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サブコンの年収ランキング

公開日:2025年4月21日 更新日:2025年4月21日

サブコンの年収ランキング

サブコンの年収ランキング

転職を検討する際、サブコンの年収が気になる方は多いと思います。また、そもそもサブコンとはどのような仕事を請け負う企業なのか、疑問に感じている方もいるでしょう。

この記事では、サブコンとはどんな企業か、サブコンとゼネコンの違い、サブコンの年収ランキングについて詳しく解説します。さらに、年収の高いゼネコンへの転職にエージェントがおすすめの理由についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


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目次

サブコンとは

サブコンとは

サブコンとは、「subcontractor(サブコントラクター)」の略称であり、ゼネコンから専門的な工事を請け負う企業のことです。電気設備工事や空調設備工事など、専門的な分野に着手するサブコンは、建設工事を進めるうえで欠かせない存在といえます。

こちらからは、サブコンが請け負う主な4種類の工事や、大手サブコン企業について詳しく解説していきましょう。

サブコンが請け負う主な4種類の工事

サブコンが請け負う主な4種類の工事は、以下のとおりです。

  1. 電気設備工事
  2. 空調設備工事
  3. 衛生設備工事
  4. 消防設備工事

上記4種類の仕事について詳しく解説します。

電気設備工事

電気設備工事とは、建物における電気設備の設置・修繕に関わる工事を指します。具体的な工事内容としては、以下のとおりです。

  • 高圧配管路から建物内へ電気を引き込む工事
  • 電気を使用する場所に送電する幹線設備の工事
  • コンセントなどの配線を設置する工事
  • 通信情報設備を設置する工事 など

建物の中で安定的な電気供給を行うための工事であり、大型商業施設や各種店舗物件など幅広い現場で求められる仕事といえます。

空調設備工事

空調設備工事とは、建物内の換気や温度、湿度などを整えるために行う工事を指します。具体的な工事内容としては、以下のとおりです。

  • 空気を加熱・冷却するための熱源機器の設置工事
  • 気温を調節するための空調機器の設置工事
  • 空気の入れ替えを行うための換気設備の設置工事
  • 火災時に煙を排出するための排煙設備の設置工事 など

エアコンの室内機・室外機の取り付けをはじめ、空調設備の稼動に必要な工事全般が該当します。空調設備工事の実施によって、健康維持や生産性の向上、安全性の確保、企業のイメージ向上につなげられるでしょう。

衛生設備工事

衛生設備工事とは、給水管や排水管を敷設する工事を指します。具体的な工事内容としては、以下のとおりです。

  • 給水する設備機器の設置と配管工事
  • 汚水を外に出すための排水機器の設置工事
  • 給湯などのガス設備工事 など

排水ポンプや油などを除去するトラップの設置、受水槽にたまっている水のくみ上げ、洗面台や手すりといった衛生器具などの取付工事が該当します。

衛生設備は目には見えない箇所ではありますが、不具合が発生してしまうと水漏れなどのトラブルが発生してしまうことも。企業の信頼性を維持するためにも、丁寧な作業が求められる工事です。

消防設備工事

消防設備工事とは、消防設備の設置・更新する工事を指します。具体的な工事内容としては、以下のとおりです。

  • スプリンクラー・屋内外における消火栓の設置
  • 救助袋・排煙設備・避難はしごの設置
  • 火災報知器の設置 など

火災警報設備や消火設備、避難設備に必要なものを設置する工事が該当します。消防設備は、消防法に基づいた設置・点検が義務づけられているので、企業の運営に必要不可欠です。

消防設備に不備が起きてしまうと、被害が拡大したり最悪の場合人命が奪われたりする危険性が考えられるので、非常に重要な役割を持つ工事といえます。

大手サブコン企業

大手サブコン企業としては、以下10社が挙げられます。

  1. 大気社
  2. 高砂熱学工業
  3. 朝日工業社
  4. 新日本空調
  5. ダイダン
  6. 三機工業
  7. 住友電設
  8. きんでん
  9. 関電工
  10. 日本電設工業

例えば、大気社は空調設備系をメインに手掛ける企業であり、オフィスビルやホテルなどの他、半導体や医薬品の製造工場にあるクリーンルームの設計・施工も行っています。

一方で、高砂熱学工業は空調設備の開発や設計、工事、保守などを手がけており、完成工事売上高では毎年トップを獲得している企業です。

サブコンへの転職を検討する際は、各企業の特徴を明確に把握しておくことが大切でしょう。

サブコンとゼネコンの違い

サブコンとゼネコンの違い

サブコンとゼネコンの違いは、以下のとおりです。

  • サブコン:ゼネコンから専門的な工事を請け負う企業
  • ゼネコン:工事全体をまとめる企業

ゼネコンは、工事全体の工程管理・安全管理・品質管理・原価管理などを行っており、元請け業者の立ち位置といえます。対して、サブコンはゼネコンから専門分野の仕事を請け負う企業であり、一般的に全体設計や総合管理業務は担当外です。

幅広い業務がある建設業界だからこそ、サブコンとゼネコンが連携して進めることが求められています。

ゼネコンの年収については、「ゼネコン年収ランキング」にて詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

サブコンの年収ランキング

サブコンの年収ランキング

サブコンの年収ランキングとして、大手10社をご紹介します。

順位 会社名 平均年収
1 大気社 1,068.5万円
2 高砂熱学工業 1,028.5万円
3 朝日工業社 1,012.0万円
4 新日本空調 955.1万円
5 ダイダン 905.3万円
6 三機工業 878.3万円
7 住友電設 861.8万円
8 きんでん 848.9万円
9 関電工 818.5万円
10 日本電設工業 811.8万円

参照:有価証券報告書(2024年6月末)

専門分野に特化しているサブコンの需要は、データセンターや半導体工場、物流施設や工場の増加と共に高まり続けています。一方で、人手不足の企業も増えているので、建設業界で高年収を狙う場合はサブコンを検討してみてはいかがでしょうか。

年収の高いゼネコンへの転職にはエージェントがおすすめ

年収の高いゼネコンへの転職にはエージェントがおすすめ

こちらからは、年収の高いゼネコンへの転職にエージェントがおすすめの理由を、以下2パターンに分けて詳しく解説します。

  1. 経験者・資格保持者の場合
  2. 未経験の場合

ゼネコンへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

経験者・資格保持者の場合

経験者・資格保持者がエージェントを利用することで、今までの実績を活かした求人を見つけることができます。通常の求人サイトでは掲載されていない、経験者を求める好待遇の求人を紹介してもらえることもあるので、自分らしく働きたい方にぴったりでしょう。

また、エージェントは現場の担当者と関わる機会も多いため、事前にリアルな社内の雰囲気を教えてもらうことも可能です。

未経験の場合

未経験の場合であっても、建設業の場合は大丈夫です。とくに30代までであれば貴重な若手人材として比較的優遇して採用してくれる傾向にあります。また、口に出しづらい給与交渉なども、エージェントが代行して行ってくれるので、勤務環境をスムーズに整えられることもメリットです。

さらに、転職に関わることを相談できるので、建設業界が未経験の方も十分な対策をしながら面接に臨めるでしょう。

まとめ

まとめ

この記事では、サブコンとはどんな企業か、サブコンとゼネコンの違い、サブコンの年収ランキングなどについて詳しく解説しました。サブコンの需要が高まっている今、建設業界で高年収を狙いたい方の転職先としておすすめです。

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