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【外国語対応】雇入れ時安全衛生教育の受講対象者や受講内容、受講するメリットなどを徹底解説!

公開日:2025年4月21日 更新日:2025年4月21日

【外国語対応】雇入れ時安全衛生教育の受講対象者や受講内容、受講するメリットなどを徹底解説!

雇入れ時安全衛生教育は、業種や国籍、雇用形態を問わず、新しい仕事をする上で安全や衛生の知識を覚える必要がある場合に雇入れ時安全衛生教育の受講が必要です。受講方法には講習機関による講習の参加や出張講習、Web講座の受講などがありますが、外国人労働者に受講してもらう場合は注意が必要です。

この記事では、雇入れ時安全衛生教育を外国人労働者の方に受講してもらう方法や講習の概要について解説します。注意点なども触れていきますので、ぜひ参考にしてください。

CIC雇入れ時安全衛生教育

目次

雇入れ時安全衛生教育とは

雇入れ時安全衛生教育とは

雇入れ時安全衛生教育は、新規雇用者や作業内容が変わった労働者に受講してもらう安全衛生教育です。安全衛生の基本や道具の使用方法など労働する上で必要な基本的知識を学習します。

また、雇入れ時安全衛生教育は国籍や雇用形態を問わず受講しなければならない教育です。加えて、転職や異動などで職場環境が変われば、再度受講が必要になります。

衛生教育は、従業員と周りの作業員の安全衛生を守るという観点からも非常に重要です。事業場単位で認識をすり合わせしつつ、労働者ともコミュニケーションをとって受講してもらいましょう。

雇入れ時安全衛生教育の受講対象者

雇入れ時安全衛生教育の受講対象者となるのは、以下のとおりです。

  • 新規雇用者
  • 作業内容が変わった労働者
  • 上記以外に、雇入れ時安全衛生教育を受けていない労働者

新規雇用者を中心に作業内容が変わった労働者やこれまで雇入れ時安全衛生教育を受けたことがない方も受講対象者として含まれます

業種や国籍、雇用形態を問わず、新しい仕事をする上で安全や衛生の知識を覚える必要がある場合に雇入れ時安全衛生教育の受講が必要なので、必ず受講してもらいましょう。

雇入れ時安全衛生教育の受講内容

以下の表は、雇入れ時安全衛生教育の受講内容をまとめたものです。

受講科目 受講時間
安全衛生の基本 0.5時間
保護具や安全装置 1時間
正しい安全手法 2時間
リスクアセスメント 1.5時間
健康の保持 0.5時間
救急処置の方法 0.5時間
合計 6時間

雇入れ時安全衛生教育は、学科6時間の内容で実施されます。実技講習はないため、学科の講習を通して必要な知識を学習しなければなりません。外国人労働者の方が受講する場合も同様なので、受講者が学習しやすい方法で修了を目指しましょう。

雇入れ時安全衛生教育の受講方法

雇入れ時安全衛生教育の受講方法

雇入れ時安全衛生教育を受講する方法は、主に以下の3つです。

  • 各講習機関による講習を受講する
  • 出張講習を依頼する
  • Web(オンライン)講座を受講する

一般的な受講方法となるのは、各講習機関による講習の受講です。自社で講師の用意が必要ない反面、現地へ足を運んで受講する必要があります。外国人受講者の場合、日本の公共機関に慣れていないと迷う可能性があるでしょう。普通運転免許を持っていないと送迎の必要性が出てくるのもデメリットです。

続いて、出張講習の依頼です。出張講習は講師の用意も不要で、なおかつ自社での開催が可能となります。一方、講師の宿泊費や出張費などを含めるとコストがかさみます。加えて、受講人数が少ないと受講を引き受けてもらえない可能性もあります。

そのため、総合的におすすめといえるのがWeb講座の受講です。Web講座は動画を視聴するスタイルなので、受講者のペースで学習を進められます。先ほどの2つの受講方法で生じるデメリットもWeb講座ではありません。

中には英語・ベトナム語・インドネシア語にも対応している講座もあるため、外国人労働者の方でも受講しやすいといえるでしょう。CIC日本建設情報センターでもWeb講座を用意しておりますので、ぜひご検討ください

外国人労働者が雇入れ時安全衛生教育を受講する場合

外国人労働者が雇入れ時安全衛生教育を受講する場合

外国人労働者が雇入れ時安全衛生教育を受講する場合、受講できると認められるかどうかのポイントは、以下の2つの基準で決まります。

1. 日常生活に必要な日本語の理解力がある ・講習に関する読み・書き・会話において、他の日本人労働者と同等程度の日本語能力を有する
2. 専門的、技術的な事項に関する日本語の理解力も十分ある ・講師の言葉のうち専門・技術的な用語以外はおおむね理解できる

・ひらかな・カタカナは読める程度の理解力を有する

判断の基準としては、日常生活に必要なレベルの日本語を理解できるか、または専門的・技術的な内容を把握できるかといった点が挙げられます。もし、基準に達していないと判断された場合、受講途中での退席や修了証の発行が認められない可能性があります。

お悩みの場合は、Web(オンライン)講座の受講を検討するとよいでしょう。Web講座では、事業者の監督のもとで修了すれば修了証を取得できます。受講前に外国人労働者の日本語理解度を確認し、適切な受講方法を選択することをおすすめします。

※多言語対応の講座は、あくまで上記の表①に相当する外国人受講者を対象とした補助的なサービスであり、翻訳精度を約束するものではございません。

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語を理解できる外国人労働者が雇入れ時安全衛生教育を受講する場合、Web(オンライン)講座での受講がおすすめです。Web講座では、以下のメリットがあります。

  • 場所や時間に制限されない
  • 自分で学習ペースを管理できる
  • 視聴スタイルが自由

Web講座は、視聴スタイルが自由で学習のペースを受講者が管理できます。日本語は理解できるけど説明が早すぎると理解に時間がかかる場合などでもゆっくりと理解を深めることが可能です。

またWeb講座は受講するタイミングも自由です。休憩時間や交通機関内など時間や場所に制限されません。ただし、事業者側は受講者に対して労働時間外の受講を強制することはできない点は注意しておきましょう。時間外で受講する際は時間外手当を支給するなど柔軟な対応が必要です。

雇入れ時安全衛生教育を外国人が受講する際の注意点

雇入れ時安全衛生教育を外国人が受講する際の注意点

雇入れ時安全衛生教育を外国人が受講する際、以下の点にも注意しましょう。

  • 日本語が理解できない場合は受講できない
  • 通訳できるのは専門用語だけ
  • 対応していない言語もある

事業者側にも注意点があるため把握しておきましょう。それぞれの内容について詳しく解説します。

注意点1. 日本語が理解できない場合は受講できない

日本語で実施される安全衛生教育を受講してもらう場合は日本語で読み書きできる力がなければなりません。

目安として、日本に在留するための資格である「特定技能」を持つ外国人は、日本語能力N4級等の合格が必要です。つまり、合格者は一定以上の日本語が理解できると認められるため安全衛生教育を受講可能です。

一方、日本語を理解できる能力がないと判断された場合は、受講を拒否される可能性もあります。

もし、基準に到達しない方を安全衛生教育に受講・修了させた場合、事業者側にも責任が生じます。外国人の受講対象者が日本語を理解できるかチェックする教習所・協会などもあるため、受講してもらう前にチェックしておくのがよいでしょう。

注意点2. 通訳できるのは専門用語だけ

日本語で実施される安全衛生教育では通訳の付き添いが認められていますが、通訳は専門用語のみに限定されています。専門用語以外の内容は通訳できないため、注意しておきましょう。

また、安全衛生教育は通訳が付き添えても確実に受講できるわけではありません。受講が難しいと判断された場合は、別の受講方法をご検討する必要があります。

注意点3. 対応していない言語もある

一部の講習機関では、外国人労働者向けの講習を実施している場合があります。ただし、全ての言語に対応しているわけではありません

例えば、英語対応の講習機関は比較的多いものの、フランス語やイタリア語に対応している教習所や協会は限られています。また、中国語の場合、北京語や上海語など複数の方言があるため、希望する言語に対応していない可能性もあります。

受講を検討する際は、事前に対応言語を確認しておくとよいでしょう。

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

CIC日本建設情報センターでは、外国人労働者の方でも受講できる雇入れ時安全衛生教育のWeb講座を提供しております。ここからは、CIC日本建設情報センターのWeb講座の特徴を詳しく解説します。

多言語の字幕付きWeb(オンライン)講座を提供

日本で働いている外国人労働者の多くは、ベトナム・インドネシアの方です。CICのWeb講座ではベトナム語に対応しているのが特徴です。

また、中にはベトナム語・インドネシア語よりも英語の方が学習しやすいという方もいるでしょう。CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語・インドネシア語字幕に対応した講座がありますので、外国人労働者の方でも問題なく安全衛生教育を受講できます。

受講者の専用アカウントを発行

CIC日本建設情報センターでは、受講者一人ひとりに専用のアカウントを発行します。管理画面から学習の履歴・進捗状況を確認可能です。進行ペースを把握しつつ、効率よく学習したい方にも、おすすめといえるでしょう。

顔認証システムでの受講確認

CIC日本建設情報センターのWeb講座は、顔認証システムを導入しています。顔認証システムを導入している場合、本人が席を離れている間は学習状況が進まないため、受講修了すれば画面の前で受講したことの証明につながります。

「本人がきちんと席に座って受講しているか不安…」と感じる事業者にとっても安心のシステムです。

修了証の多様な発行形式

雇入れ時安全衛生教育修了後、受講者には修了証が発行されます

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、PDF版とカード版の2種類の発行形式に対応しています。PDF版は、Web講座修了後すぐにダウンロード可能です。一方で、カード版の修了証は携帯できるため、現場で修了証の提示を求められた場合に、すぐに対応可能です。

Web講座申し込みの段階で発行形式を選べるため、自分に適したものを選びましょう。

まとめ

まとめ

この記事では、外国人労働者の方が雇入れ時安全衛生教育を受講する方法について詳しく解説しました。

雇入れ時安全衛生教育は、国籍や雇用形態を問わず新規雇用者や作業内容が変わった労働者に受講してもらう安全衛生教育です。

受講方法には、講習会への参加や出張講習を依頼する方法があります。しかし、日本語の理解度が足りないと受講できない場合があります。また、受講できたとしても交通機関で迷ったり送迎の必要性が出てきたりするリスクもあるため、事業者側はどう受講するか考えなければなりません。

これらの問題をクリアできる方法として、Web講座がおすすめです。

Web講座であれば、日本語が聞き取れなかった箇所や分からない部分を巻き戻しや一時停止するなど、自由に視聴できます。また、受講者のペースで学習を管理・進められるのもメリットです。

CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語・インドネシア語字幕に対応した雇入れ時安全衛生教育のWeb講座を用意しております。外国人労働者の方でも自分のペースで計画的に学習を進められる内容となっておりますので、ぜひ受講をご検討ください。

CIC雇入れ時安全衛生教育

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