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【英語・ベトナム語・インドネシア語対応】振動工具安全衛生教育の特徴や受講方法などを解説
公開日:2025年2月6日 更新日:2025年2月7日
【英語・ベトナム語・インドネシア語対応】振動工具安全衛生教育の特徴や受講方法などを解説
振動工具安全衛生教育は、チェーンソーや芝刈り機を除いた振動工具を業務上使用する方が受講する安全衛生教育です。受講方法には講習機関による講習の参加や出張講習、Web講座の受講などがありますが、外国人労働者に受講してもらう場合は注意が必要です。
この記事では、振動工具安全衛生教育を外国人労働者の方に受講してもらう方法や講習の概要について解説します。注意点なども触れていきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
振動工具安全衛生教育とは
振動工具安全教育とは、振動工具(チェーンソーや芝刈り機を除く)を業務上使用する方が受講する安全衛生教育です。振動工具にはさまざまな種類があり、建築現場を中心に多くの業種が安全衛生教育となっています。
安全衛生教育は、特別教育ではないため受講義務はありませんが、未受講者が振動工具を使用すると労働災害の観点から危険を伴います。自分と周囲の人間の労働災害発生を防止するためにも、安全衛生教育を受講し、作業に就きましょう。
受講すると振動工具取扱作業者の資格を得られる
振動工具安全教育を修了すると、振動工具取扱作業者の資格が取得できます。資格を取得すれば、振動工具に関する正しい知識・技術を有していることを証明可能です。
振動工具取扱作業者の資格を得られることで、自分の付加価値を今以上に高められるでしょう。
受講対象となる工具・作業
振動工具はさまざまな種類があり、多くの業種が安全衛生教育の対象です。建設業や解体業を中心に、採石作業や森林業、製造業などでも振動工具を使用する場合は受講の対象となります。
例えば、電動ハンマーやサンダー、インパクトレンチなども対象です。こちらの記事では、振動工具取扱作業者安全衛生教育の対象となる工具についても詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
【あわせて読みたい】振動工具取扱作業者安全衛生教育の概要とおすすめ受講方法
振動工具安全衛生教育の受講方法
振動工具安全衛生教育の受講方法として、主に以下の3つがあります。
- 各講習機関による講習を受講する
- 出張講習を依頼する
- Web(オンライン)講座を受講する
一般的な受講方法は各講習機関による講習の受講です。実際に講習会場まで足を運び受講する方法で、講師を用意する必要がありません。一方、受講する外国人の方が運転免許証を有していない場合、開催会場へ送迎する必要があったり、公共機関に慣れていない場合は道に迷ったりすることもあるでしょう。
次に出張講習を依頼する方法があります。出張講習を依頼すれば、自社で講師を用意する必要もなく、現地まで足を運ばなくても受講可能です。ただし、講師の宿泊費や出張費なども必要になるケースがあるため、コストがかかります。加えて、受講人数が少ない場合は出張講習を利用できない可能性がある点にも注意が必要です。
そこでおすすめなのが、Web講座を受講する方法です。Web講座であれば、受講者の好きなタイミングで学習でき、動画講義なので巻き戻しや一時停止など自由な視聴も可能です。
例えば、一度に聞き取れなかった日本語や用語の説明などを繰り返し視聴して理解できます。分からない箇所をそのまま分からないままにせず、効率的に理解を深められるのもメリットです。
CIC日本建設情報センターでも顔認証システムを導入したWeb講座を用意しておりますので、ぜひご検討ください。
外国人労働者が振動工具安全衛生教育を受講する場合
外国人労働者が振動工具安全衛生教育を受講する場合、受講の可否は以下2つの基準を満たしているかがポイントです。
日常生活に必要な日本語の理解力がある | 専門的、技術的な事項に関する日本語の理解力も十分ある |
講習に関する読み・書き・会話において、他の日本人労働者と同等程度の日本語能力を有する |
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日常生活で必要なレベルがあるか、専門的・技術的な部分での日本語も理解できるかが判断基準となります。もし、基準を満たしていないと判断された場合は、受講したとしても途中退席や修了証が発行されない場合があります。
Web(オンライン)講座の場合、事業者による監督者の確保が必要となります。外国人労働者の日本語の理解力に合わせて受講方法を調節するのがよいでしょう。
日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ
振動工具安全衛生教育を受講する外国人労働者が日本語を理解できる場合、Web(オンライン)講座で受講するのがおすすめです。Web講座では、以下のようなメリットがあります。
- 場所や時間に制限されない
- 自分で学習を管理できる
- 何度も復習して知識を深められる
Web講座は、自分で学習ペースを管理できます。忙しい日は視聴を少なく、まとまった時間が取れる日は視聴時間を多くなど管理しやすいのがメリットです。
ただし、事業者側が受講者に対して労働時間外の受講を強制することはできません。時間外で受講する際は時間外手当を支給するなど柔軟な対応が求められます。
また、Web講座は、動画講義を視聴する方式なので、視聴スタイルが自由です。重要なポイントをしっかり聞きたい場合は一時停止、もう一度聞きたい場合は巻き戻しなど自分の理解度に合わせて学習ペースを調節できます。しっかりと安全衛生教育で理解度を深められるでしょう。
振動工具安全衛生教育を外国人が受講する際の注意点
振動工具安全衛生教育を外国人が受講する場合、以下のような注意点もあります。
- 日本語が理解できない場合は受講できない
- 通訳できるのは専門用語だけ
- 対応していない言語もある
受講する外国人だけでなく、従業員に受講してもらう事業者側もにも注意点があります。それぞれ、詳しくみていきましょう。
注意点1. 日本語が理解できない場合は受講できない
日本語で行われる安全衛生教育を受講する場合、日本語で読み書きできる必要があります。日本語が理解できないと判断された場合は講習を受講できません。
例えば、日本に在留するための資格である「特定技能」を持つ外国人は、日本語能力N4級等に合格している必要があります。つまり、合格者は一定以上の日本語が理解できると判断され、安全衛生教育を受講可能です。
一方で、基準に到達しない方を安全衛生教育に受講・修了させた場合、事業者側にも責任が生まれます。外国人の受講対象者が日本語を理解できるかチェックする教習所・協会などもあるため、必要に応じてチェックしておくことをおすすめします。
注意点2. 通訳できるのは専門用語だけ
日本語で実施される安全衛生教育では、通訳の付き添いが認められています。しかし、通訳は専門用語のみに限られているため、専門用語以外の内容を通訳できません。
安全衛生教育は通訳が付き添えるから受講できるとは限りません。日本語の日常会話が理解できていない外国人は受講が難しいと判断されるため、注意しておきましょう。
注意点3. 対応していない言語もある
講習機関の中には、外国人労働者向けの講習が開催されているケースもあります。しかし、全ての言語には対応しているわけではありません。
例えば、英語に対応している講習機関は多くあります。一方で、フランス語やイタリア語などに対応している教習所や協会はわずかです。また、中国語などでも北京語や上海語など複数の言語にわかれている場合、対応していない言語もあるため注意しましょう。
外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合
CIC日本建設情報センターでは、外国人労働者の方でも受講できる振動工具安全衛生教育のWeb講座を提供しております。ここからは、CIC日本建設情報センターのWeb講座の特徴を詳しく解説します。
ベトナム語&英語の字幕付きWeb(オンライン)講座を提供
外国人労働者の方の中でも、ベトナム人の方が日本で多く働いています。CICのWeb講座ではベトナム語に対応しているのが特徴です。
また、中にはベトナム語よりも英語の方が学習しやすいという方もいるでしょう。CIC日本建設情報センターでは、英語字幕にも対応した講座となっておりますので、外国人労働者の方でも問題なく安全衛生教育を受講できます。
受講者の専用アカウントを発行
CIC日本建設情報センターでは、受講者一人ひとりに専用のアカウントを発行します。管理画面から学習の履歴・進捗状況を確認可能です。進行ペースを把握しつつ、効率よく学習したい方にも、おすすめといえるでしょう。
顔認証システムでの受講確認
CIC日本建設情報センターのWeb講座は、顔認証システムを導入しています。顔認証システムを導入している場合、本人が席を離れている間は学習状況が進まないため、受講修了すれば画面の前で受講したことの証明につながります。
「本人がきちんと席に座って受講しているか不安…」と感じる事業者にとっても安心のシステムです。
修了証の多様な発行形式
振動工具安全衛生教育修了後、受講者には修了証が発行されます。
CIC日本建設情報センターのWeb講座では、PDF版とカード版の2種類の発行形式に対応しています。PDF版は、Web講座修了後すぐにダウンロード可能です。一方で、カード版の修了証は携帯できるため、現場で修了証の提示を求められた場合に、すぐに対応可能です。
Web講座申し込みの段階で発行形式を選べるため、自分に適したものを選びましょう。
![まとめ](https://www.cic-ct.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/summary.jpg)
まとめ
この記事では、外国人労働者の方が振動工具安全衛生教育を受講する方法について詳しく解説しました。振動工具安全衛生教育は、振動工具(チェーンソーや芝刈り機を除く)を業務上使用する方が受講する安全衛生教育です。振動工具には様々な種類があるため、振動工具を取り扱う多くの業種で受講が推奨されています。
受講方法には、講習会への参加や出張講習を依頼する方法があります。しかし、日本語の理解度によっては受講できない・受講するとしても交通機関で迷ったり送迎の必要性が出てきたりするため、これらの問題をクリアできるWeb講座がおすすめです。
Web講座であれば、日本語が聞き取れなかった箇所や分からない部分を巻き戻しや一時停止するなど、自由に視聴できます。。また、受講者のペースで学習状況を管理できるのもメリットです。
CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語字幕に対応した振動工具安全衛生教育のWeb講座を用意しております。受講者が自分のペースで計画的に学習を進められる内容となっておりますので、ぜひ受講をご検討ください。