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刈払機の安全衛生教育とは?講習の内容や概要についてご紹介

公開日:2024年9月20日 更新日:2024年9月20日

刈払機の安全衛生教育とは?講習の内容や概要についてご紹介

現場の雑草を除去するために、刈払機での作業が必要になることがあります。しかし、刈払機は誰でも扱える道具ではなく、安全衛生教育を受講しなければいけません。

そこで今回は、刈払機の安全衛生教育について詳しくお伝えします。刈払機の安全衛生教育とはどのようなものか、安全衛生講習を受けるにはどのようにしたらよいのか、オンラインでも受講できるかも解説します。


CIC刈払機取扱作業者安全衛生教育




目次

刈払機の安全衛生教育とは

刈払機の安全衛生教育とは

刈払機の安全衛生教育は、特別教育に準ずる教育として定められています。平成12年2月16日に労働省から、都道府県労働基準局長に通達がありました。その内容は刈払機の作業に携わる作業員に、安全衛生教育を受講させるようにということです。それ以降、刈払機を扱う作業員は、安全衛生教育を受けることになったのです。

特別教育に準ずる教育が定められている

刈払機の安全衛生教育は、刈払機を扱う従業員が受講するように定められています。刈払機を扱うのに特別な資格はありませんが、安全衛生教育を受けなければいけません。

そのため、刈払機の安全衛生教育の講習は、刈払機を扱う資格のようなものです。定められた学科や実技を規定時間受講することになっています。

取扱い方法についての知識が必要

刈払機の安全衛生教育の受講が義務付けられた背景には、刈払機の取り扱いには正しい知識が必要だと認識されたことが挙げられます。刈払機は、取り扱いを間違えると大きな事故を引き起こしてしまうからです。

最悪の事態を防ぐためにも、刈払機の取り扱いに関する正しい知識や理解が必要とされました。そして、取り扱う方法として実技も行われるようになったのです。

刈払機の安全衛生教育講習について

刈払機の安全衛生教育講習

刈払機の安全衛生教育講習について、以下の事項を説明します。

  • 日本全国で行われている
  • 対象者・受講料金
  • 受講の持ち物
  • 支払い方法

刈払機の安全衛生教育を従業員に受けさせたい事業者の方、受けたいと思っている方は参考にしてください。

日本全国で行われている

刈払機の安全衛生教育講習は日本全国で行われていますが、それほど数多くの会場があるわけではありません。しかし、学科実技合わせて1日6時間のみで済むので、少し遠くの会場に出向くのもおすすめです。

受講内容は以下の通りで日本全国で共通しています。

学科

  • 刈払機の知識:1時間
  • 刈払機の作業に関する知識:1時間
  • 刈払機の点検や修理に関する知識:0.5時間
  • 振動障害や予防に関する知識:2時間
  • 関係法令:0.5時間

実技

  • 刈払機の作業等:1時間

受講を終えると修了証が発行されます。

対象者・受講料金

刈払機の安全衛生教育受講の対象者は刈払機の作業者で、受講料金は受けるところにより多少異なりますが1万円前後が相場です。受講料は教材費も込みで記載されているところが多いですが、一応確認しておいた方が良いでしょう。受講料の案内ページに詳しく記されています。

また、ホームページで受講料金を確認する際は、他の安全衛生教育の同じページに記されていることも多いので、他の科目の受講料と間違えないようにしましょう。

受講時の持ち物

受講時の持ち物は以下の通りです。

  • 受講料金(受講先にもよりますが、受講料金の受領証か現金を持参する場合があります。)
  • 筆記用具
  • 軍手か手袋
  • 帽子かヘルメット
  • ゴーグル
  • 長靴かスニーカー
  • 雨具
  • 本人確認書類※
  • 以前、安全衛生教育を受けた場合は修了証等の原本(受講先にもよります。)

※本人確認書類は自動車免許証、発行日から6か月以内の住民票(マイナンバーの記載がないもの)、公的機関発行の証明書(パスポート等)、外国人の場合は在留カード等です。

支払い方法

受講料の支払い方法は、受講先によって異なりますが、以下の方法で支払う場合が多いでしょう。

  • クレジットカード
  • 銀行振り込み
  • コンビニ払い
  • 当日の現金払い

受講先によっては、受講日当日にコンビニ払込受領証の原本かコピーを持参する場合もあります。その際は忘れないように受領証はお財布など、いつでも持っている物に入れておきましょう。

人によってはクレジット決済でポイントをためている場合もあります。ご都合の良い方法できちんとお支払いください。

刈払機の安全衛生教育の講座はWEBも可能

刈払機の安全衛生教育の講座はWEBも可能

刈払機の安全衛生教育の講座はWEB受講も可能です。CICでも取り扱っておりますので、自宅近くに受講できる会場がない場合は、WEBの活用をおすすめします。とくに沖縄在住の方は受けられる会場が少ないです。

ここでは刈払機の安全衛生教育のWEB講座についての以下の情報を紹介します。

  • 24時間いつでも受けられる
  • AI顔認証システムが適用
  • 動画学習を実施するための条件
  • プログラム例

WEB受講をお考えの方は参考にしてください。

24時間いつでも受けられる

WEB受講は24時間いつでも受けられるので、早朝や夜中など受講に集中できそうな時間に受けることも可能です。また、通勤途中の電車やバスの中、乗り換えの待ち時間、病院の待ち時間などのスキマ時間に受けるのもおすすめです。時間を有効に使いたい人、周囲を気にせずマイペースで受講したい人にもおすすめできます。

ただし、実技はWEBではできないため、各事業所で実施責任者を選任して行います。法令で1時間と定められているので、作業前の安全確認や使用方法など、業務内容に合う実習を行ってください。

AI顔認証システムが適用

受講先にもよりますが、AI顔認証システムが適用されている場合があります。顔認証システムの場合は、登録した顔で本人確認ができるので便利です。

労働局確認済みのWEB受講では、受講者の動画学習をきちんと確認ができ、受講状況がわかるようになっています。万が一不正受講があれば、自動的に停止されるシステムもあります。

逆に顔認証が導入されていないWEB受講は本人が受けたか確認できないため、無効になったケースが報告されているので注意が必要です。

動画学習を実施するための条件

動画学習を実施するためには以下のいずれかが必要です。

  • カメラ付きスマートフォン
  • タブレット
  • パソコン

カメラが内蔵されていない端末の場合は、外付けのウェブカメラが必要になるので、ご注意ください。

プログラム例

WEB受講のプログラム例は、刈払機に関する知識、刈払機を使用する作業知識、刈払機の点検や整備に関する知識です。そして、振動障害や予防に関する知識、関係法令等が収録されています。

動画を見た方がわかりやすいと思う方、近くに受講会場が見当たらない方は、ぜひとも当社のWEB動画で講座を受けてください。

まとめ

刈払機の安全衛生教育に関するまとめ

刈払機の安全衛生教育の講座は、日本全国で行われていますが、それほど多くありません。従業員を受講させたいと考える事業主の方、受講したいと考えている方は、ネット検索で探してみてください。学科と実技で合わせて6時間の受講なので、多少遠い場所でも1日で済みます。

しかし、自宅付近で受けられる場所がない、WEBで受講する方が効率がいいと感じる場合はWEB講座を選択することも可能です。CICでも顔認証ができる講座を取り扱っておりますので、ぜひともご活用ください。実技部分は各会社で行うようお願いいたします。


CIC刈払機取扱作業者安全衛生教育

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