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ジャッキ式つり上げ機械運転特別教育式つり上げ機械運転特別教育とは?特別教育の受講方法も紹介
公開日:2025年2月27日 更新日:2025年2月27日
ジャッキ式つり上げ機械運転特別教育式つり上げ機械運転特別教育とは?特別教育の受講方法も紹介
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育とは、建設現場などで活躍するジャッキ式つり上げ機械の運転業務で義務づけられている教育のことです。
大型でかなり重量のあるものを吊り上げて運搬作業などを行うため、現場では細心の注意を払い労働者の安全を確保しなければいけません。
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務を行うためには、事業者は担当作業員にジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育を受講させる必要があります。
特別教育はどのように受講すれば良いのでしょうか、また受講方法についても紹介いたします。
目次
ジャッキ式つり上げ機械とは
ジャッキ式つり上げ機械とは、動力を使いワイヤーロープなどのつり具で荷物をつり上げたり下げたりする機械のことです。
大型で重量ある荷物を、移動させたり高いところに設置したりすることができます。
主に建設現場や工場などで利用されています。
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る者とは
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る者というのは、ジャッキ式つり上げ機械を運転する者のことをいいます。
運転者は重量(60トンから重いものになると5,000トン位)のある大きな荷物のつり上げ下げを行うため、特別な知識や技術が必要です。
ジャッキ式つり上げ機械が活躍する作業現場は、荷物の滑落や機械の転倒など常に危険な環境であることは間違いありません。
大きな事故に繋がることを防ぐためにも、運転者の安全に対する意識を高めることは必要不可欠であると考えられます。
常に危険の伴う労働環境の中、労働者の安全を確保することが事業者には義務づけられています。
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務の仕事
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務の具体的な仕事内容は、以下の通りです。
- ジャッキ式つり上げ機械の点検・調整
- ジャッキ式つり上げ機械の運転
- ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務においての作業計画の策定
- ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務の管理
資格取得のメリット
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務の資格は国家資格ですが、講習のみで試験がないなど比較的取得しやすい資格となっています。
ジャッキ式つり上げ機械は、建設現場や工場現場など幅広く活躍しており需要が多いため、資格を保有していれば就職先への強みにもなります。
活躍する場所
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務の資格があれば、機械を導入している現場ならどこでも活躍することができます。
また、ジャッキ式つり上げ機械を運転するには、資格保有者に従事させることが義務づけられているため資格保有者は重宝されます。
運転者の活躍する場所は、主に建設会社や工場または土木作業現場などです。
将来性
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務の資格を保有していれば、建設現場や工場現場などの就職先への強みとなります。
転職する場合にも役立ちますし、運転者に対して特別手当を支給している企業も多くあるため、持っていて損はありません。
今後も需要は続くと考えられ、安定した就職が望めるでしょう。
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育について
建設現場や工場の事業者は、労働環境の安全と効率化や保全を図る必要があります。
そのためには個々人に、労働環境が決して安全ではないことを自覚させて日々の労働にあたらせなくてはなりません。
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育を受講することで、自覚し運転者としての資質があがり、自ずと労働環境の安全を保つことができるのです。
受講資格
受験資格は満18歳以上であれば特別な資格は必要ありません。
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育は資格がなければ運転することはできないため、基本的には運転をしたことがない人ばかりが受講します。
受講形式
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育の受講形式は、学科が6時間、実技が4時間の計10時間程度の講座となります。
受講方法
講座の受講方法は全国各地の研修センターなどで取り扱っています。
主に次の方法での講習となります。
- 通学講座
- 講師の出張講座
- 社内講師による講座
- Web(オンライン)講座
通学講座は日程や場所の指定があり会場にて対面式の講習です。
出張講座や社内講師による講座は、それぞれ自社にて日程の指定があり対面での講座となります。
Web(オンライン)講座は、通信環境や器材が準備できておれば、いつでもどこでも視聴することができるというものです。
本人が受講できているかどうかの確認は顔認証システムの導入がされておれば問題ありません。
今までの主流は通学講座が基本的な特別教育の講座でしたが、最近では簡単で便利なWeb講座(オンライン)が人気となっています。
各研修機関でも次々と導入している傾向にあります。
CIC日本建設情報センターは、各種特別教育を取り扱っており実績も重ねてきました。
またWeb(オンライン)講座は顔認証システムの導入をいち早く行っており、丁寧でわかりやすく安心な講座を提供しています。
カリキュラム
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育のカリキュラムは以下の通りです。
【学科】
科目 | 範囲 | 時間 |
---|---|---|
ジャッキ式つり上げ機械に関する知識 | ジャッキ式つり上げ機械(安衛法第36条第10号の4の機械をいう)の種類及び用途、保持機構、ワイヤーロープ等、作動装置、制御装置、同時開放防止機構等の安全装置の構造及び取扱いの方法 ジャッキ式つり上げ機械の据付け方法 |
3時間 |
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転に必要な一般的事項に関する知識 | ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の必要な力学、調整方法、合図方法 | 2時間 |
関係法令 | 法令及び安衛法中の関係条項 | 1時間 |
合計 | 6時間 |
【実技】
科目 | 時間 |
---|---|
ジャッキ式つり上げ機械の調整及び運転の方法 | 4時間 |
合計 | 4時間 |
修了証の発行
講習が完了すると修了証が発行されます。
他の資格を取得するときに必要な場合がありますので、大切に保管することをおすすめいたします。
CICのWeb(オンライン)講座の場合は、受講後すぐにPDFでダウンロードすることができます。
またカードタイプの修了証を希望する人には、申請をすれば郵送で送付することもできるので便利で安心です。
ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に向いている人とは
重い荷物のつり上げをしたりつり下げをしたり、単調ですが慎重に行わないといけない危険を伴う作業です。
そのため細かい作業が好きで、単調な作業でも責任を持って仕事を続けられる人が向いてると言えます。
また現在建設現場や工場で働いている人は、自身の活躍する場所を広げるためにも早めに資格を取得しておくことをおすすめします。
資格を保有するだけでなく、知識や技術を学んでおくことは必ず自身の身となって役にたつ日がやってくることでしょう。
まとめ
ジャッキ式つり上げ機械の運転手は、世の中の発展に伴い今後も活躍の場所は数多くあると予測されます。
資格があれば安定した職場を得ることも期待できますが、職場環境は手放しで安全とは言えません。
どんなに改善しても完璧に安全とは言い切れず、やはり労働者1人ひとりが自覚を持って職務に就く覚悟が必要ということになります。
事業者は安全で効率よく、労働環境の良い職場を確保する義務があります。
そのため運転者となる者は、ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育を受講し知識と技術を身につけなければならないのです。
事故のない安全な労働環境づくりをし安心して働けることができれば、労働者の意識も自ずと変化してくるでしょう。
それは業績向上にも繋がるのではないでしょうか。
CIC日本建設情報センターの特別教育は、事業者様に合った受講方法を選ぶことができます。
安心でわかりやすい講座となっておりますので、ご興味のある方はぜひご検討ください。