と試験会場をチェックしておきましょう。
どちらも「危険物取扱者試験案内」に明記されています。
当日受験可能かどうか、集合時刻までに会場に到着できるか確認してください。
特に午前・午後の指定ができない場合が多いことに注意が必要です。
また東京都以外の場合は試験日によって会場が変わるため、出願前に必ず確認しておきましょう。
頻繁に試験を実施する都道府県の場合でも、以下のとおり毎回乙4を受けられるとは限りません。
- 乙4だけ受験できない場合がある
- 甲種と丙種だけ試験を実施する場合がある
- 東京都の場合、乙4とその他乙種の試験日は完全に分かれている
このため当日受験できる種類はなにか、出願前に必ずご確認ください。
試験手数料と支払手段を確認する
試験手数料は5,300円です。
書面申請の場合は、郵便局の貯金窓口かゆうちょ銀行での払込みに限られます。
電子申請の場合は、以下の方法から選択可能です。
- コンビニエンスストア
- ペイジー(Pay-easy)
- クレジットカード
たとえばクレジットカードをお持ちでない方は、コンビニエンスストアかペイジーでの支払いとなります。
支払手段を事前に確認したうえで、申込み方法を選びましょう。
書面申請の場合は、受験案内と払込取扱票を入手する
書面申請の場合は申込みに先立ち、以下の書類の用意が必要です。
- 受験案内
- 危険物取扱者受験願書
- 払込取扱票(消防試験研究センター指定のもの)
上記の書類は全国共通です。
受け取れる代表的な場所を、以下に示しました。
都道府県により異なる場合があるため、事前に消防試験研究センター都道府県支部のWebサイトでご確認ください。
- 消防試験研究センター本部、都道府県支部
- 中央試験センター
- 消防署
- 道府県の出先機関
また中央試験センターなど、郵送での請求に対応している箇所もあります。
角2サイズの返信用封筒に返送先の住所・氏名・郵便番号を記入し、140円切手(2部の場合は250円切手)を貼ってください。
また以下の内容を記載したメモを入れ、送付用封筒に赤字で「危険物取扱者試験案内請求」と記入し請求してください
- あなたの住所、氏名
- 平日日中に連絡がつく電話番号
- 「危険物取扱者試験案内 ○部請求」と記入
科目免除を受けたい場合は該当する免状を準備する
乙種の他の類に合格した方は科目免除を受けられ、「性質消火」だけの受験で済みます。
あらかじめ危険物取扱者免状を準備し、以下の手続きをとってください。
- 電子申請の場合は、免状の番号を入力する
- 書面申請の場合は願書に記入し、裏面に免状のコピーを貼る
電子(インターネット)申請の流れ
電子申請のステップは、大きく以下の6つに分かれます。
- 受験案内を見て試験日と試験地を決める
- 申込みページにアクセスし、必要事項を入力する
- 試験手数料の支払方法を選ぶ
- 試験手数料を支払う
- 受付完了メールが届く
- 受験票をダウンロードする
それぞれ何をすべきか、詳しく確認していきましょう。
受験案内を見て試験日と試験地を決める
電子申請の場合、受験案内は消防試験研究センター都道府県支部のWebサイトからダウンロードできます。
お住まいの都道府県以外の会場でも受験できるため、受験したい都道府県支部のWebサイトを確認しましょう。
以下の項目を確認し、試験日を決めてください。
- 試験当日のスケジュールは空いているか
- 自宅から試験会場まで問題なく到着できるか
- 試験当日までに合格ラインに到達できるよう、試験勉強を進められるか
出願後の変更はできないため、慎重に検討しましょう。
申込みページにアクセスし、必要事項を入力する
試験日と試験地を決めたら、消防試験研究センターのトップページにある「電子申請はこちらから(インターネット受験申込み)」ボタンを押してください。
電子申請トップ画面が表示されますので、個人の方は「インターネットによる受験申請」を選び、以下の順序で申込み手続きを進めてください。
- 利用規約の確認と同意
- 受験地等の選択
- 願書情報の入力
入力ミスをしないよう、落ち着いて作業を行いましょう。
試験手数料の支払方法を選ぶ
願書情報の入力が終わると、試験手数料の支払方法を選ぶ画面に移ります。
移りかわったら、以下の4種類の支払方法から自分に適したものを選びましょう。
支払方法 | 注意点 |
---|---|
コンビニエンスストア | 申込時点で、支払先のコンビニエンスストアを指定する必要がある。以下のなかから選択する
|
ペイジー(オンライン方式) | — |
ペイジー(情報リンク方式) | インターネットバンキングを使える金融機関を指定する |
クレジットカード | 以下の国際ブランドを持つカードで支払い可能
|
ペイジー(情報リンク方式)の場合は決済に使う金融機関の口座など、クレジットカード決済の場合はクレジットカード番号などが必要です。
必要な情報は、事前に準備しておきましょう。
試験手数料を支払う
支払方法で「コンビニエンスストア」「ペイジー(オンライン方式)」を選んだ場合は、申請3日後の23時59分までに支払いが必要です。
以下の方法でお支払いください。
- コンビニエンスストア:指定したコンビニエンスストアで支払い
- ペイジー(オンライン方式):ATMやインターネットバンキング等で支払い
もし支払いを忘れると申込みは無効となり、最初から申請をやり直さなければなりません。
一方でペイジー(情報リンク方式)やクレジットカード払いの場合は、申請完了時点で決済まで済んでいます。
このためコンビニやATMへ足を運び、試験手数料を支払う必要はありません。
受付完了メールが届く
入金や決済が完了した方には、「受験申請者の受付完了通知メール」が送付されます。
きちんと支払いがされているか、確認しておきましょう。
受験票をダウンロードする
電子申請を行った方の受験票は郵送されません。
代わりに消防試験研究センターのWebサイトで提供されます。
試験日の10日前になったら、電子申請トップ画面の「受験票の印刷」ボタンから手続きし、以下の点に注意して印刷してください。
- A4サイズの用紙に印刷する
- 等倍で印刷する(拡大・縮小印刷は不可)
ご自宅にプリンターをお持ちでない場合は、コンビニエンスストア等にあるコピー機でも印刷できます。
受験票の印刷は、「受験申請者の受験票ダウンロードについて(通知)メール」が届いたタイミングを目安にするとよいでしょう。
ただしメールが届かなくても、受験票の印刷は可能です。
書面(郵送)申請の流れ
書面申込みを選んだ場合の手順は、大きく以下の4つに分かれます。
- 願書や払込取扱票に必要事項を記入する
- 試験手数料を支払う
- 締切日までに願書を送る
- 受験票が届く
事前に「申込み前に必要な準備」を確認し、必要な書類を準備しておきましょう。
申込み方法は都道府県により多少異なるため、ここでは東京都を例に解説していきます。
願書や払込取扱票に必要事項を記入する
書面申請の場合、願書と払込取扱票の2種類に記入しなければなりません。
各項目について、正しく記入しましょう。
記憶があやふやな箇所は、事前に確認してから記入を始めることが重要です。
以下に挙げる項目を記入する際は、特に注意しましょう。
- 年月日は和暦(令和○○年)で書く
- 氏名のよみがなに濁点や半濁点がある場合、濁点や半濁点だけで1マス取る
- 3カ月以内に他の都道府県で受験を申請した場合は、その旨を必ず記入する
- 他の危険物取扱者の資格を持つ方は、免状に記載された内容を記入し、裏面に免状のコピーを貼り付ける
払込取扱票には住所、氏名、電話番号、金額を入力してください。
試験手数料を支払う
払込取扱票に必要事項を記入したら、試験手数料を支払いましょう。
郵便局の貯金窓口、またはゆうちょ銀行の窓口で受け付けています。
平日の9時から16時まで営業の箇所がほとんどであり、夜間や土休日の支払いはできないことに注意してください。
またATMの利用や中央試験センター窓口での支払いはできません。
試験手数料のほかに、以下の払込手数料がかかります。
- 通常貯金口座から払い込む場合は203円
- 現金を添えて申込む場合は313円
手続きが完了すると、以下の2枚が渡されます。
- 振替払込請求書兼受領証
- 振替払込受付証明書(お客さま用)
※「受験願書添付用」の記載あり
このうち「振替払込受付証明書(お客さま用)」を願書の裏に貼り付けてください。
締切日までに願書を送る
願書に必要事項の記入と「振替払込受付証明書(お客さま用)」等の貼付が終わったら、締切日までに願書を提出しましょう。
東京都で受験する場合、提出先は中央試験センターです。
窓口に持参する場合は受付最終日の17時まで、郵送の場合は当日消印有効です。
なお郵送する場合は、特定記録郵便で送ってください。
受験票が届く
申込みを完了した方に対して、試験日の1週間前までに受験票が発送されます。
万が一受験票が届かない場合は、試験前日(土休日の場合は直前の営業日)までに中央試験センターへ連絡してください。
危険物取扱者乙4の試験申込みに関する注意点
危険物取扱者乙4の試験を申込む際には、以下の点に注意してください。
- 受付期間は電子申請と書面申請で異なる
- 同じ日に他の類を受験できない場合が多い
- 試験手数料以外にも費用がかかる
- 書面申請で記入ミスをした場合は正しい方法で書き直す
- 写真は試験当日までに用意する
それぞれの内容について詳しく解説しますので、どのような点に注意を払えばよいか確認してみましょう。
受付期間は電子申請と書面申請で異なる
受付期間は電子申請と書面申請で異なり、書面申請のほうが3日ほど遅く設定されています。
電子申請の場合、受付開始日は午前9時から、受付最終日は午後5時で締め切られます。
締切日時に間に合うよう、早めに準備を進めましょう。
同じ日に他の類を受験できない場合が多い
この記事を読んでいる方のなかには「せっかくなので乙4だけでなく、他の類も受験したい」と思う方もいるのではないでしょうか。
試験当日は乙4のみの実施など、同じ日に他の類を受験できないケースもあります。
また、複数の類を受験できる場合でも、出願は書面申請に限られる点に注意が必要です。
試験手数料以外にも費用がかかる
試験を申込む際には、試験手数料以外にも以下の費用がかかります。
- 払込手数料(電子申請は230円、書面申請は203円~313円)
- 願書の入手費用(電子申請の場合は不要)
- 願書の発送費用(電子申請の場合は不要)
上記のとおり、書面申請では願書の入手や発送の費用もかかります。
このためパソコンをお持ちの方は、電子申請が楽でお得です。
書面申請で記入ミスをした場合は正しい方法で書き直す
願書は2枚複写となっています。
そのため修正液などを使って修正してはいけません。
間違って記入した箇所に横2本線を引き、その上に正しい内容を記載してください。
また、払込取扱票は金額を訂正すると無効になるため、専用の払込取扱票を用意し書き直す必要があります。
ミスをしないよう、慎重に記入してください。
写真は試験当日までに用意する
試験当日、受験票に写真が貼っていないと受験できません。
写真は以下の条件に合う「証明写真」を用意してください。
- 縦4.5cm、横3.5cm
- 白黒・カラーどちらでも可
- 裏面に氏名、年齢、撮影年月日、受験する種類を記入
- 試験日から6カ月以内に撮影されたもの
- サングラスやマスク着用は不可。髪が目にかかっていないこと
写真を用意したら、受験票にのり付けしてください。
セロハンテープの使用は不可となります。
まとめ
危険物取扱者乙4試験は、インターネットと郵送の両方で申込めます。
インターネットでは支払方法が選べること、郵送はパソコンを持っていない方でも申し込めることが魅力です。
出願しやすい試験といえますが、手順を間違えたために、試験を受けられないことはぜひとも避けましょう。
早めに申込み方法をチェックして必要書類を準備し、余裕をもって申込むことも試験対策のひとつです。
この記事でしっかりチェックし、確実な申込みにつなげてください。
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