有機溶剤作業主任者能力向上教育Web（オンライン）講座の概要

有機溶剤作業主任者能力向上教育は、Web（オンライン）講座でも受講できます。まずは、講座の概要やオンラインでの受講手順について詳しく解説します。

有機溶剤作業主任者能力向上教育とは

有機溶剤作業主任者能力向上教育とは、有機溶剤を取り扱う仕事の指揮・管理を担う有機溶剤作業主任者に対して実施される能力向上教育のことです。
労働安全衛生法第19条の2第2項の規定に基づいて実施されます。
有機溶剤作業主任者は、作業者や周囲の人間に労働災害が生じないよう、適切な指揮・管理をしなければならず、求められるスキルが高いです。そのため、5年を目安に能力向上教育を受講し、知識や技術力を更新する必要があります。

有機溶剤作業主任者能力向上教育のWeb（オンライン）講座の受講手順

有機溶剤作業主任者能力向上教育のWeb（オンライン）講座を受講する場合、手順は以下のとおりです。

• 利用端末（パソコン・スマートフォン・タブレット）などから申し込む
• 支払い方法（クレジットカード・銀行振込など）を設定して支払いする
• 必要な資料・情報が届くのを待つ
• 受講登録と初期設定をおこなって受講を開始する

初回でログインする場合、ユーザー名やパスワードの設定が必要です。また、本人確認で顔認証が求められる講座もあるため、カメラ機能が付いた端末で受講しましょう。

有機溶剤作業主任者能力向上教育Web（オンライン）講座の内容紹介

続いて、有機溶剤作業主任者能力向上教育のWeb講座がどんな内容で実施されるのか解説します。講座内容や受講対象者についてみていきましょう。

有機溶剤作業主任者能力向上教育の受講対象者

有機溶剤作業主任者能力向上教育の受講対象者は、有機溶剤作業主任者です。具体的には、以下の方が推奨されています。

• 有機溶剤作業主任者技能講習を修了後、おおむね5年を経過した方
• 有機溶剤作業主任者再教育（能力向上教育）を受講してから5年を経過した方

更新が義務付けられているわけではありませんが、労働災害防止の観点から5年を目安に受講が推奨されています。作業者・周囲の人間の安全を守るためにも、必ず能力向上教育を受講しましょう。

有機溶剤作業主任者能力向上教育の講習内容

以下の表は、有機溶剤作業主任者能力向上教育の講習内容をまとめたものです。

Web講座の場合は動画講義となるため、表の実施時間よりも動画時間が長い可能性があります。具体的な時間は受講する機関によって異なるため、事前にカリキュラムなどを確認しておくとよいでしょう。

有機溶剤作業主任者能力向上教育Web（オンライン）講座のメリットと特徴

有機溶剤作業主任者能力向上教育のWeb講座を受講するメリットは、以下のとおりです。

• 毎日のスキマ時間を有効活用できる
• 自分のペースで学習を進められる
• 顔認証システムによって不正受講も生じない

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

毎日のスキマ時間を有効活用できる

Web講座は、動画講義を視聴しながら進めるタイプの受講になるため、場所や時間に制限されません。自宅や通勤時間、休憩時間など好きなタイミングで受講できます。

例えば、講習会場に足を運んで受講する場合、スケジュールを調整しなければなりませんし、受講時間を選ぶこともできません。一方、Web講座であれば受講できるタイミングを調節できるため、毎日のスキマ時間を有効活用できるのがメリットです。

働きながら受講できるため、社会人にとって嬉しい受講形式といえるでしょう。

自分のペースで学習を進められる

Web講座は、スケジュールの調節が必要ないため、自分のペースで学習を進められます。一度の視聴で全ての動画を視聴しなければならないということもなく、区切りながらポイントを学習できるのがメリットです。

社会人の方であれば、日々の仕事が忙しく中々スケジュールを空けられないという方もいるのではないでしょうか。Web講座であれば、自分で進行管理できるため、余裕のある日に学習を進めて余裕のない日は控えめにするというように柔軟な調節が可能です。

顔認証システムによって不正受講も生じない

3-3顔認証システムによって不正受講も生じない
Web講座の中には、顔認証システムを導入している機関もあります。顔認証システムによって本人以外の受講ができないため、不正受講を防げるのもメリットです。

事業者がWeb講座で作業者に受講を一任する場合、「本当に受講しているのか不安…」と気になることもあるでしょう。顔認証システムであれば、本人以外受講を進められないため、不正が生じることもありません。

有機溶剤作業主任者能力向上教育Web（オンライン）講座のデメリット

Web講座にはメリットがありますが、一方で以下のようなデメリット・注意点があります。

• インターネット環境が必要
• 学習のモチベーション維持が難しい

デメリットまで把握しておくことで、本当にWeb講座が適しているのか判断しやすくなります。ここでは、それぞれのデメリット・注意点を詳しくみていきましょう。

インターネット環境が必要

Web講座は、インターネット上で本人確認して受講する仕組みです。そのため、インターネット環境を自分で準備する必要があります。

また、本人確認は毎回必要なので、カメラ機能が付いたパソコン・スマートフォン・タブレットでなければなりません。パソコンであれば、外付けのWebカメラを別に購入・用意する方法もあります。

自宅にWi-Fi環境が整っていない場合はフリーWi-Fiを利用したりインターネット回線を整えたりすることで受講可能です。インターネット環境を整えてWeb講座を受講しましょう。

学習のモチベーション維持が難しい

Web講座は、自分のペースで進められますが、モチベーションの維持が1つの課題です。良くも悪くも自分のペースで進めることになるため、計画的に学習を進めなければ修了まで長い期間を要する可能性があります。

普段、仕事や家事などで忙しい社会人であれば、すきま時間を上手く活用して学習を進めなければなりません。起床後や就寝前、通勤途中の交通機関内や休憩時間など、日々の時間をいかに効率よく使うかがポイントとなります。

モチベーションを維持できるよう、受講する前におおよその計画を立てておきましょう。無理のない計画を立てつつ、計画に沿って進めることが大切です。

CIC日本建設情報センターのWeb（オンライン）講座

CIC日本建設情報センターでも、有機溶剤作業主任者能力向上教育のWeb（オンライン）講座を提供しております。CIC日本建設情報センターは、長年培ってきたノウハウを活かし、ポイントを絞った分かりやすいテキストと専門講師による動画講義で、必要な知識・技術力を効率よく学習できるのがメリットです。

ここからは、CIC日本建設情報センターのWeb講座について特徴をご紹介します。

1. 専用アカウントの発行

CIC日本建設情報センターでは、受講者一人に対して1つの専用アカウントを発行しています。アカウントを利用することで、場所や時間に制限されず、好きなタイミングでアクセス可能です。

また、学習履歴や進捗の状況を確認できるのも特徴です。講習をどれくらい受講できているのかなども確認できるため、計画的に進められます。

2. 顔認証システムでの受講確認

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、顔認証システムを導入しています。これにより、本人以外が講習を進められないため、不正受講が生じることもありません。

顔認証は、受講開始時や途中確認のタイミングなどで自動的に行われる仕組みなので、本人が席についていないと進められないようになっています。事業者側から見ても、安心して受講を任せられるシステムです。

3. 修了証の多様な発行形式

Web講座修了後、受講者に対して修了証が発行されます。

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、PDF版とカード版の2種類の発行形式を用意しております。PDF版は、Web講座修了後すぐにダウンロード可能です。カード版の修了証は携帯のしやすさから、現場で修了証をすぐ提示できるのがメリットといえます。

自分に適した方法で修了証を発行してください。

まとめ

この記事では、有機溶剤作業主任者能力向上教育のWeb（オンライン）講座について詳しく解説しました。Web講座は、場所や時間に制限されないため、好きなタイミングで学習を進められるのがメリットです。

CIC日本建設情報センターでも有機溶剤作業主任者能力向上教育のWeb講座を用意しております。受講者がモチベーションを維持しつつ、効率的に学習を進められる内容ですので、ぜひ受講をご検討ください。