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保護具着用管理責任者教育とは?Web(オンライン)講習の受講方法も解説
公開日:2024年10月29日 更新日:2024年10月29日
保護具着用管理責任者教育とは?Web(オンライン)講習の受講方法も解説
2024年4月から「保護具着用管理責任者」の選任が義務づけられました。
「保護具着用管理責任者」とは何か、この資格があればどのような業務に従事できるのでしょうか。
保護具着用管理責任者の資格を取得するためには保護具着用管理責任者教育を受講する必要があります。
今回は便利なWeb(オンライン)講座の受講方法について解説いたします。
目次
保護具着用管理責任者とは?
化学物質を取り扱うことで起こりうるリスクの対策を講じるため、事業者はその措置として保護具着用管理責任者を置かなければいけません。
保護具着用管理責任者の仕事
保護具着用管理責任者の仕事及び権限は次の通りです。
- 保護具の適正な選択
- 労働者の保護具の適正な使用
- 保護具の保守管理
保護具を着用する理由
保護具には扱う化学物質などによって種類もあり、それぞれ着用方法も違います。
正しい保護具を選び、正しく着用することは基本的なことです。
また管理にもルールがありますので、その方法について学び、正確な知識をつけておくことが大事です。
保護具着用管理責任者の選任の義務化
保護具着用管理責任者の選任が義務化された背景には、労働者の健康被害や安全性に多大な不安があったことが考えられます。
保護具着用管理責任者の選任を義務化することで、現場の意識も変わり自主的に自らの健康を守る行動ができる職場環境への改善が期待できます。
事業者が担う責務
化学物質を取り扱う現場では、労働者の安全と健康を確保することが求められます。
それは事業者が担う重大な責務といえます。
事業者が行う適切な措置は以下の通りです。
- 保護具着用管理責任者の選任
- 保護具の提供と管理
- 労働者への教育
※保護具着用管理責任者についての内容は、こちらの記事で詳しく説明しています。
(保護具着用管理責任者 CIC日本建設情報センター)
保護具着用管理責任者教育のWeb(オンライン)講座
保護具着用管理責任者になるためには「保護具着用管理責任者教育」の講習を受講する必要があります。
事業者は保護具着用が必要な労働者に対して、保護具の理解や使用方法などの教育を行わなければいけません。
保護具着用管理責任者教育の受講は、全国の各教育機関で行っており、いくつかの方法があります。
特にWeb(オンライン)講座にはさまざまなメリットがあり受講しやすい講座として注目を浴びています。
保護具着用管理責任者教育のWeb(オンライン)講座はCICの講座がおすすめ
CIC日本建設情報センターでは、全国各地で開催されている通学講座の他に出張講習もご用意しています。
また10月からはいつでもどこでも受講できる、非常に便利なWeb(オンライン)講座もリリース予定です。
今回はCIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座をご案内いたします。
Web講座の内容
CIC日本建設情報センターのWeb講座は、事業者が通信環境とパソコン等の機器を用意するだけで受講できます。
また顔認証システムの導入により、受講者が席を立つと自動的に講義がストップする機能がついているので安心です。
Web講座のカリキュラム
保護具着用管理責任者教育のカリキュラムは、厚生労働省策定の内容に基づいて行われます。
(厚生労働省基安化発1226号第1号)
学科と実技を合わせて計6時間の講義です。
尚、実技は各事業所それぞれが学習を行い、終了後に申し込みをすれば修了証が発行されます。
科目 | 範囲 | 講習時間 |
---|---|---|
学科 | 1保護具着用管理 ①保護具着用管理責任者の役割と職務 ②保護具に関する教育の方法 |
0.5時間 |
2保護具に関する知識 ①保護具の適正な選択に関すること ②労働者の保護具の適正な使用に関すること |
3時間 | |
3労働災害の防止に関する知識 保護具使用にあたって留意すべき労働災害の事例及び防止方法 |
1時間 | |
4関係法令 安衛法、安衛令及び安衛則中の関係条項 |
0.5時間 | |
実技 | 5保護具の使用方法等 ①保護具の適正な選択に関すること ②労働者の保護具の適正な使用に関すること ③保護具の保守管理に関すること |
1時間 |
合計 | 6時間 |
受講料金
保護具着用管理責任者教育の講習は、通学講座で19,000円です。
Web講座についてはリリース後に発表いたします。
修了証の発行
学習が終了後、修了証のダウンロードも可能です。また、必要に応じて申し込みをすれば、カードタイプの修了証を後日郵送することも可能です。
CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座のさまざまなメリット
CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座は対面式の受講に比べると、次のようなさまざまなメリットがあります。
- いつでもどこでも時間や場所を問わない
- 講義は何度も繰り返して視聴できる
- 経費が削減できる
- 顔認証システムの導入しているため、受講中の監視人を用意しないくていい
いつでもどこでも時間や場所を問わない
保護具着用管理責任者教育をWeb(オンライン)講座で行う大きなメリットとして、いつでもどこでも受講することができるというのがあります。
ネット環境の確認と端末は準備しなければいけませんが、それさえ整っていれば時間や場所を気にする必要はありません。
自分の都合に合わせて受講することができますし、外出先で待ち時間に少しといった受講も可能です。
対面式だと受講時間や場所は最初から決められており、受講するために時間の調整を行う必要があります。
事業所は受講する作業員のスケジュールを作成・管理する手間もかかってしまいます。
講義は何度も繰り返して視聴できる
Web(オンライン)講座は講義の動画を視聴する形式で行われるため、何度でも繰り返し再生することができます。
対面式だとその場限りですが、見逃した内容やもう一度確認したい場合など、何度でも繰り返し視聴できるのは嬉しいメリットです。
保護具着用管理責任者に必要な知識を、理解できるまでしっかりと学ぶことができます。
経費が削減できる
対面式の講座を受講する場合には講義会場までの交通費や食事代、場所によっては宿泊しなければいけないこともあり経費がかかります。
しかしWeb(オンライン)講座にはそういったコストは必要ありません。
顔認証システムの導入しているため、受講中の監視人を用意しないくていい
CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座は、顔認証システムを導入しています。
顔認証システムが搭載されたWeb(オンライン)講座なら、事業者は受講中の監視人を用意する必要はありません。
前もって提出してある本人の顔写真によって、受講中は顔認証を行います。
受講者が本人でない場合や、受講中に席を立つことなどがあればすぐに講座は中断されます。
受講者本人が最後まで受講したことが、顔認証システムによって証明されるため監視人を置かなくてもいいのです。
ただ、常に顔の識別を行う必要があるため、パソコンやスマホなどの端末にはカメラ機能が搭載されていることが必須となります。
まとめ
2024年4月より保護具着用管理責任者の選任が義務化されたことにより、労働者の職場環境の安全性はより高められることになりました。
しかし、周囲の環境が良くなったとしても、個人個人が自覚を持って職務に対応しなければ、健康被害や職場内の安全を保つことはできません。
事業者は従業員一人ひとりに対してどのようにサポートをすべきか、考える必要があるでしょう。
従業員自ら自覚を持って、責任感や向上心を養っていける職場作りを構築していくことが大切です。
保護具着用管理責任者教育はそのためのツールとして、重要な役割を担っているといえるでしょう。
そして受講するには簡単で便利なCICのWeb(オンライン)講座をぜひご利用・ご検討ください。