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2級管工事施工管理技士・
検定問題と総評
令和6年度 2級管工事施工管理技士
(後期:一次/二次/一次・二次)検定問題と総評
お待たせ致しました。
問題と総評が公開されましたのでご案内いたします。
検定問題および正答肢
一次(後期)の検定問題・正答肢、及び二次の検定問題につきましては、下記試験実施団体のサイトへのリンクからご確認ください。
総評
■第一次検定の傾向
本年度の試験も、例年と変わらず、52 問中40 問を解答する形式でした(マークシート方式)。
原論、電気工学、建築学に関する問題では、過去に出題履歴のない計算問題や選択肢がいくつか見受けられました。
空調、衛生、設備に関する知識については、初出の選択肢もありましたが、過去に出題された選択肢も多く、過去問対策をしっかり行っていれば、得点を重ねることができたはずです。
施工管理法については、過去に出題のなかった選択肢もあり、若干難しく感じられたかもしれません。しかし、過去に出題された問題もあったため、それを落とさず得点できたかが合否のポイントとなりそうです。
法規、施工管理法(基礎的な能力)の問題に関しては、過去問題演習を中心に基礎をしっかりと学習していれば、正答を導きだせた問題であったと思います。
全体の難易度は標準的といった印象で、地道に学習を継続できた受検生であれば十分合格できる試験であったといえます。
分野 | 出題数 | 必要解答数 | 難易度 |
---|---|---|---|
原論 | 4問 | 4問 | やや難しい |
電気工学 | 1問 | 1問 | 難しい |
建築学 | 1問 | 1問 | 標準 |
空調・衛生 | 17問 | 9問 | やや易しい |
設備 | 4問 | 4問 | 標準 |
設計図書 | 1問 | 1問 | やや易しい |
施工管理法 | 10問 | 8問 | やや難しい |
法規 | 10問 | 8問 | 標準 |
施工管理法(基礎的な能力) | 4問 | 4問 | やや易しい |
合計 | 出題52問 | 解答40問 |
■第二次検定の傾向
本年度の問題は施工経験記述がなくなり、設備全般、工程管理、法規からの出題となり、「必須問題3 問〔問題1/問題2/問題3〕」、「選択問題1 問〔問題4・問題5〕」の、計4問を解答する出題形式でした。
問題1 の設問1 は、令和3 年度から追加された施工管理法の知識問題でした。過去の第一次検定で出題された問題が多く、見覚えのある問題もあったのではないでしょうか。設問2 の施工要領図の判読問題も、過去に出題履歴のあったもの多く、過去問を学習していればそれほど難しくなかったと思います。
問題2 はバーチャート工程表に関する内容でした。本年度から工程管理は必須問題になると事前に試験実施団体から発表があったことに加え、設問1、設問2 ともに過去に出題された内容が多かったので、しっかり対策をしていれば問題なく解答できたでしょう。
問題3 の法規に関しても新問はなく、一次検定の復習と二次検定の過去問対策で十分対応できたはずです。
問題4(設備全般・空調)・問題5(設備全般・衛生)の選択問題については、いずれも設問2 で技術的事項について問われました。一次、二次の学習で積み上げた知識をしっかり整理できているかが鍵となったでしょう。
試験全体の出題形式としては、本年度から施工経験記述がなくなり、工程管理、安全管理が必須問題となりました。しかし、難易度としてはそれほど難しくはなかったという印象です。第一次検定対策として培った知識を活用し、過去問対策が十分にできていたかどうかが合否を分けるポイントとなるでしょう。
問題番号 | 出題区分 | 出題数 | 解答数 | 必須/選択 | |
---|---|---|---|---|---|
問題1 | 設備全般 | 施工管理法・施工要領図 | 1問 | 1問 | 必須 |
問題2 | 工程管理 | バーチャート工程表 | 1問 | 1問 | 必須 |
問題3 | 法規 | 労働安全衛生法 | 1問 | 1問 | 必須 |
問題4 | 設備全般 | 空調 | 1問 | 1問 | 選択 |
問題5 | 設備全般 | 衛生 | 1問 | ||
合計 | 出題5問 | 解答4問 |