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熱中症予防管理者はWeb講座がおすすめ!受講概要と流れを解説
公開日:2024年6月28日 更新日:2024年6月28日
熱中症予防管理者はWeb講座がおすすめ!受講概要と流れを解説
地球温暖化現象も伴い、気温の上昇は問題となっています。耐えがたい暑さは夏だけにとどまらず、熱中症患者を増加させていくばかりです。
熱中症というのは、湿度の高い暑さに長時間さらされることによって体内の塩分のバランスが崩れ、体調不良を引き起こしてしまう症状のことを言います。
体調不良になっても何の対策もとらずに放置していると、命にも危険が及んでしまう恐ろしい病気です。とくに高血圧症や腎臓病などの持病を持っている人などは注意が必要です。
厚生労働省からの通達「職場における熱中症の予防について」(平成21年6月19日付基発第0619001号)によって、事業者への注意喚起が行われました。
これにより事業者に対し、熱中症の危険性のある作業場に従事する労働者が、自ら健康管理が行えるよう正しい知識を学ばせることを義務づけました。
目次
熱中症予防管理者とは
熱中症は恐ろしい病気ですが、正しい知識で予防や素早い対策、処置を行えば重症化を防げます。
職場の仲間たちの健康を守り安全な職場環境作りのために、正しい知識を習得することは管理者として大切な職務です。
熱中症には次の症状が現れることがあります。どのように対応すべきか的確なタイミングや病状の進行具合によって処置が変わります。
- めまい・顔のほてり
- 筋肉痛・筋肉のけいれん
- 身体がだるい・吐き気がある
- 汗のかきかた
- 体温が高い・皮膚の異常
- 呼びかけに反応しない・まっすぐ歩けない
- 水分補給ができない
熱中症予防管理者労働衛生教育Web講座の概要
安全衛生教育にはさまざまな講習が用意されていますが、受講方法もその人の好みや都合によって選べます。
一般的なのは会場で人数を集めて、まとめて受講する方法です。また社内で受講する人数が一定数以上集まれば、講習機関が専門の講師を派遣して出張講座を開催してくれる方法もあります。
そのような中、最近好評なのはWeb講座(オンライン講座)です。ネット環境が整ってPCやスマートフォンさえあれば、いつでもどこでも受講できます。
対象者
熱中症予防管理者労働衛生教育を受講する必要のある対象者は次の通りです。
- 建設業・建設現場に付随して行う警備員等
- 高温多湿な作業場所で作業する者、または管理者
熱中症予防管理者労働衛生教育の内容
熱中症の症状、メカニズムについて詳しく知り、予防の方法や処置、具体的な熱中症の事例や関係法令について、約3時間半ほどの講習会です。
試験などはなく講習を受講することで資格が与えられます。職場の仲間の安全を守るためにも、大切な知識と言えるでしょう。
受講はWeb講座が行われているとこもあり、会場で学ぶよりもずっと手額で拘束されないことで人気が高まっています。
使用する主な業種
熱中症予防管理者労働衛生教育を受講するにあたって、必要な業種は次の通りです。
- 建設・土木工事業
- 解体工事業
- 鉄鋼業
- 金属製造業
- 農林水産業
- 電気通信工事業
- 機械器具製造業
- 産業廃棄物処理業
- 倉庫業
- 板金・塗装業
- 機械器具設置工事業
熱中症予防管理者労働衛生教育Web講座のカリキュラム
熱中症予防管理者労働衛生教育Web講座のカリキュラムは、厚生労働省の平成21年6月19日付基発第0619001号、平成28年基安発第1号に基づき実施されます。
科目・範囲 | 講習時間 |
---|---|
熱中症の症状 | 0.5時間 |
熱中症の予防方法 | 2.5時間 |
緊急時の救急処置 | 0.25時間 |
熱中症の事例 | 0.25時間 |
合計 | 3.5時間 |
熱中症予防管理者労働衛生教育Web講座の概要
講座の概要は以下の通りです。
- 講座の名称:熱中症予防管理者 労働衛生教育
- 準拠法令:平成28年2月29日基安発0229第1号ほか関連通達
- 講座対象者:高温多湿の作業場所にて管理する者
- 受講資格:満18歳以上
- 受講時間:3.5時間
- 受講料:7,000円~10,000円前後
熱中症予防管理者労働衛生教育Web講座で受講するメリット・デメリット
熱中症予防管理者労働衛生教育には、会場で受講・出張講座などの受講方法がありますが、最近は手軽に受講できるWeb講座が好評です。
Web講座は個人的に申し込むこともできますし、企業で申し込む場合もあります。
Web講座で受講するメリット
Web講座での受講は、ネット環境が整っていてパソコンやスマートフォンがあれば、24時間いつでもどこでも開始できるところがなによりも魅力です。
また契約期限内であれば受講を途中でストップさせて、また好きな時間に再開させることもできます。より内容を深く理解するために自分のペースで学習することが可能です。
会場へ赴いて受講する場合のように、会場までの交通費やその他の雑費などの無駄な経費もかかりません。他の受講者と顔を合わせることもありませんので、学習に集中できます。
Web講座で受講するデメリット
監視する人がいないという緊張感のなさによって、しっかりと学習できない可能性があります。また同じ理由から、最後まで受講できず中途半端に終わってしまうかも知れません。
共に受講する人との交流ができず、情報交換ができないというのもデメリットと言えます。
CIC日本建設情報センターのWeb講座
CIC日本建設情報センターで受講する、熱中症予防管理者労働衛生教育のWeb講座は、受講から修了証発行まですべてオンラインで完結します。
CIC日本建設情報センターのWeb講座の大きな特徴は、顔認証システムを導入しているところにあります。そのためいつでもどこでも、手軽にパソコンやスマートフォンから受講できるものです。
忙しくて時間のない人でも隙間時間にささっと受講できるのが魅力です。
必要な環境
CIC日本建設情報センターのWeb講座に必要な環境は次の通りです。
- インターネットが利用できる環境にあること
- カメラ付きのパソコン、タブレット、スマートフォン等
- アカウントは1人1つ(複数人では利用できません)
顔認証システム
CIC日本建設情報センターのWeb講座の最大の特徴は、顔認証システムを導入しているところにあります。顔認証システムが搭載されたWeb講座だから、確実に本人が受講したことを証明できます。
- 受講前に提出した顔写真と受講者の顔を常に照合
- 受講中、カメラに顔が映らなくなったら自動的に講座が停止
- 速度や再生時間の変更を防止
修了証の発行
受講修了後、希望者は修了証をPDFで発行することが可能です。
またカード型修了証も選べますので、ご自身に合ったタイプをお選びください。
まとめ
高温多湿の場所で作業を行っている人は大勢います。
- 建設業:夏の炎天下での建築作業
- 製造業:炉など高温の機械器具を使用する工場
- 農業:炎天下での農作業等
- 運輸業:高温の締め切った倉庫内での積み荷上げ下げの作業
- 造船業:造船所での溶接や鉄の加工など
- サービス業:野外イベントの設営など
- 公共サービス:消防士や警察官など救助・警備活動
以上の業務に従事する作業員の健康を守るために、管理者は熱中症を正しく理解し意識を高めることが求められます。
突発的なことが起こってもすぐに対応できる力を発揮するためにも、熱中症予防管理者労働衛生教育を受講することが求められます。
手軽に受講することのできるWeb講座をぜひご利用ください。