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【2024年】第一種電気工事士の申込み方法(インターネット・書面)|試験スケジュールや合格発表までの流れも紹介
公開日:2022年7月27日 更新日:2024年10月1日
【2024年】第一種電気工事士の申込み方法(インターネット・書面)|試験スケジュールや合格発表までの流れも紹介
2024年度(令和6年度)から第一種電気工事士試験は、上期・下期の年2回実施されます。
ただし、確実に合格するためには実力や実務経験だけでなく、正しく申込むことが欠かせません。
この記事では、第一種電気工事士の申込み方法を解説していきます。
正しく受験するためにも、申込みは重要なポイントです。
この記事でご紹介した内容を参考に、確実な受験につなげてみてください。
目次
第一種電気工事士の試験申込みから合格発表までの流れ
第一種電気工事士試験の申込から合格発表までの流れは、以下の通りです。
- 申込方法を確認する
- 試験に申込む
- 筆記試験を受験する
- 筆記試験の合格者や免除者は、技能試験を受験する
- 合否を確認する
- 合格者は免状の申請を行う
ただし、第二種電気工事士と異なり、第一種電気工事士の免状取得には実務経験が必要です。
試験に合格したら合格証書が届きますが、すぐ免状を受け取れるわけではないため、ご注意ください。
【2024年度】第一種電気工事士の試験スケジュール
第一種電気工事士の試験は、上期と下期の年2回実施されます。
2024年度の試験スケジュールを、以下に示しました。
項目 | 試験区分 | 試験日 |
---|---|---|
受付期間 | 上期 | 2月9日(金)~3月8日(金) |
下期 | 7月29日(月)~8月15日(木) | |
筆記試験 | 上期 | 4月1日(月)~5月9日(木) |
下期 | 9月2日(月)~9月19日(木) | |
技能試験 | 上期 | 7月6日(土) |
下期 | 11月24日(日) |
受験案内や申込書は、受付開始日の1週間ほど前から入手可能となります。
申込む前に必要な準備
第一種電気工事士試験を申込む前には、事前に行っておきたい準備項目があります。
ここでは4つに分けて、どのような準備が必要か確認していきましょう。
試験の範囲や内容を把握する
第一種電気工事士試験は、いくら電気について詳しい方でも何も準備をせずに合格できるとは限りません。
合格を勝ち取るためには以下の情報を事前に入手し、把握することが重要です。
- 出題範囲
- 試験の形式や制限時間、解答にあたってのルール
- 過去の出題傾向
第一種電気工事士試験は技能試験もあるため、作品を製作する際のルールも十分に把握することが求められます。出願前に、過去問を解いておくことはよい方法のひとつ。
「しっかり試験対策を行えば合格できそうだ」という状況であれば、出願するとよいでしょう。
申込方法や受付期間を確認する
申込方法や受付期間の確認も、重要なポイントに挙げられます。
期間内に正しい方法で申込んだ方だけが、受験可能です。
特にインターネット申込みの場合は、期限を1秒でも過ぎると出願できません。
以下のようなケースは痛い失敗ですが、よくありがちです。
- 申込方法を間違えてしまい、筆記試験の免除を受けられない
- 気がついたら締切を過ぎてしまい、来年まで待たなければならない
上記のような事態を防ぐためにも、事前に申込方法や受付期間を確認しておきましょう。
顔写真はあらかじめ準備しておく
出願時に顔写真を提出させる目的は、出願者と受験者が同一人物かチェックする点にあります。
このため、写真は半年以内に撮影したものを用意しましょう。
試験当日は顔写真との照合が行われます。この際に提出した写真があまりにも古いと、出願者と受験者が同一かどうか確認できず、試験を受けられなくなるかもしれません。
なお、インターネット申込みの場合は、顔写真データのアップロードで済みます。
このため、プリントした顔写真を用意する必要はありません。
免状は実務経験が必須。実務経験を得る見込みがあるかもチェックしよう
第二種電気工事士と異なり、第一種電気工事士は実務経験がないと免状を受け取れません。
せっかく苦労して合格したのに、免状を得られないのではもったいないものです。
出願する前に実務経験を得る見込みがあるか、しっかり確認しておきましょう。
インターネット申込みの流れ
インターネット申込みは、電気技術者試験センターのトップページから行えます。
申込みは、大きく3つのステップに分かれます。
それぞれについて、しっかり確認していきましょう。
アカウントを登録し、マイページを作成する
新しい年度になってから初めてインターネット受験申込を行う方は、アカウントの作成から始めましょう。
「電気技術者試験センター」トップページの「インターネット受験申込」ボタンを押すと、ログイン画面が表示されます。
ここで「新規登録(初めての方)」ボタンを押すと、「マイページアカウント作成」画面に切り替わります。
以下の手順で操作し、必要事項を入力してください。
- 「個人情報保護に関する基本方針」を読み、同意する
- 必要事項を入力する
- 入力した内容を確認し、アカウントを作成する
入力する必要事項は、以下のとおりです。
項目 | 注意点 |
---|---|
ログインID | 8文字~20文字で作成。半角英数字のみ使用可能 |
パスワード | 10文字~20文字で入力。ログインIDと異なる文字列を用意する。また以下4種類を組み合わせる
|
氏名 | 外字がある方は、必ず「外字(第1・第2水準以外)の有無」で「あり」を選択する |
生年月日 | 西暦で入力 |
性別 | – |
電話番号 | 平日日中に連絡のつく番号を入力する |
メールアドレス | 登録したアドレスに、ログインIDとログインURLが記載されたメールが届く |
受験案内メール希望 | 任意の項目。「設定する」をチェックすると、試験申込開始日に「試験申込開始の案内メール」が届く |
登録する項目のなかには、次の「試験に申込む」で入力しない項目があります。
氏名や生年月日、電話番号は代表的な項目です。
アカウント登録の段階だからと手を抜かず、正しい情報を確認したうえで登録しましょう。
試験に申込む
まず「電気技術者試験センター」トップページの「インターネット受験申込」ボタンを押し、ログイン画面でIDとパスワードを入力してログインしてください。
マイページが表示され、「試験申込」などのボタンが表示されます。
アカウント登録時から変更があった場合は、事前に「登録情報変更」ボタンを押して正しい情報に変更してください。
試験に申込む場合は「試験申込」ボタンを押し、以下の手順で進めましょう。
- 「試験申込」画面で、「第一種電気工事士試験」を選ぶ
- 留意事項を確認し、受験案内をダウンロードする。同意ボタンを押す
- 「申込内容の入力」画面で、以下の項目を入力する
- 支払方法を選択する
- 申込内容を確認し、申込完了ボタンを押す
申込みの入力画面で入力する項目は、以下のとおりです。
項目 | 入力のポイント |
---|---|
試験区分 | 筆記試験からの受験か、筆記試験免除かを選ぶ |
アンケート | 必須項目が多数。回答しないと先に進めない |
試験地 | 筆記試験と技能試験の受験地をそれぞれ指定する |
顔写真 | あらかじめ用意しておいた顔写真データをアップロードする |
援助措置申請 | 必要ない方は「なし」、必要な方は「あり」を選ぶ
身体障害者への援助や、漢字にふりがなをつける措置が可能 |
住所 | 受験票が確実に届く住所を入力する |
メールアドレス | 入力したメールアドレスに申込完了メールが届く |
また、支払方法は、以下の中から選択できます。
- クレジットカード(国際ブランドがVISA、MasterCard、Dinersの場合のみ使用可能)
- コンビニ
- ペイジー(Pay-easy)
- 銀行振込
なお援助措置を申請する場合は、申込み後に「援助措置申請」ボタンを押し、希望する援助措置を記入してください。
また身体障害者手帳など、援助措置が必要なことを証明する書類の画面も必要です。
必要な情報は、事前に用意しておくとよいでしょう。
受験料を支払う
試験申込の際に指定した支払方法に従い、受験料を支払います。
コンビニ、ペイジー、銀行振込の場合は、入金期限までに支払わないと申込みが取り消されることに注意してください。
申込み画面や申込完了メールに記載の「入金期限」を確認し、指定された日時までに必ず支払いましょう。
書面(郵送)申込みの流れ
第一種電気工事士試験は、郵送で申込むことも可能です。
インターネットが使えない方や回線状況が悪い方などは便利です。
ここからは郵送で申込む方法や注意点について、詳しく解説します。
書面提出用の受験案内を入手する
郵送で申込む場合は、書面提出用の受験案内と受験申込書、払込取扱票を入手する必要があります。
受験申込書や払込取扱票は、インターネットからダウンロードできないことに注意してください。
入手には1週間ほどかかるため、以下の方法で早めに入手しましょう。
- 返送用封筒として角2封筒を用意し、返送先の郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入する
- 返送用封筒に210円切手を貼り、「第一種電気工事士試験受験案内 請求」と朱書きする
- 送付用封筒の宛先は、電気技術者試験センター本部事務局
なお1回の請求で入手できる受験案内は、1部に限られます。
複数の方が協力してまとめて請求し、郵送料を節約することはできません。
受験申込書に必要事項を記入する
受験申込書の指示に従い、必要事項を記入してください。
顔写真も用意する必要がありますので、忘れないように準備しましょう。
払込取扱票に必要事項を記入し、受験料を支払う
払込取扱票にも必要事項を記入してください。
記入後は郵便局の貯金窓口やゆうちょ銀行に出向き、受験手数料を払い込みましょう。
払込の際、別途払込手数料がかかります。
また窓口は、平日の朝から夕方までしか営業していません。
土日休みの方は昼休みか休暇を使って、郵便局やゆうちょ銀行に出向く必要があります。
受験申込書を送る
受験手数料を払い込んだ後、受験申込書を発送します。
払込取扱票だけの提出では受験できないことに注意してください。
可能であれば「特定記録」や「簡易書留」など、記録が残る方法で提出すると安心です。
第一種電気工事士の試験申込みに関する注意点
第一種電気工事士の試験を申込む際には、以下のポイントに注意が必要です。
- 入力・記入項目をしっかりと確認する
- 試験地は指定できるが試験会場は指定できない
- 筆記免除希望者の注意点
- 氏名に外字が含まれる場合は外字登録を行う
ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
入力・記入項目はしっかり確認しよう
第一種電気工事士の試験申込みで入力・記入した内容は、免状交付に必要な「合格通知書」に記載されます。
記憶があやふやな項目がある場合は、申込む前にしっかり確認しておきましょう。
また、ケアレスミスにも要注意です。
以下に挙げる理由で誤入力・誤記入をするケースは少なくありません。
- 書き間違えた
- キーを打ち間違えた
- 変換を誤り、意図しない文字が入力された
このような状況であっても、よく確認せずに出願してしまうとその内容が有効になってしまいます。
申込む際には誤った内容が入力・記入されていないか、細心の注意を払って確認しましょう。
試験地は指定できるが、試験会場や午前・午後の指定はできない
第一種電気工事士では、出願する際に試験地は指定可能です。
筆記試験と技能試験を別々の試験地にもできます。
一方で以下の項目は、電気技術者試験センターから指定されます。
都合が悪い場合でも、変更を申し出たり受験者から指定したりできません。
- 試験会場
- 筆記試験の時間帯(午前・午後)
このため、どこの試験会場になっても大丈夫なように準備しておきましょう。
また試験当日は、1日予定を空けておくことをおすすめします。
筆記試験免除希望者の注意点
以下に該当する方は、筆記試験の免除を受けられます。
- 前回の筆記試験に合格した方
- 電気主任技術者の免状をお持ちの方
上記の方は申請により、技能試験のみ受験で合格可能です。
申請する際に注意したい3つのポイントを把握し、確実な申込みを行いましょう。
1. 受付期間は筆記試験受験者と同じ
筆記試験の免除を希望する場合でも、受付期間は筆記試験受験者と同じである点にご注意ください。
試験の受付は技能試験日の半年ほど前となるため、気がついたころには締め切られていたという状況となりがちです。
試験のスケジュールは、早めにチェックしておきましょう。
また、令和6年度からは上期・下期の年2回実施されます。
それぞれで受付期間が定められている点にも注意しましょう。
2. 前回の受験番号を確認しておく
前回の筆記試験合格者で筆記試験の免除を希望する方は、前回の筆記試験の受験番号を入力する必要があります。
不明な方は「免除情報の検索」ページで、受験番号を確認しておきましょう。
3. 電気主任技術者で免除を希望する場合は、証明書の提出を要する場合がある
電気主任技術者で免除を希望する場合、令和2年度以降の技能試験を受験したかにより手続きが異なります。
令和2年度以降の試験 | 必要な手続き |
---|---|
免除ありで申込み、証明書を提出した | 前回の技能試験の受験番号を入力する。証明書の提出は不要 |
上記以外 |
|
受験番号がわからない方は、「免除情報の検索」ページでご確認ください。
4. 氏名に外字が含まれる場合は外字登録を行う
氏名に外字(第1水準、第2水準)が含まれる場合は、別途外字登録の手続きが必要です。
オンラインか郵送のどちらでも手続きを行えます。
提出方法 | 手続き方法 |
---|---|
オンライン |
|
郵送 |
|
外字登録には締切日があるため、早めに手続きを済ませましょう。
まとめ
この記事では、第一種電気工事士試験の申込方法について、詳しく解説しました。
申込方法にはインターネット・郵送の2種類あるため、自分にて、適した方法を選びましょう。
多くのケースで事前に必要な書類があるため、早めの準備をおすすめします。
特にインターネット申込みを選ぶ場合は、事前にアカウント登録を済ませておくと楽に進められます。
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