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移動式クレーン運転士安全衛生教育のオンライン受講とは?受講内容やメリットを解説
公開日:2024年12月2日 更新日:2024年12月2日
移動式クレーン運転士安全衛生教育のオンライン受講とは?受講内容やメリットを解説
「移動式クレーン運転士安全衛生教育ってオンライン受講できるの?」
「安全衛生教育をオンラインで受講する場合のメリットやデメリットを知りたい」
現在、移動式クレーン運転士安全衛生教育の受講を控えている方の中で、このようなお悩みを抱いている方もいるのではないでしょうか。
移動式クレーン運転士安全衛生教育は、Web(オンライン)講座で受講可能です。オンライン講座は、Web上で受講を進められるため、場所や時間に制限されません。好きなタイミングで受講できる分、自己管理して計画的に進める必要はありますが、メリットの大きい受講方法です。
この記事では、移動式クレーン運転士安全衛生教育のオンライン受講について詳しく解説します。オンライン受講のメリットやデメリット、安全衛生教育の講習内容などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
移動式クレーン運転士安全衛生教育Web(オンライン)講座の概要
まずは、移動式クレーン運転士安全衛生教育Web講座の概要について解説します。安全衛生教育の情報から受講の流れまでみていきましょう。
移動式クレーン運転士安全衛生教育とは
移動式クレーン運転士安全衛生教育は、移動式クレーンの運転業務に従事している運転士(免許者)に対して実施される安全衛生教育です。労働安全衛生法第60条の2第2項の規定に基づいて実施されます。
移動式クレーン運転士は、工事現場や建設現場などで重量物を運ぶ際、移動式クレーンを操作して荷物を運んだり降ろしたりする仕事です。
労働安全衛生法では事業者に対し、このようなクレーン運転士に対して指針に沿った安全衛生教育を実施するよう努めなければならないと定められています。
Web講座の受講登録と初期設定の手順
移動式クレーン運転士安全衛生教育をWeb講座で受講する場合、手順は以下のとおりです。
- 利用端末(パソコン・スマートフォン・タブレット)などから申し込む
- 支払い方法(クレジットカード・銀行振込など)を設定して支払いする
- 必要な資料・情報が届くのを待つ
- 受講登録と初期設定をおこなって受講を開始する
Web講座で受講する際、初回のログインのみユーザー名やパスワードの設定が必要です。講習機関から送られてきた情報は削除したり捨てたりしないようにしましょう。
また、本人確認に顔認証システムを導入している機関もあります。そのため、カメラ機能の搭載された端末で受講が必要です。
移動式クレーン運転士安全衛生教育Web(オンライン)講座の内容紹介
移動式クレーン運転士安全衛生教育は、どのような内容で実施されるのでしょうか。ここからは、能力向上教育の講習内容や受講対象者について詳しく解説します。
移動式クレーン運転士安全衛生教育の受講対象者
移動式クレーン運転士安全衛生教育の受講対象者には、「移動式クレーン運転士免許取得、小型移動式クレーン運転技能講習または特別教育修了後、おおむね5年経過した方」が該当します。
資格を更新しないから失効するというわけではありませんが、労働災害防止の観点から5年を目安に受講が推奨されています。知識・技術力のアップデートによって作業効率の改善や安全意識の向上などが見込まれるため、必ず安全衛生教育を受講しましょう。
移動式クレーン運転士安全衛生教育の受講内容
移動式クレーン運転士安全衛生教育は、学科講習のみの実施です。実技講習は実施されないため、学科講習を通して知識・技術力を見直す必要があります。
以下の表は、安全衛生教育の講習科目・実施時間をまとめたものです。
移動式クレーン運転士安全衛生教育は、学科講習のみの実施となるため実技講習は行われません。以下の表は、安全衛生教育の講習内容をまとめたものです。
講習科目 | 実施時間 |
---|---|
最近の移動式クレーンと安全装置 | 2時間 |
移動式クレーンの取扱いと保守管理 | 2.5時間 |
災害事例及び関係法令 | 1.5時間 |
合計 | 6時間(1日間) |
上記の時間は、あくまでも目安となるため、実際の実施時間は講習機関や受講方法で異なります。Web講座の場合、動画講義となる関係から規程の実施時間よりも長い場合があるため、受講前に講習機関のカリキュラムを確認しておきましょう。
移動式クレーン運転士安全衛生教育Web(オンライン)講座のメリットと特徴
移動式クレーン運転士安全衛生教育のWeb講座を受講するメリットは、以下のとおりです。
- 場所や時間に制限されずに受講できる
- 自分のスタイルに合わせて学習しやすい
- 顔認証システムで不正受講を防止できる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
場所や時間に制限されずに受講できる
Web講座は、受講する場所や時間に制限されません。自分が受講したいと思ったタイミングで学習を進められるのがメリットです。
例えば、講習会への参加や出張講習の受講は、まとまった時間で学習するため受講者自身のスケジュールで受講できません。仕事が忙しかったりスケジュールの調整が難しかったりする場合は、「仕事が忙しいのに…」とストレスが溜まる可能性もあるでしょう。
一方で、Web講座は自分のタイミング・ペースで受講できます。忙しい日は控えめに、余裕のあるタイミングは長時間学習するといった柔軟な調整が可能です。社会人向けの学習方法といえるでしょう。
自分のスタイルに合わせて学習しやすい
Web講座は、自分の学習スタイルに合わせて進められます。本人確認さえ済ませてしまえば、後は自己管理によって進めるためです。
例えば、朝早く起きて起床後の時間を活用したい方は、朝に重点的な学習が可能です。一方で、就寝前にコツコツ学習したい場合でも、問題なく夜に学習を進められます。もちろん、朝と夜の両方で少しずつ進めたいといったスタイルも実現可能です。
自分の勉強スタイルに合わせやすいのもWeb講座のメリットといえるでしょう。
顔認証システムで不正受講を防止できる
事業者によっては、「Web講座は受講者が本当に受講しているのか不安…」と感じる場合もあるでしょう。この場合、顔認証システムによって不正受講を防止している講習機関であれば、安心して安全衛生教育の受講を済ませられます。
顔認証システムは、本人以外の受講ができないシステムです。Web講座の不安な点である不正受講さえ防止できれば、オンラインでの受講は事業者と受講者の両方にメリットのある受講方法といえるでしょう。
移動式クレーン運転士安全衛生教育Web(オンライン)講座のデメリット
移動式クレーン運転士安全衛生教育のWeb講座には、メリットがある一方で、以下のようなデメリット・注意点があります。
- インターネット環境が必要
- 学習のモチベーション維持が難しい
メリットだけでなく、デメリットまで把握しておくことが大切です。ここからは、それぞれのデメリット・注意点を詳しくみていきましょう。
インターネット環境が必要
Web講座を受講する場合、インターネット環境が必要です。利用を予定している端末(スマホやタブレット、パソコンなど)のインターネット環境が問題ないか確認しておきましょう。
また、利用端末のカメラ機能に問題ないかも確認が大切です。顔認証はカメラ機能によって確認するため、上手く認証できなければスムーズに学習を進められません。ご自身のパソコンにカメラが付いていない場合は、外付けカメラを設置(別途用意)することで解決できますので、事前に確認しつつ必要に応じて設置しましょう。
インターネット環境が整っているか確認した上で、Web講座の受講申し込みをしましょう。
学習のモチベーション維持が難しい
Web講座で課題となるのは、モチベーションの維持です。モチベーションが低下して学習が進まなくなると、受講修了までの期間が長くなります。
特に社会人の方の場合、仕事しながらの勉強となるため、仕事の疲れなどでモチベーションが低下しやすくなります。「仕事で疲れているのに勉強する気にならない…」と先延ばしにすることで、よりモチベーションの低下につながる可能性もあるでしょう。
そのため、Web講座を受講する前に、どれくらいのペースで進めて何日ほどで受講を終わらせるのか実現しやすい計画を立てることが大切です。計画に沿ってコツコツ進められると、モチベーションの低下も最小限に抑えられるでしょう。
CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座
CIC日本建設情報センターでも、移動式クレーン運転士安全衛生教育のWeb(オンライン)講座を提供しております。ここでは、CIC日本建設情報センターのWeb講座について特徴をご紹介します。
1. 専用アカウントの発行
CIC日本建設情報センターでは、1つの専用アカウントが受講者一人ひとりに発行されます。これによって好きなタイミングでアクセスできるため、場所や時間に制限されない学習が可能です。
学習の履歴や進捗状況なども確認できるようになっています。自分の学習ペースが計画に沿っているかなども確認しつつ、効率的に学習を進められます。
2. 顔認証システムでの受講確認
CIC日本建設情報センターのWeb講座は、顔認証システムを導入しています。本人以外の受講を完全にできなくすることで、不正受講も防止しているのが特徴です。
顔認証は、受講開始時や途中確認で自動的に行われるため、本人が席についていなければ学習が進みません。「社員がきちんと受講しているか不安…」と感じる事業者側から見ても、安心して任せられるシステムといえるでしょう。
3. 修了証の多様な発行形式
Web講座修了後、受講者に対して修了証が発行されます。
CIC日本建設情報センターのWeb講座では、PDF版とカード版の2種類の発行形式を用意しており、自分が好きな方を発行可能です。PDF版は、Web講座修了後すぐにダウンロード可能できるのがメリットです。一方でカード版の修了証は、携帯のしやすさから現場で修了証をすぐ提示できるのがメリットといえます。
まとめ
この記事では、移動式クレーン運転士安全衛生教育のオンライン受講について詳しく解説しました。Web講座は、時間や場所を選ばず自分の好きなタイミングで受講できます。自己管理になるためモチベーションの維持が大切ですが、計画的に進めればスムーズに受講完了できるでしょう。
CIC日本建設情報センターでも、移動式クレーン運転士安全衛生教育のWeb講座を提供しております。受講する講習機関にお悩みの方は、ぜひ受講をご検討ください。