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【英語・ベトナム語・インドネシア語対応】酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育の特徴や受講方法などを解説
公開日:2025年2月6日 更新日:2025年2月7日
【英語・ベトナム語・インドネシア語対応】酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育の特徴や受講方法などを解説
マンホール内や坑道内で作業する場合、酸素の欠乏に注意しなければなりません。酸素欠乏に加え、硫化水素中毒の恐れがある現場で従事する場合、酸素・欠乏硫化水素危険取扱作業特別教育の受講が必要です。
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育は、外国人労働者の方でも受講対応しています。この記事では、酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育の特徴や受講方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育とは
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育は、酸欠や硫化水素中毒の危険性がある作業現場で働くために必要な知識・技術力を身につけるための特別教育です。現場で従事するすべての方が特別教育の受講対象者となります。
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育を修了すると「酸素欠乏危険作業者」と呼ばれる資格が手に入ります。資格があることで、危険な作業現場でも従事可能です。とはいえ、危険を伴うことに変わりないため、講習は集中して取り組みましょう。
特別教育と酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習の違い
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育と類似したものに「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習」があります。2つの資格の大きな違いは、受講の対象者です。
- 酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育は、酸欠や硫化水素中毒の危険性がある作業現場で働くすべての作業従事者が受講対象となります。
- 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習は、酸欠や硫化水素中毒の可能性がある作業現場にて、現場監督や作業主任者として従事する方が受講対象者です。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習は、特別教育の修了者の中から作業主任者として選任される方に対して実施されるのが技能講習となるため、2つの資格には大きな違いがあるといえるでしょう。
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育の受講方法
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育の主な受講方法は、以下の3つです。
- 各講習機関による講習を受講する
- 出張講習を依頼する
- Web(オンライン)講座を受講する
一般的な方法としては、各講習機関による講習の受講や出張講習があります。しかし、講習機関による講習の受講は、スケジュールを調節して現地に行かなければならないデメリットがあります。出張講習に関しても、講師の宿泊費や出張費まで負担した場合にコストがかさみます。
そこでおすすめの方法が、Web(オンライン)講座を受講する方法です。Web講座は、現地まで足を運んだり専用の講師を用意したりする必要がありません。動画講義なので、巻き戻しや一時停止にも対応した自由な学習スタイルで受講を進められます。
また、顔認証システムを導入している機関であれば、本人が画面の前にいないと学習が進まないようになっています。CIC日本建設情報センターでも顔認証システムを導入したWeb講座を用意しておりますので、ぜひご検討ください。
外国人労働者が酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育を受講する場合
外国人労働者が酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育を受講する場合、以下2つの基準を満たしているかで受講の可否が決まります。
日常生活に必要な日本語の理解力がある | 専門的、技術的な事項に関する日本語の理解力も十分ある |
講習に関する読み・書き・会話において、他の日本人労働者と同等程度の日本語能力を有する |
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上記の基準を満たしていると判断された場合、各講習機関による講習や出張講習でも受講できます。一方、基準を満たしていない(言語能力を有していない)と判断された場合は、途中退席や修了証の発行が認められない可能性があります。
もし、Web講座で受講する場合、事業者の監督下であれば受講可能です。e-ラーニング提供者または事業者による監督者の配置が必要となります。
日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ
日本語が理解できる外国人労働者の場合、先ほどの受講方法の中でもWeb(オンライン)講座がおすすめです。Web講座には、以下のようなメリットがあります。
- 場所や時間に制限されない
- 自分で学習を管理できる
- 何度も復習して知識を深められる
Web講座は、インターネット通信によって動画講義を視聴する方式なので、場所や時間を選びません。一時停止や巻き戻しなど視聴スタイルも自由なので、一回で理解できなかった場所でも何度も復習可能です。
また、自分のペースで学習を進められるため、忙しい方にもおすすめといえます。中には、英語などの字幕に対応している機関もあるため、受講前に確認しておくとよいでしょう。
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育を外国人が受講する際の注意点
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育を外国人が受講する場合の注意点は以下のとおりです。
- 日本語が理解できない場合は受講できない
- 通訳できるのは専門用語だけ
- 対応していない言語もある
受講する外国人だけでなく、従業員に受講してもらう事業者側も気をつけなければなりません。それぞれ、詳しく解説します。
注意点1. 日本語が理解できない場合は受講できない
日本語で行われる特別教育を受講する場合、日本語で読み書きできることが最低条件となります。日本に在留するための資格である「特定技能」を持つ外国人は、日本語能力N4級等に合格している必要があるので、一定以上の日本語が理解できると判断され、特別教育を受講可能です。
この基準に到達しない方を特別教育に受講・修了させた場合、事業者側に責任が生じるためご注意ください。外国人の受講対象者が日本語を理解できるかチェックする教習所・協会などもあるため、事前にチェックしてみるのもよいでしょう。
注意点2. 通訳できるのは専門用語だけ
日本語で実施される特別教育では、通訳の付き添いが認められています。しかし、通訳は専門用語のみに限られており、専門用語以外の内容を通訳できません。
通訳が付き添えるから受講できるとは限らず、日本語の日常会話が理解できていない外国人は受講ができないため、ご注意ください。
注意点3. 対応していない言語もある
外国人労働者向けの講習が開催されているものの、全ての言語には対応していません。例えば、フランス語やイタリア語などに対応している教習所や協会はわずかです。また、中国語などでも北京語や上海語など複数の言語にわかれている場合、対応していない言語もあるため注意しましょう。
外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合
CIC日本建設情報センターでは、外国人労働者の方でも受講できる酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育のWeb講座を提供しております。ここからは、CIC日本建設情報センターのWeb講座の特徴を詳しく解説します。
ベトナム語&英語の字幕付きWeb(オンライン)講座を提供
CIC日本建設情報センターのWeb講座では、ベトナム語の字幕に対応しています。日本で働く外国人労働者の多くがベトナム人であるためです。
もちろん、ベトナム以外の労働者にも対応できるよう英語字幕に対応しています。日本語より英語やベトナム語の字幕で勉強したい方にとっても安心です。
受講者の専用アカウントを発行
CIC日本建設情報センターのWeb講座は、受講者一人ひとりに専用のアカウントが発行されます。専用アカウントがあることで、時間や場所を選ばず学習できます。
専用アカウントの管理画面では、学習の進捗状況や履歴も確認可能です。自分がどこまで学習できているか把握しやすい内容となっているため、効率よく学習を進めたい方にも適しているでしょう。
顔認証システムでの受講確認
特別教育を受講させる事業者側からみると「Web講座受講時、本人がきちんと席に座って受講しているか不安…」と感じることもあるでしょう。CIC日本建設情報センターでは顔認証システムを導入しているため、本人が画面の前にいなければ学習状況が進みません。
また、顔認証は受講開始時だけでなく、受講が開始した後も自動でおこなわれます。そのため、受講が終了すれば本人が画面の前で学習を終えたことの証明となるため、事業者側からみても安心です。
修了証の多様な発行形式
特別教育を修了したら、受講者に対して修了証が発行されます。CIC日本建設情報センターでは、PDF版とカード版の2種類の発行形式に対応しているのが特徴です。
PDF版は、Web講座修了後すぐにダウンロードできます。一方で、カード版の修了証は携帯のしやすさから、現場で資格を確認された際、修了証をすぐ提示できるのがメリットです。
自分に適した方法で修了証を発行するとよいでしょう。
まとめ
この記事では、外国人労働者の方が酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育を受講する方法について詳しく解説しました。
酸素欠乏・硫化水素危険取扱作業特別教育は、酸素欠乏に加え、硫化水素中毒の恐れがある現場で従事する場合に必ず受講が必要です。
外国人労働者の方が受講する場合、日本語が理解できるのであればWeb講座をおすすめします。Web講座であれば、場所や時間に制限されない学習が可能です。
CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語字幕に対応したWeb講座を用意しております。受講者がわかりやすく、効率的に学習を進められる内容となっておりますので、ぜひ受講をご検討ください。