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ゼネコンの年収ランキング
公開日:2025年3月4日 更新日:2025年3月14日
ゼネコンの年収ランキング
「設計・施工・研究」の全てを自社で担っているゼネコン。平均年収が高いことは知られているかもしれませんが、具体的にどれくらいの年収なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ゼネコンの年収ランキングを、「スーパーゼネコン」「準大手ゼネコン」「中堅ゼネコン」と3分類にわけて詳しく解説します。
目次
ゼネコンとは
まずは、ゼネコンとは何かということ、そしてゼネコンの種類について見ていきましょう。
ゼネコンとは「総合建設業者」
ゼネコンとは、ゼネラルコントラクターの略称であり、日本語訳は「総合建設業者」です。「設計・施工・研究」と3つの役割を自社だけで担っており、マンションやビル、テーマパークなど大規模な建築を手がけています。
さらに、街づくりをおこなう都市開発事業など、任される業務は多岐にわたり、事業の規模が大きいことから高年収を狙えるのも特徴です。会社によっては1,000万円以上を狙うこともできるため、やりがいを感じながら高水準の給与を狙いたい方におすすめでしょう。
ゼネコンは売上高によって、「スーパーゼネコン」「準大手ゼネコン」「中堅ゼネコン」と3種類にわけることができます。
【種類1】スーパーゼネコン
スーパーゼネコンとは、年間売上高が1兆円を超える総合建設会社を指し、下記5社が該当します。
全国に100社以上あるゼネコンの中でも、資本力や売上高、業歴が群を抜いているのが特徴です。
例えば、鹿島建設はグループ会社数が数多く、お台場のフジテレビ本社ビルからダムや上下水道まで幅広い実績を持っています。一方、大林組は東京スカイツリー®などの都市開発から、再生可能エネルギー事業まで幅広く取り組んでいる会社です。
このように、数々の有名建築を手がけるスーパーゼネコンは日本を代表とする建設会社といえます。
【種類2】準大手ゼネコン
準大手ゼネコンとは、一般的に年間売上高3,000億円以上1兆円未満の総合建設会社を指し、例として下記10社が該当します。
準大手ゼネコンは、スーパーゼネコンに次ぐ規模の会社であり、独自の技術力と専門性を保持する建設業界の重要な担い手です。
例として、前田建設工業は八ッ場ダムや新東名高速道路のトンネル工事など、土木事業において確固たる地位を築いています。また、長谷工コーポレーションは、マンションの用地取得から設計や施工、さらには管理やリフォームまで、総合マンションメーカーとして活躍している会社です。
各自の強みを活かし特定の市場に注力している傾向にあるのが、準大手ゼネコンといえます。
【種類3】中堅ゼネコン
中堅ゼネコンとは、一般的に年間売上高1,500〜3,000億円未満の総合建設会社を指し、例として下記8社が該当します。
中堅ゼネコンは地域社会と密接な関係を持つ会社が多い傾向です。
例えば、奥村組は関西に本社を置く会社であり、耐震・耐震補強工事に強みを持っています。一方で、東亜建設工業はレインボーブリッジなど、海上土木工事を中心とした総合建設を手掛けています。
中堅ゼネコンは、建設業界でのキャリアをスタートさせるときの選択肢としてもおすすめかもしれません。
ゼネコンの年収ランキング
こちらからは、ゼネコンの年収ランキングを、「スーパーゼネコン」「準大手ゼネコン」「中堅ゼネコン」と3分類にわけてご紹介します。
スーパーゼネコンの平均年収ランキング
スーパーゼネコンの平均年収ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 鹿島建設 | 1,178万円 |
2 | 大林組 | 1,066万円 |
3 | 大成建設 | 1,024.7万円 |
4 | 竹中工務店 | 1,012.8万円 |
5 | 清水建設 | 982.1万円 |
参照:アーキブック「ゼネコンの平均年収ランキング|ゼネコンランキング【2024年版】」
スーパーゼネコン5社の平均年収は1,053.8万円であり、会社規模や事業内容の幅広さから高年収を狙える会社といえます。
日本の建設業界を牽引している大企業だからこそ、業務内容も専門的な知識が必要となるため、転職では資格を求められる場合も。また、実務経験が条件となることもあるため、焦らず経験の積める企業に入社した後、スーパーゼネコンを目指すことも1つの方法でしょう。
準大手ゼネコンの平均年収ランキング
準大手ゼネコンの平均年収ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 前田建設工業 | 976.7万円 |
2 | 長谷工コーポレーション | 963.4万円 |
3 | 安藤ハザマ | 963.4万円 |
4 | フジタ | 915万円 |
5 | 五洋建設 | 889.4万円 |
6 | 三井住友建設 | 88.5万円 |
7 | 熊谷組 | 848.2万円 |
8 | 戸田建設 | 841.1万円 |
9 | 東急建設 | 838万円 |
10 | 西松建設 | 834万円 |
参照:アーキブック「ゼネコンの平均年収ランキング|ゼネコンランキング【2024年版】」
上記10社の平均年収は896.4万円であり、スーパーゼネコンと比較すると157.4万円の差があります。
スーパーゼネコン同様に経験者が歓迎される傾向にありますが、年齢によっては未経験者の採用も検討されています。一方で、一級建築施工管理技士などの資格保持者は、優遇された条件での採用も期待できるでしょう。
中堅ゼネコンの平均年収ランキング
中堅ゼネコンの平均年収ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 奥村組 | 945.9万円 |
2 | 東亜建設工業 | 900.3万円 |
3 | 鉄建建設 | 857.5万円 |
4 | 飛島建設 | 841.5万円 |
5 | 錢高組 | 825.2万円 |
6 | 東洋建設 | 824.7万円 |
7 | 淺沼組 | 806.7万円 |
8 | 大豊建設 | 794.5万円 |
参照:アーキブック「ゼネコンの平均年収ランキング|ゼネコンランキング【2024年版】」
中堅ゼネコンの平均年収は863.9万円であり、スーパーゼネコンと比較すると189.9万円、準大手ゼネコンとは32.5万円の差があります。ただ、日本の平均年収は460万円なので、「中堅」といえども高年収が狙える会社といえるでしょう。
年収は中堅ゼネコンの中でもばらつきがあるため、福利厚生などもふまえながら希望する会社を検討してみるのがおすすめです。地方の中堅ゼネコンは人材不足の課題を抱えていることもあり、中途採用に力を入れている企業も多いといえます。
年収の高いゼネコンへの転職にはエージェントがおすすめ
年収の高いゼネコンへ転職したい場合は、建設業界に特化した転職エージェントを利用することがおすすめです。
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まとめ
この記事では、ゼネコンの年収ランキングを、「スーパーゼネコン」「準大手ゼネコン」「中堅ゼネコン」と3分類にわけて詳しく解説しました。ゼネコンの平均年収は、約1,200万円〜800万円であり、高年収を狙いたい方におすすめです。
すでに業界経験のある方はスーパーゼネコンや準大手ゼネコン、建設業界に興味のある未経験の方は中堅ゼネコンを検討してみると良いかもしれません。スムーズに転職を進めたい方は、建設業界に特化したエージェントを利用してみましょう。
年収の高いゼネコンへの転職を検討している方は、ぜひ建設業界歴26年の実績がある建設キャリア転職(運営会社:CIC日本建設情報センター)をご活用ください。
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