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1級電気工事施工管理技士・
検定問題と総評
令和6年度 1級電気工事施工管理技士
第二次検定問題と総評
お待たせ致しました。
問題及び正答肢(マークシート)が公開されましたのでご案内いたします。
検定問題および正答肢
令和6年度 1級電気工事施工管理技士 第二次検定問題及び正答肢は下記、試験実施団体のサイトへのリンクからご確認下さい。
※検定問題の公表の範囲
第二次検定は検定問題と解答形式がマークシートとなっている設問の正答番号のみ公表されます。
解答形式が記述の設問は、正答が公表されません。
総評
大きな変更点として、本年度より経験記述に係る問題に変更がありました。その他の問題に関しては例年通りであり、試験全体の難易度としても標準的だった印象です。
問題1・問題2
本年度からは試験問題の見直しがあり、工事概要を記述する設問がなくなりました。かわりに、設定された条件に対して自身の電気工事の経験を踏まえ、問題1として、工程管理上の問題とその理由を記述する問題、問題2として、品質管理に関して留意すべき事項とその理由をあげ、その対策を記述する問題が出題されました。
出題形式の変更がありましたが、二次検定を受けることができる多くの実務経験をお持ちの皆様は、問題なく解答することができたのではないでしょうか。
問題3
例年、問題2として品質管理と安全管理の問題が隔年で出題されていましたが、今年は問題3として安全管理の問題が出題されました。出題内容は例年と変わらず、電気工事に関する作業の中から2つ選び、労働災害を防止するための対策をそれぞれ2つ記述する問題でした。過去に出題された内容の作業が多く、傾向を踏まえて学習をしていれば、高得点も可能な内容でした。
問題4
電気工事に関する用語の中から4つを選び技術的な内容を記入する問題でした。例年通り、過去に出題された用語も多く、CICのテキスト&過去問題集で用語の技術的な内容をしっかり記憶して得点源にしてもらいたい問題でした。
問題5
計算問題は、単相2線式の配電線路の線間電圧を求める問題と、RLC直列回路の有効電力を求める問題の出題でした。計算問題自体の難易度は易しい印象で、また、五肢択一式のため落ち着いて取り組めば解ける問題でした。
問題6
法規の問題は五肢択一式であり、例年通り「建設業法」と「電気事業法」から出題されました。過去の二次検定や一次検定で出題のあった問題が多く、繰り返し学習していた受講生であれば、きちんと解答することができたのではないかと考えます。
試験問題の見直しがあったものの、CICのテキスト&過去問題集で施工経験記述の文章のまとめ方をしっかりと学習し、過去問を中心に受験対策を続けてきた受講生であれば高得点を狙えた試験だったと考えます。
問題番号 | 出題区分 | 備考 | |
---|---|---|---|
問題1 | 施工経験記述 | 工程管理 | 記述問題 |
問題2 | 施工経験記述 | 品質管理 | |
問題3 | 施工管理法 | 語句の説明(安全管理) | |
問題4 | 電気設備全般 | 用語の説明 | |
問題5 | 計算問題 | 配電線路に関する計算問題 | 五肢択一式 |
問題6 | 法規 | 建設業法・電気事業法 |
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